2025年6月2日
ゲオホールディングス<2681>、決済端末修理費用補償保険などのあおぞら少額短期保険を子会社化
リユース事業大手のゲオホールディングスは、少額短期保険に関するノウハウを獲得し、グループ全体の事業拡大や顧客満足度の向上を図る。商品破損や故障時の修理や交換需要の増加に対応する狙い。
横浜ライト工業<1452>、既存杭引抜工事の福山テクノを子会社化
既存杭の引抜工事を専門に手がける横浜ライト工業は、同業の福山テクノ(鹿児島県霧島市)を子会社化し、西日本エリアでの施工体制の拡充や熟練工・専門技術者の人材獲得を図る。福山テクノは1994年設立で、売上高8930万円、営業利益△5760万円、純資産5億1100万円(2024年6月期)。
フレアス<7062>、ホスピス事業などをリベルケアに譲渡
フレアスは、医療対応型療養施設(ホスピス)事業と看護小規模多機能型居宅介護施設の一部をリベルケア(名古屋市)に譲渡する。これまでホスピス事業を中心とした成長を基本戦略としてきたが、利用者獲得や人材採用の遅れなどで厳しい事業運営が続いていた。今後は祖業で収益性の高いマッサージ直営事業とフランチャイズ事業に経営資源を集中する。
ケア21<2373>、あさひから訪問介護事業を取得
関西を地盤に訪問介護・施設介護事業を手がけるケア21は、大阪市淀川区・西淀川区での事業基盤強化のため、あさひ(大阪市)から訪問介護事業所2拠点を取得した。すでに同地域で複数の訪問介護事業所を運営しており、営業力の強化や介護人材の効率的な確保・配置などの相乗効果を見込む。
GMO TECH<6026>とデザインワン・ジャパン<6048>、2025年10月に経営統合へ
インターネット広告・集客支援のGMO TECHと、口コミ店舗検索サイト「エキテン」運営のデザインワン・ジャパンは、経営統合により両社のプラットフォームを活用した集客支援事業の拡大を目指す。管理部門の効率化などの相乗効果も見込む。
2025年6月3日
トヨタグループ、豊田自動織機<6201>をTOBで非公開化
モビリティの領域を「ヒト、モノ、情報、エネルギー」の4つの視点で捉えているトヨタグループが、「ヒトの移動」だけでなく「モノの移動」にも注力するのが狙い。
魁力屋<5891>、ラーメン店運営のグランキュイジーヌを子会社化
ラーメンチェーンの魁力屋は、「肉そばけいすけ」や「札幌みその一期一会」などのラーメン店を展開するグランキュイジーヌ(東京都中央区)を完全子会社化することで、複数ブランドを束ねた持続的成長モデルの構築を狙う。
2025年6月4日
牧野フライス製作所<6135>、MBKパートナーズによるTOBを受け入れて株式を非公開化
工作機械大手の牧野フライス製作所は、アジア系投資ファンドMBKパートナーズ(東京都千代田区)の完全子会社となることで、東証プライム市場への上場を廃止して株式の非公開化を狙う。牧野フライスは今年5月にニデックによる同意なきTOB(株式公開買い付け)を回避したばかり。牧野フライスはTOBへの賛同を表明し、株主に応募を推奨している。
グリーンエナジー&カンパニー<1436>、不動産業のいえとち不動産を子会社化
グリーンエナジー&カンパニー傘下のグリーンエナジー・ライフ(徳島市)は、家庭のエネルギー消費が実質的にゼロとなる「ZEH(ネットゼロ・エネルギー・ハウス)」の開発・販売を手がけている。今後は商品企画力の強化を重要な課題とし、販売子会社として、いえとち不動産(徳島市)を取得した。これにより商品企画部門が商品開発に専念できる体制を整える。いえとち不動産は売上高1700万円、営業利益200万円、純資産2500万円(2024年3月期)。
ヨシックスホールディングス<3221>、甲羅から和食店「海老どて食堂」事業を取得
居酒屋チェーンを展開するヨシックスホールディングスは新業態の開発を進めており、その一環。傘下のヨシックスフーズ(名古屋市)を通じて、甲羅(愛知県豊橋市)が運営する和食店「海老どて食堂」1店舗を取得する。多様化する顧客ニーズへの対応力を強化する狙い。
データセクション<3905>、データセンター管理・運用の英国CUDO Venturesを子会社化へ
データセクションは、アジア・ヨーロッパ地域で最大規模となるAI(人工知能)データセンターの開設を目指しており、その一環。画像処理半導体(GPU)大手の米国NVIDIA認定のAIパートナーである英国CUDO Ventures Ltd.(ロンドン)とは、AIデータセンターの運営連携のため今年2月に業務提携した。その後、台湾サプライヤーからCUDOが子会社であることがNVIDIA製GPU調達の前提条件とされたことなどから、今回、子会社化することで基本合意した。
2025年6月5日
ユカリア<286A>、医療・介護業界向けマネジメントシステムのエピグノを子会社化
病院向け経営支援や介護施設事業を展開するユカリアは、医療・介護業界向けに特化したDX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションを展開するエピグノ(東京都中央区)を子会社化することで、医療機関向けの人材ソリューションの高度化や業務負担軽減の支援強化などを狙う。
2025年6月6日
スターツ出版<7849>、観光アプリ開発・運営のRelyon Tripを子会社化
スターツ出版が手がける商業施設向けの集客支援サービスやレストランのWEB予約サービスと、Relyon Trip(大阪市)のノウハウを組み合わせることで、新たなサービスの展開を狙う。Relyon Tripは飲食店や観光地を画像を中心に紹介する観光アプリ「SASSY」の開発・運営をしている。
芙蓉総合リース<8424>、中古フォークリフト販売・レンタルを展開するタイのマテハングループ3社を子会社化
みずほ系総合リース大手の芙蓉総合リースは、国内外で物流事業の拡大を進めており、その一環。タイでフォークリフト事業を手がけるマテハングループと、物流ソリューション事業の現地子会社との連携を推し進め、フォークリフト事業を強化する。
ヤマタネ<9305>、コメ卸・販売の農産ベストパートナーを子会社化
コメ卸事業を手がけるヤマタネは、九州産のコメを取り扱う農産ベストパートナー(熊本県⼭⿅市)を子会社化し、EC(電子商取引)事業の強化と西日本への事業拡大を進める。
三桜工業<6584>、自動車部品メーカーのメキシコWinkelmann Powertrainを子会社化
自動車部品メーカーの三桜工業は、燃料用などの自動車配管市場で世界シェアトップを目指しており、その一環。自動車部品を製造するWinkelmann Powertrain México S. de R.L. de C.V.(WPM)は米国向けにピックアップトラック用部品などを製造しており、子会社化することで米国でのシェア拡大につなげる。WPMは売上高68億1000万円、営業利益2億4300万円、純資産42億8000万円(2024年12月期)。
フジ・コーポレーション<7605>、宇佐美鉱油によるTOBを受け入れて株式を非公開化
タイヤ・ホイール販売のフジ・コーポレーションは、石油販売大手の宇佐美鉱油(愛知県津島市)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れて株式を非公開化する。宇佐美鉱油が展開する全国規模の店舗網を活用したタイヤ・ホイールの商圏や販売機会の拡大に加え、両社の自動車関連サービスのワンストップでの提供が狙い。上場維持コストの削減も見込む。
NFKホールディングス<6494>、半導体・電子部品開発製造のキャストリコ<6695>をTOBで子会社化
工業炉燃焼装置関連事業のNFKホールディングスは、事業ポートフォリオの多様化を目的に、持ち分法適用関連会社で半導体・電子部品の開発・製造を手がけるキャストリコを子会社化する。今後成長性が見込める半導体関連事業を拡大し、強固な経営基盤の構築につなげる。