
猫に気づかずスイッチオン
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猫のPablo(生後9ヵ月)は、静かな場所を探して昼寝をしようと思っただけでした。しかし、そのまま1時間の間、冷たい水をたっぷり浴びて洗濯されてしまったのです。
この出来事が起きたのは、オーストラリアのクイーンズランド州。
ゴールドコーストの小動物専門病院SASHによると、この事故は2025年5月に発生したもので、Pabloはその後も何度かここで治療を受けています。
九死に一生を得た子猫

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「猫は9つの命を持つといわれていますが、この猫にはきっと9つ以上の命があるのでしょう」というのは、Pabloが生存していた奇跡を驚く動物病院の職員です。
治療を担当したElla Yarsley医師は「Pabloはこの事故で脳と肺を損傷したほか、数本の足の指を失いました」と説明しています。
「猫が1時間も洗濯されて生き延びるのは、大変珍しいことです。まさに奇跡に近い出来事でした」と彼女は話しています。うれしいことにPabloは現在、ほぼ完全に健康な状態だということです。
飼い主は十分に注意を

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実はこうした事故は珍しくありません。
2019年には、米国で飼い猫Felixが洗濯機の中にいる間に、飼い主の女性がうっかりスイッチを入れてしまったという事件が発生しました。
「小さなニャーという鳴き声が聞こえて、突然、白い足が空中に舞い上がるのが見えました。どんなに恐ろしい気持ちだったか、言葉では表現できません」というのは、飼い主のStefani Carroll-Kirchoff さんです。
同じ年にオーストラリアのタスマニア州ローンストンでは、30分のコースを終えた洗濯機の中で子猫が発見された事故がありました。
洗濯機は静かで密閉された空間なので、猫にとって魅力的な昼寝場所となります。とくにドラム式洗濯機は、隠れ場所を探している猫にとって魅力的なため、飼い主はスイッチを入れる前に必ず内部を確認してほしいものです。
出典:Pablo the cat's miraculous escape after hour-long washing machine ordeal