2025年8月12日

日本エンタープライズ<4829>、業務系システム開発の渚を子会社化

体調管理アプリやゲームなどの個人向けスマホアプリ、法人向けシステムの開発を手がける日本エンタープライズは、渚(東京都港区)を完全子会社化することで、開発力や開発領域の拡大につなげる。

エフ・コード<9211>、動画編集スクール運営のブイストを子会社化

子会社を通じてSNS支援やオンラインスクール事業を運営するエフ・コードは、動画編集スクール「ブイプロ」を運営するブイスト(福岡市)を完全子会社化することで、講座開発やキャリア支援といった自社のスクール事業拡大につなげる。

And Doホールディングス<3457>、リフォーム事業を譲渡

不動産売買や住宅のリースバック、不動産担保融資などを展開するAnd Doホールディングスは、傘下のハウスドゥ・ジャパン(京都市)が手がけるリフォーム事業を譲渡することで、不動産と金融を融合させたサービスへの取り組みを強化し、収益性や成長性の高い事業に経営資源を集中する。

ダイニック<3551>、中国子会社で接着芯地メーカーの昆山司達福紡織を現地社に譲渡

書籍用クロスや接着芯地、自動車内装用不織布などを製造するダイニックは、完全子会社の昆山司達福紡織有限公司(中国江蘇省)で予定していたサーマルトランスファーリボンなどの情報関連事業計画を中止し、同社を売却することで事業の「選択と集中」を狙う。

ハードオフコーポレーション<2674>、同業のエコノス<3136>をTOBで子会社化

ハードオフコーポレーションは、エコノスをTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化し、両社の経営資源を統合して効率的な運営を図る。同時に、顧客基盤の拡大や収益性の向上で競合他社に対する優位性を確立し、市場シェアの拡大を目指す。

2025年8月13日

アルバック<6728>、中国子会社で真空ポンプ用モーター製造の愛発科天馬電機(靖江)の一部持ち分を合弁相手に譲渡

真空装置メーカーのアルバックは、2005年に真空ポンプ用モーターを製造する愛発科天馬電機(靖江)有限公司(江蘇省)を設立したが、現地での生産・開発体制を強化するため、合弁相手の江蘇上騏集団有限公司(江蘇省)に持ち分の一部を譲渡する。持ち分比率は60%から40%に低下する。

エン・ジャパン<4849>、ROXX<241A>傘下の「back check」事業新設会社を子会社化

求人情報メディア、人材紹介サービスを運営するエン・ジャパンは、ROXXが手がけるリファレンスチェックサービスの「back check」事業を承継した新設会社back check(東京都新宿区)を子会社化する。リファレンスチェックは第三者を通じた求職者の人柄や経歴などの調査のことで、エン・ジャパンは同種のサービス「ASHIATO」との相乗効果を見込み、収益性や競争力の強化を図る。取得する事業は売上高5億7900万円(2024年9月期)。

マツキヨココカラ&カンパニー<3088>、調剤薬局・ドラッグストア運営の新生堂薬局を子会社化

マツキヨココカラ&カンパニーは新生堂薬局(福岡市)を子会社化し、九州北部エリアでのシェア拡大につなげる。新生堂薬局は九州北部を中心に調剤薬局やドラッグストアを119店舗展開する。同社は売上高287億円(2024年9月期)。

MUSCAT GROUP<195A>、ヘアケアブランド展開のHaDを子会社化

MUSCAT GROUPは美容用品ブランドを展開。ファミリー向けヘアケアブランド「bialne」を持つHaD(東京都渋谷区)を子会社化し、自社のマーケティングノウハウを活用して収益向上につなげる。bialne事業は売上高1億9400万円、営業利益7100万円(2025年2月期)。

ケアネット<2150>、スウェーデンの投資ファンドによるTOBを受け入れ、株式を非公開化

ケアネットは、スウェーデンの投資ファンドEQT AB(ストックホルム)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れ、株式を非公開化する。ケアネットは医師向け情報プラットフォーム事業を展開。それをベースとして、医師向けに医薬情報を届ける医薬DX(デジタルトランスフォーメーション)事業を柱としているが、医薬品メーカーからのニーズは、一般的な医薬品から、専門性の高いがん、中枢神経などを対象にしたスペシャリティ領域へシフトしており、新サービスの開発が不可欠となっている。変化するニーズへ対応するには、短期的な業績にとらわれず、企業価値向上に取り組む必要があると判断し、EQTのTOBを受け入れ、非公開化を選択した。

2025年8月14日

ディー・エル・イー<3686>、ゲーム開発子会社ちゅらっぷすをMBOで譲渡

IPコンテンツのディー・エル・イーは、スマートフォン向けゲーム開発を手がける完全子会社のちゅらっぷす(那覇市)を同社社長・社員にMBOで譲渡し、事業の選択と集中を進める。ディー・エル・イーは2025年7月にAI(人工知能)事業を主軸とする方針を発表しており、ゲームアプリ市場の競争激化で債務超過となっている、ちゅらっぷすの譲渡を決めた。

トランザクション・メディア・ネットワークス<5258>、システムエンジニアリングのフォー・ジェイを子会社化

決済プラットフォーム事業を展開するトランザクション・メディア・ネットワークスは、システムエンジニアリングサービスを手がけるフォー・ジェイ(東京都新宿区)を完全子会社化することで、現在利用している派遣・業務委託の内製化による利益改善を見込むほか、多様なスキルを持つ人材獲得で事業拡大を狙う。

ハイブリッドテクノロジーズ<4260>、経営コンサルティングのハイブリッドビジネスコンサルティングを子会社化

IT開発のハイブリッドテクノロジーズは、経営コンサルティング事業を手がけるハイブリッドビジネスコンサルティング(東京都中央区)を完全子会社化し、顧客支援領域の上流ビジネス拡大を狙う。

Sharing Innovations<4178>、クラウドERP導入支援のCoznetを子会社化

ITサービス企業のSharing Innovationsは、クラウドERP(統合基幹業務システム)「NetSuite」の導入・運用支援を手がけるCoznet(東京都渋谷区)を完全子会社化し、ERPビジネスの強化を狙う。Sharing Innovationsは、2025年1月に新設した新規事業推進室で、ERPなどのITコンサルティング事業を立ち上げている。

くふうカンパニーホールディングス<4376>、子会社を通じてリゾートフォトウェディングのヤッターHDを取得

くふうカンパニーホールディングスは、子会社のくふうウェディング(東京都中央区)を通じて、リゾートフォトウェディング事業のヤッターホールディングス(東京都港区)を取得し、同事業を強化する。

ドラフト<5070>、MBOで株式を非公開化

オフィスデザインや商業施設の空間デザインを手がけるドラフトは、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化し、短期的な株式市場の評価に左右されない経営体制の構築を目指す。具体的には、中長期を見据えた新規案件の獲得やブランド力向上のための組織づくりと周辺ビジネスへの進出、海外展開の強化など掲げている。ドラフトはTOBに賛同を表明し、株主に応募を推奨している。

大手コンサルのアクセンチュア、AI教育のアイデミー<5577>をTOBで子会社化

経営・ITコンサルティング大手のアクセンチュアは、AI(人工知能)教育事業を手がけるアイデミーにTOB(株式公開買い付け)を実施し、AI教育分野での相乗効果と市場競争力の強化を狙う。TOBが成立すれば、アイデミーの東証グロース市場への上場は廃止される見通し。同社はTOBに賛同意見を表明し、株主に応募を推奨している、

マンション向け電力販売のレジル<176A>、ベインキャピタルのTOBで非公開化

マンション一括受電サービスを提供するレジルは、米大手投資ファンドのベインキャピタルによるTOB(株式公開買い付け)で株式を非公開化する。レジルは2024年4月に東証グロース市場に新規上場したが、株式市場の評価を得ながら成長するより、社外の人材や経営ノウハウを活用しながら企業価値向上に取り組むほうが有益と判断した。近隣業界への投資実績を持ち、M&Aの支援も受けられるベインキャピタルの実績を評価し、非公開化を選択した。

2025年8月15日

フライヤー<323A>、オンラインAI研修のAIStepを子会社化

フライヤーは本の要約サービスを主力事業とするほか、法人向け人材育成サービスなどを展開。AIStep(東京都港区)を子会社化することで生成AI(人工知能)領域に本格参入し、個人・法人向けの研修事業を拡大する。AIStepは未経験者が最短1カ月で副業・フリーランスデビューを目指せる養成講座「AIStep」の開発・提供を手がけている。同社は売上高3410万円、営業利益79万2000円、純資産118万円(2024年9月期)。

Hmcomm<265A>、ファンタラクティブからDXパートナー事業を取得

AI(人工知能)を活用した音声解析サービスを手がけるHmcommは、プロダクト戦略コンサルティングから実際のWebシステム開発までの業務を提供する「DXパートナー事業」をファンタラクティブ(東京都中央区)から取得する。UI/UX(ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンス)の内製化を進め、技術とデザインの融合によるサービス向上につなげる。対象事業は売上高2億5200万円、営業利益△2400万円(2025年6月期)。

fonfun<2323>、porteraからオンライン診療プラットフォームサービス事業を取得

法人向けリモートメールやショートメッセージ販促ツールなどを手がけるfonfunは、顧客企業の福利厚生の充実や新たな収益源の構築を目指し、オンライン診療プラットフォーム事業に参入する。portera(大阪市)が運営するオンライン診療の法人向け福利厚生サービス「らく診」を取得し、導入企業の従業員がスマートフォンやPCを通じて医師の診察を受けられる環境を提供する。

ジャフコグループ<8595>、手作りアートキャンディーのPAPABUBBLEをアカツキ<3932>に譲渡

ベンチャーキャピタルのジャフコグループは出口戦略の一環として、運営ファンドが保有するPAPABUBBLE JAPAN HD(東京都港区)を、ゲーム・スマホアプリ開発のアカツキに譲渡する。PAPABUBBLEはスペイン発祥のアートキャンディーブランドで、職人が店舗でパフォーマンスをしながらキャンディーを作るのが特徴。ジャフコは2017年からPAPABUBBLE JAPANに資本参加したが、持続的な成長のためにはアカツキが最適なパートナーと判断した。

住石ホールディングス<1514>、工業用ダイヤモンド砥粒販売のトラストウェルを子会社化

石炭輸入販売の住石ホールディングスは、傘下のダイヤマテリアル(北海道赤平市)が人工多結晶ダイヤモンドの製造・販売を手がけている。今回、子会社化するトラストウェル(東京都渋谷区)は、単結晶ダイヤモンド砥粒や立方晶窒化ホウ素(CBN)砥粒の販売・自社加工が特徴。砥粒市場で異なる分野に対して強みを持つ両社が一体となり、新規顧客開拓や顧客ニーズへの対応力を強化するのが狙い。

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