西武ホールディングスは傘下の西武不動産(東京都豊島区)を通じて、中古住宅再生事業を手がけるイーグランドの完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施する。不動産事業ポートフォリオの多角化につなげる狙い。

西武HDはグループの中長期戦略として「不動産事業を核とした持続的な成長の実現」を掲げており、その一環となる。

イーグランド株式の買付価格は1株につき4858円。TOB公表前日の終値1930円に151.71%のプレミアムを加えた。買付予定数は617万4876株。下限は所有割合66.48%にあたる410万5200株。買付代金は最大299億9700万円。

買付期間は4月1日~5月18日の30営業日。決済の開始日は5月25日。公開買付代理人は岡三証券。

イーグランドはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。

イーグランドは1989年に恵久ホームとして設立。

1996年、新潟県湯沢町のリゾートマンションを不動産競売で落札取得したのを機に、居住用や収益用の中古住宅再生事業に乗り出した。2007年に現社名に変更。2013年にジャスダック上場。東証2部を経て2017年に東証1部に昇格(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。

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