津田健次郎さんが語る「ねこ」の魅力とは?TVアニメ『ねこに転生したおじさん』インタビュー
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 TVアニメ『ねこに転生したおじさん』で糸柳先生役を演じる津田健次郎さんも、ねこに魅了される者のひとりである。津田さんが考える本作や糸柳先生の魅力、そして、ねこの魅力とは? 糸柳先生役・津田健次郎さんの(4月10日発売)PASH!5月号に掲載されたインタビューの一部を大公開!



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 ある日突然ねこに転生してしまい、「プンちゃん」と名付けられたおじさん。

その飼い主である社長は、普段は堅物なイメージだがプンちゃんには超絶甘々な、大のねこ好きである。そして、社長が暮らすマンションの隣室に住む糸柳先生も、社長に負けず劣らずねこを溺愛している。

 

 糸柳先生の愛猫・てぷちゃんは、でっぷりとしたボディとまん丸のお目目がかわいい、茶白のバイカラーねこ。マイペースで何を考えているのかわかりづらいが、そんなミステリアスさも糸柳先生のハートをくすぐるポイントなのだろう。



 てぷちゃんが社長宅のベランダへ行ってしまったことをきっかけに、ねこ愛で心の距離を縮めた社長と糸柳先生。ふたりはきっとこれから、いいねこ友達になるに違いない。プンちゃんとてぷちゃんのねこライフ、そして社長と糸柳先生のねこ好きライフを、これからも温かく見守ろう。



普段はダンディだけどねこの前ではデレデレに



――まずは、TVアニメ『ねこに転生したおじさん』に糸柳先生役で出演することが決まったときのお気持ちを教えてください。



 いろいろなところで「(糸柳先生が自分に)似ている」と言われているというのは、もともとなんとなく耳に入っていたんです。だから、そんなキャラクターをついにやらせていただけると聞いたときは、こんなこともあるんだ、ありがたいなと素直に嬉しかったですね。



――原作をお読みになった感想はいかがでしたか? 津田さんが考える『ねこに転生したおじさん』という作品の魅力を教えてください。



 シュールな展開のなかに、面白さとゆるさがすごくいい具合にミックスされていて、世界観もクスッと笑えるし、特に何も起きなくてもかわいいし、とても楽しく読める作品だと感じました。

あと、大事件が起きないのも大事ですよね。空気感で見せていく芝居が合う気がしたので、そのあたりは頑張らないよう頑張るという気持ちでやっていこうと思いました。



――津田さんは糸柳先生をどんな人物だと感じていますか?



 作家先生なだけあって、静かな何かを感じます。淡々としていて、それにプラスしてちょっとダンディなところもあって。そんな人がねこちゃんにベタボレで、ねこちゃんを前にするとふにゃふにゃになっちゃうというギャップも素敵なところだと思いますね。



――津田さんがかわいいものにデレデレするというキャラクターを演じることは珍しい気がします。糸柳先生のそういったギャップを演じるうえで、何か意識していることはありますか?



 そうですね、僕は普段、ハードな作品に出させていただくことが多いのですが、この作品では人を殺したり、拷問したり、誰かを裏切ったりしなくていいんだな、と(笑)。ホワッとした作品ですから、芝居でもそういう空気感は出せるといいなと思っていて。僕自身もなるべくホワッとした気持ちで、リラックスしながらやらせていただいています。



――ちなみに、津田さんご自身は普段、何かかわいいものにデレデレすることはあるんですか?



 糸柳先生ほどデレデレはしませんけど(笑)、やっぱりねこはかわいいなと思いますね。僕もよく、家でねこ動画を観たりしているんですよ。



――ねこ動画を観るときは、ニヤニヤしながら?



 いや、たぶんニヤニヤはしないです。

淡々と、でも「ねこかわいいな…」と思いながら観ていると思います(笑)。



――先ほど、「いろいろなところで『(糸柳先生が自分に)似ている』と言われているのはもともとなんとなく耳に入っていた」とおっしゃっていましたが、実際に演じてみて、ご自身と糸柳先生とで似ていると感じるところはありますか?



 うーん、どうでしょう…。あ、声は似ているかもしれませんね(笑)。



――(笑)。これまでにオンエアされたお話のなかで、印象に残っているエピソードを教えてください。



 糸柳先生は、特に劇的な何かが起きることはなく、ただただひたすらにてぷちゃんをかわいがっているというのが基本のスタンスなので、そういう姿がやっぱり印象的ですね。糸柳先生のあるべき姿といいますか。個別のエピソードで言うと…糸柳先生が社長の家に行くお話は、人と交流し、ねことも交流するという楽しい回だったので、印象に残っています。本当にシュールな、じわじわとくるような面白さがあって、すごくいいエピソードだと思います。



――本作にはたくさんのねこキャラクターが登場しますが、津田さんが特にお気に入りなのは?



 それはもう、てぷちゃんですよ。役をやっていると感情移入が強くなるので。あのまん丸のお目目と、ちょっと変わっているマイペースさがかわいいですよね。

もちろんねこちゃんはみんなマイペースですけど、そのなかでもてぷちゃんはまたちょっと天然度合いが変わっているというか。あと、触り心地がよさそうな、ホヤホヤしたボディもいいなって思います。



――てぷちゃん役の大橋彩香さんとは一緒にアフレコをされているのでしょうか?



 いえ、この作品のアフレコは、僕は抜き録りのことが多くて、大橋さんともまだ現場でお会いできてないんですよ。お会いできたらぜひ「てぷちゃーん!」って言いたいんですけどね(笑)。



――最後に、アニメの放送を楽しんでいる読者に向けて、メッセージをお願いします。



 他愛ない日常からシュールな話までゆるーくお送りしていますので、ぜひ引き続き、ゆるーく観て楽しんでいただければ嬉しいです。



ON AIR:フジテレビ/『ぽかぽか』内にて毎週月曜日13:00台

HP:https://nekooji-anime.com/

X:@nekooji_news

©やじま/ねこおじ製作委員会

STAFF:原作=やじま、監督=りお・川越崇弘、キャラクターデザイン=りお、アニメーション制作=スタジオエイトカラーズ、色彩設計=千崎美賀子、撮影監督=中野遼太郎、編集=小町 直、音響監督=川越崇弘、音響制作=tuple、音楽=イトケン、音楽制作協力=ノーヴォ

CAST:おじさん=亀岡孝洋、プンちゃん=花澤香菜、社長=関 智一、てぷちゃん=大橋彩香、糸柳先生=津田健次郎 ほか

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