猫が理解しやすい『褒め方と叱り方』4つ
猫にとって大切なのは、「何をしたらいいか」「何をしない方がいいか」をその場で短く伝えることです。ここでは、猫が混乱せず理解しやすいポイントを4つ紹介します。
1.「すぐに伝える」が鉄則
猫は“今の出来事”しか関連づけて覚えられません。いい行動をしたら3秒以内に褒め、悪い行動をしたらすぐに短く注意することが大切です。
タイミングが遅れると、「別のことを怒られた」と勘違いしてしまうことも。リアクションは短く、「いい子」「ダメ」などシンプルな言葉を使うのが効果的です。
2.声のトーンを意識する
猫は音の強さや高さにとても敏感です。怒鳴るような声は恐怖を与えるだけで、しつけには逆効果。
叱るときは低く短く「ダメ」と伝え、すぐに距離を取るくらいがちょうどいいです。逆に、褒めるときは優しい高めのトーンで静かに話しかけましょう。
3.褒めるときは「名前+優しい声」で短く伝える
「〇〇、いい子だね」と名前を入れて褒めると、猫は“自分のことを言われている”と認識しやすくなります。
テンションを上げすぎず、落ち着いたトーンで話しかけるのがポイント。撫でる・目を細めて微笑むなど、猫が安心できるスキンシップと一緒に伝えると効果的です。
4.叱るより「正しい行動を褒めて覚えさせる」
猫は「してほしい行動」を褒めることで学びます。たとえば、爪とぎを家具でなく爪とぎ台でしたときにすぐ褒める、
トイレでできたら静かに撫でてあげる──。「叱る」よりも「良い行動を強化する」方が、猫にとってストレスが少なく学習効果も高いです。
やってはいけないNG対応
猫を叱ったり褒めたりするとき、つい感情的になったり、人間同士のようなリアクションをしてしまうことがあります。しかし、猫のしつけではそれが逆効果になるケースも多いんです。ここでは、代表的なNG対応を3つ紹介します。
大声で怒鳴る・長々と説教する
「ダメでしょ!」「何回言ったの!」など、怒鳴ったり長く説教しても、猫には内容が伝わりません。
怒鳴り声は“威嚇”として受け取られ、飼い主を怖がる原因になるだけです。猫にとっては“短く静かに伝える”ほうがずっと効果的。
名前を叱る言葉として使う
「〇〇、ダメ!」「〇〇、こら!」という言い方を続けると、猫は“自分の名前=叱られる言葉”と認識してしまいます。
名前を呼ぶたびに身構えるようになったら要注意。叱るときは名前を出さずに短い言葉で伝え、褒めるときだけ名前を使うようにしましょう。
無視・閉じ込めで“懲らしめる”
イタズラをしたあとにケージに閉じ込めたり、長時間無視するのは、猫にとってただの“ストレス”です。
「反省させる」という人間的な考え方は通用せず、むしろ飼い主への不信感や分離不安を強めてしまうこともあります。
まとめ
猫は人間の言葉を理解しているわけではありません。それでも、声のトーン・距離感・表情から飼い主の気持ちを敏感に読み取ります。
叱るときは怒鳴ったりせず落ち着いて伝える、褒めるときは「テンション」よりも「優しさ」で伝える――このバランスこそが、猫との信頼関係を深める最大のポイントです。
上手な伝え方を意識することで、猫は“良い行動”を繰り返すようになるので、日々の中で少しずつ続けていきましょう。