『運動神経がイマイチな猫』がみせる3つの行動 安全に暮らすために注意したいポイント
テーブルで伏せる猫のマンチカン

『運動神経がイマイチな猫』がみせる3つの行動

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1.ぎこちないジャンプに要注意

猫といえば「高い場所へも軽やかに飛び移る」というイメージがあります。しかし中には、ジャンプのタイミングが合わず失敗してしまう猫もいます。

後ろ足の筋力やバランス感覚が弱い、あるいは体格が大きめで体を支えきれないといった理由が考えられます。

このような猫には、キャットタワーの段差を低めにしたり、昇りやすいステップを設置したりする工夫が有効です。ジャンプに失敗するたびにケガをするリスクが高まるため、家具の配置を工夫してサポートしてあげましょう。

2.高い場所からの降り方が不器用

登ることはできても、降りるのが苦手な猫も少なくありません。野生や外猫のように木登りの経験がある猫とは異なり、室内飼いの猫は高さの感覚をつかみにくく、勢いで飛び降りてしまうケースがあります。

着地の衝撃で足腰を痛める危険があるため、クッションマットを敷く、段階的に降りられる棚を設けるといった工夫が役立ちます。

降り方が不器用だと感じたら、その猫に合った安全策を整えることが大切です。

3.ボール遊びや狩猟ごっこがぎこちない

猫じゃらしやおもちゃへの反応も、運動神経の得意・不得意によって差が出ます。

俊敏な猫はすぐにおもちゃを追いかけてキャッチしますが、不器用な猫は狙いを定めてもタイミングがずれて空振りしてしまうことがあります。

これは目と体の協調がうまく働かない場合があり、そのような猫には動きのゆっくりしたおもちゃを選ぶと遊びやすく、達成感も得られやすくなります。激しい遊びを無理にさせず、その子のペースに合わせて楽しませることが大切です。

運動神経がイマイチでも問題はない?

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ボールで遊ぶ猫

運動が得意な猫と比べて「大丈夫だろうか」と心配になる飼い主もいるでしょう。しかし基本的には命に関わる病気と直結することは少なく、猫の個性としてとらえることが多いと言えます。

ただし、急に不器用になった、歩き方に異常がある、ジャンプを避けるようになったといった変化が見られる場合には、病気や関節のトラブルが隠れている可能性もあります。

その際は早めに動物病院で相談することが解決につながります。診察時には動画を撮って獣医師に見せると、状況が伝わりやすくなります。

まとめ

『運動神経がイマイチな猫』がみせる3つの行動 安全に暮らすために注意したいポイント
ソファから乗り出し、こちらを見つめる猫

運動神経がイマイチな猫は、ジャンプや降りる動作、遊びの反応にぎこちなさが見られることがあります。

放置するとケガにつながるおそれがあるため、段差を低くする、クッションを置く、遊び方を工夫するといった環境づくりが欠かせません。

運動の得意・不得意は猫の個性であり、飼い主の工夫や支えによって快適な暮らしを実現できます。大切なのは「できないことを無理にさせない」こと。

愛猫が安心して過ごせるよう、小さな工夫を積み重ねることが、何よりの愛情表現となるでしょう。

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