2025年9月22日
フクヤ建設<284A>、商業建築設計・監理の鳳建築設計事務所を子会社化
高知県を拠点に注文住宅の設計・建築などを手がけるフクヤ建設は、鳳建築設計事務所(松山市)を子会社化することで商業施設向け設計・監理サービスを取り込み、自社が展開する建築工事事業との連携を進める。中長期的な企業価値の向上が狙い。鳳建築設計事務所は売上高2億3600万円、営業利益3000万円、純資産3億2200万円(2025年4月期)。
ダブルツリー<305A>、温浴施設・ホテル運営の山本幸を子会社化
ダブルツリーは中四国で軽自動車専門店を展開するほか、生活関連事業としてフィットネス施設や飲食店、グランピング施設を運営している。温浴・宿泊施設を運営する山本幸(岡山県倉敷市)を子会社化することで、観光と健康を融合させた滞在型の宿泊事業に進出する。山本幸は売上高6億200万円、営業利益4970万円、純資産2750万円(2025年3月期)。
マツキヨココカラ&カンパニー<3088>、シグマ薬品からドラッグストア・調剤薬局7店舗を取得
マツキヨココカラ&カンパニーは大阪府と奈良県を重点エリアに位置付けており、その一環としてシグマ薬品(大阪府八尾市)が同地域で展開するドラッグストア・調剤薬局7店舗を取得する。中核事業であるドラッグストア・調剤薬局事業のシェア拡大が狙い。
デジタルキューブ<263A>、ホスティングリセラーからホスティング再販事業を取得
ホスティング(サーバーの貸し出し)サービスを提供するデジタルキューブは、ホスティングリセラー(名古屋市)からホスティング再販事業を取得し、東海地方での新規顧客の獲得やグループサービスのクロスセル拡大を見込む。ホスティング再販とは、ホスティング会社のサーバーリソースの全てまたは一部を第三者に販売すること。
スターゼン<8043>、食肉加工販売のシンガポールADiRECTを子会社化
食肉卸のスターゼンは海外事業の強化を進めており、その一環。日本産和牛やオーストラリア産Wagyuを東南アジア各国に販売拡大する際の起点としてシンガポールADiRECT SINGAPORE PTE. LTD.を子会社化する。ADiRECT SINGAPOREは食肉の加工・製造・販売を手がける。近年、東南アジアでは高品質な食肉への需要が高まっているという。
2025年9月24日
パラマウントベッドホールディングス<7817>、MBOで株式を非公開化
パラマウントベッドホールディングスは国内外で進む高齢化や、政府が進める「病院から在宅へ」などへの対応が求められるなか、主力とする医療・介護事業では、売り切りに依存する収益モデルを脱却し、レンタル・リースなど継続的に収益を得られるリカーリングビジネスへの変革を模索。また第三の柱として取り組む健康事業は認知度に課題を抱えており、今後、各事業分野における製品開発やプロモーションの強化、投資拡大などを進めるうえで、短期的な業績変動に左右されず、長期的な成長戦略に集中できる経営環境の整備が必要と考え、非公開化を決断した。
SBIアルヒ<7198>、NECキャピタルソリューション<8793>傘下のリサRT債権回収を子会社化
住宅ローンを専門に扱うSBIアルヒはNECキャピタルソリューションから債権回収のリサRT債権回収(東京都港区)を子会社化することで、融資実行や審査・保証から債権管理回収までを一貫して担う体制を構築する狙い。
ユアサ商事<8074>、エクステリア商社の協栄ジェネックスを子会社化
産業機器・住宅設備商社のユアサ商事は、協栄ジェネックス(東京都目黒区)を子会社化することで、中期経営計画で注力分野に位置付けるエクステリア販売事業を強化する。協栄ジェネックスはエクステリア商品の販売・施工を手がけ、大手ハウスメーカーや地域のエクステリア問屋、地場の工務店などと強固な営業基盤を持つ。同社は売上高97億5000万円(2025年3月期)。
ソフィアホールディングス<6942>、オフィスのセキュリティー工事を手がけるセキュリティエージェントを子会社化
システム開発を手がけるソフィアホールディングスはセキュリティエージェント(東京都新宿区)を子会社化することで、既存顧客に対する新たなサービスの提供や、サービス提供範囲の拡大につなげる狙い。セキュリティエージェントはオフィスネットワークの脆弱性診断や防犯カメラの施工などを手がける。同社は売上高1億5200万円、営業利益△1230万円、純資産△776万円(2025年3月期)。
翻訳センター<2483>、外国語Webサイト制作のシトラスジャパンを子会社化
大手翻訳会社の翻訳センターは、多言語に対応したWebサイトの企画制作や外国語のコピーライティングを手がけるシトラスジャパン(東京都新宿区)を子会社化することで、自社の翻訳事業を補完し、成長機会の創出につなげる狙い。シトラスジャパンは売上高9700万円、営業利益△0百万円、純資産1億1500万円(2025年5月期)。
森六<4249>、レゾナック・ホールディングス<4004>から自動車成形部材事業を取得
自動車内外装の樹脂加工製品を製造する森六は、レゾナック・ホールディングスから自動車成形部材事業を取得する。対象事業は外装樹脂部品の製造・販売を中心に、樹脂製バックドアや外装発泡成形部品などの独自技術を生かした付加価値製品を製造している。同社の加飾・電装・軽量化技術と外装発泡・モジュール化技術を融合させ、より競争力の高い製品・ソリューションを創出することが狙い。
2025年9月25日
ユアサ商事<8074>、エクステリア商社のフジクレストを子会社化
産業機器・住宅設備商社のユアサ商事は、フジクレスト(東京都大田区)を子会社化することで、中期経営計画で注力分野に位置付けるエクステリア販売事業を強化する。フジクレストはエクステリア商品の販売・施工を手がけ、地場の造園業者や工務店、設備業者などに強固な営業基盤を持つ。同社は売上高75億2000万円(2024年8月期)。
TDK<6762>、車載用電源製品の新規開発事業をAstemoに譲渡
電子部品大手のTDKは車載用電源製品の新規開発事業を簡易吸収分割により、自動車部品メーカーのAstemo(東京都千代田区)に譲渡し、事業ポートフォリオマネジメントを強化する。顧客から受注済みの製品については引き続き製造を継続する予定。
フジッコ<2908>、業務用惣菜製造のタイFB Food Service (2017) を子会社化
フジッコは、FB Food Service (2017) Co., Ltd.(サムットプラーカーン県)を子会社化し、タイ市場での事業強化を図る。フジッコは、グローバル展開によるコアビジネスの事業強化と中長期の収益基盤構築を進めており、その一環。
日本創発グループ<7814>、シール・ラベル印刷のサンメックを子会社化
印刷業などを手がける日本創発グループは、傘下の東京リスマチック(東京都千代田区)を通じて、シール・ラベル印刷業のサンメック(新潟市)を完全子会社化し、自社グループとの相乗効果による企業価値の向上を目指す。
リサイクルテック・ジャパン<185A>、OA機器リサイクルのエコテックを子会社化
遊技機や太陽光パネル、液晶パネルなどのリサイクルを手がけるリサイクルテック・ジャパンは、情報通信機器廃棄物処理とリサイクルのエコテック(岐阜県海津市)を完全子会社化することで、OA機器のリユース・リサイクル事業を自社で完結する体制とし、強固な事業基盤づくりを目指す。
GENDA<9166>、カラオケ店運営のメロ・ワークスを簡易株式交換で子会社化
ゲームセンターやカラオケ店などを展開するGENDAは、カラオケ店「ALL」など62店舗を運営するメロ・ワークス(横浜市)を完全子会社化し、カラオケ事業を強化する。
アイティメディア<2148>、リサーチ・コンサルティングのピイ.ピイ.コミュニケーションズを子会社化
IT系ネットメディアを運営するアイティメディアは、ピイ.ピイ.コミュニケーションズ(東京都渋谷区)を完全子会社化することで、自社メディアが提供するコンテンツの強化や顧客向けのコンサルティングサービスの拡張・高度化を図る。
アズ企画設計<3490>、不動産業の富⼠ホームを子会社化
埼玉県を地盤とする不動産会社のアズ企画設計は、浅草地区を中心に不動産管理業を手がける富⼠ホーム(東京都台東区)を完全子会社化することで、家賃収入や取引先の不動産オーナーを取り込み、都⼼における不動産事業との相乗効果を見込む。
STG<5858>、アルミダイカスト部品メーカーのマレーシアE-Cast Industriesを子会社化
マグネシウム・アルミニウム部品メーカーのSTGはアルミダイカスト部品を手がけるE-Cast Industries Sdn. Bhd.(マレーシア ペナン州)を完全子会社化し、自社グループのSTX PRECISION (JB) SDN. BHD.(同ジョホール州)との連携で生産能力を相互補完し、稼働率の最適化を図る。
2025年9月26日
高島屋<8233>、CRGホールディングス<7041>傘下で事業者向け金融事業を展開するクレイリッシュを子会社化
高島屋は百貨店サービスの一環として金融サービスを提供しているが、さらなる成長に向け新規事業による顧客領域の拡大をめざしている。CRGホールディングス傘下のクレイリッシュ(さいたま市)を子会社化することで、事業者向けの金融事業に欠かせない人材の確保を通じ、事業ノウハウを獲得し、投融資事業の強化を図る。また、百貨店事業の取引先に対して金融サービスを提供し、サプライチェーンの改善につなげる狙い。クレイリッシュは事業者向け金融・手形割引・売掛債権の売買などを手がける。
芝浦機械<6104>、射出成型機メーカーのドイツLWB Steinlを子会社化
射出成型機メーカーの芝浦機械はLWB Steinl GmbH(バイエルン州)を子会社化し、欧州市場の生産拠点と販売・サービス力を強化する。LWB Steinl GmbHは主にゴム加工用のモジュラー式射出成形機に関する専門技術を有し、高いブランド力を持つ。同社は売上高約69億8000万円。
RS Technologies<3445>、車載カメラモジュール製造販売の中国・江西盛泰精密光学を第三者割当増資で子会社化
シリコンウエハの再生加工を手がけるRS Technologiesは車載カメラモジュール市場で高い技術力と実績を持つ江西盛泰精密光学有限公司(江西省)を子会社化することで、車載カメラモジュール事業に本格参入する。同事業参入への準備として2024年に艾索精密部件(惠州)有限公司(RSPDH、広東省)を子会社化しており、江西盛泰精密光学有限公司の製造・開発機能とRSPDHの品質管理ノウハウを融合させることで、競争力のある製品の開発につなげる。
No.1<3562>、ネットワークインフラ整備のLGICを子会社化
No.1は事業者向けにOA機器の販売を手がける。LGIC(熊本県宇土市)は熊本県でのみ事業展開しているが、自社グループの顧客網を活用することで、LGICのサービスを全国に展開し、業容拡大につなげる。LGICは自治体や教育機関向けにネットワークインフラ整備事業やデータセンター事業などを展開。同社は売上高1億7700万円、営業利益746万円、純資産4890万円(2025年1月期)。
大同工業<6373>、トピー工業<7231>から農業機械用ホイール事業を取得
自動車・バイク用のチェーンを製造する大同工業は水平統合型のM&Aによる事業ポートフォリオ拡大を進めており、その一環。農業機械用ホイール事業を取得することで、塗装工程を含めた一貫生産の体制を構築し、事業運営の効率化を図る。取得先はトピー工業傘下のリンテックス(岡山県倉敷市)。
ヤマタネ<9305>、食品加工装置メーカーのT.M.Lを子会社化
コメ卸事業を手がけるヤマタネは川上である生産工程への進出に取り組んでおり、その一環。食材加熱処理用の「ソフトスチーマー」を製造するT.M.L(東京都新宿区)を子会社化することで、農産物の生産現場で廃棄されていた作物をソフトスチーマーで加熱処理し、冷凍して、保存性を高めることができ、フードロスや廃棄コスト低減など産地の課題解決支援につながると判断した。またソフトスチーマーと同装置を用いた新しい商品の開発・販売につなげる狙いもある。
DAIKO XTECH<8023>、自動車部品メーカー向けソフト開発のブリットアプリケーションを子会社化
SIer(システムインテグレーター)のDAIKO XTECHは受注生産(BTO)型の生産管理パッケージソフトウエア「rBOM」を開発・販売しており、ブリットアプリケーション(愛知県安城市)を子会社することで、見込生産(MTS)型ソフトウエアを拡充する狙い。ブリットアプリケーションは自動車部品メーカー向けに計画生産とかんばん生産の両方に対応した統合生産管理システムの開発・販売を手がける。同社は売上高1億3400万円、営業利益3500万円、純資産8400万円(2024年9月期)。