
日本には大手、中小・ベンチャーを問わず、高い知名度やブランド力を誇る企業が少なくない。その半面、案外知られていないのがネーミングの由来。
MS&ADインシュアランスグループホールディングス
大手損害保険グループの一つ。東京海上ホールディングス、SOMPOホールディングスと並んで「3強」を形成する。
見ての通り、社名がやたらと長く、25文字に及ぶ。それもそのはず、5社を超える数の損保会社が結集しているためだ。「MS&ADホールディングス」を略称として用いている。
社名にある「MS」は「三井住友海上」、「AD」は「あいおいニッセイ同和」を表し、保険持ち株会社の下で、それぞれが中核事業会社の役割を担っている。
三井海上火災保険と住友海上火災保険が経営統合して三井住友海上グループホールディングスを発足させたのは2008年。そして2010年に、あいおいニッセイ同和損害保険が合流して、現在のMS&ADインシュアランスグループホールディングスに社名を変更した。
あいおいニッセイ同和は元々、あいおい損害保険とニッセイ同和損害保険の合併会社。さらに元をただせば、あいおいは大東京火災海上と千代田火災海上保険、ニッセイ同和はニッセイ損害保険と同和火災海上保険を母体とする。
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文:M&A Online編集部