「いれいす」待望の7thフルアルバム『放課後アーカイブ』制作裏で見せたメンバーの“素顔”とは。メンバーへのオフィシャルインタビューが到着!
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 VOISING所属の2.5次元アイドルグループ「いれいす」が、通算7枚目となるフルアルバム『放課後アーカイブ』を本日2025年7月23日(水)にリリース。また、メンバーへのオフィシャルインタビューが到着しました。



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 本作は、いれいすとして初めて“青春”をコンセプトに掲げた意欲作。キャッチコピーには、「あの夏の放課後を閉じ込めた、僕らだけのアーカイブ。」というフレーズを掲げ、楽しくも儚い放課後の時間や、言葉にできなかった想い、仲間との他愛ないやり取りなど、誰もが心の中に持つ“あの頃”を音楽で綴っています。



 グループ初の“青春”をテーマに据えたアルバム『放課後アーカイブ』の発売にあたり、エンタメ系フリーライター・吉田可奈氏が、いれいすメンバーにじっくりとインタビュー。今作が生まれた経緯や、楽曲ごとの制作秘話、さらにはメンバーたちの“青春観”やグループへの想いまで、ここでしか聞けないエピソードが満載の読み応えあるロングインタビューに仕上がっています。



「いれいす」待望の7thフルアルバム『放課後アーカイブ』制作裏で見せたメンバーの“素顔”とは。メンバーへのオフィシャルインタビューが到着!
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アルバム『放課後アーカイブ』メンバーインタビュー


――今作はどのようなテーマで作られたのでしょうか。



ないこ:リリースが夏になるので、“爽やかなテーマがいいね”という所から始まり、“それなら学生をテーマにしたものがいいのでは”という話になったんです。その流れから、表題曲は、青春をテーマにした曲を多く手掛けているじんさんに『Stay High!!』を書き下ろしていただきました。以前からじんさんに曲を書いて頂きたかったので、オファーを受けていただけて、すごく嬉しかったです。



りうら:最初にこの曲を聴いたときに、学生というテーマにピッタリで感動しました! 曲を聴いた段階で、ライブでお客さんと一緒に楽しんでいる姿が目に浮かび、歌うのがめちゃめちゃ楽しみになりました! アニキ(悠佑)に歌割りを考えてもらったんですが、僕自身が歌いたかったフレーズだったのですごく嬉しかったです。



悠佑:いれいすの曲は、“このフレーズはこのメンバーが似合いそうだな”“この声色がフィットするだろうな”と考え、バランスを見て僕が歌割りを考えているんです。いつも、みんなは文句なく歌ってくれるので助かっています(笑)。



If:でも今回、俺は初めてわがままを言ったんですよ。



悠佑:たしかに、珍しく言ってきてくれたよね。



If:うん。この曲には僕のメンバーカラーである“青”というフレーズがあるので、そこをもらえたら嬉しいと伝えたんです。そしたらちゃんと振り分けられていたので嬉しかったですね。



悠佑:“文句言うなよ~”って思いながら、入れました(笑)。でも、そうやって伝えてくれて、曲がよりいいものになるのが一番ですからね。あとは、青春がテーマだからこそ、2番のサビ前に気持ちよく伸びるところは、一番学生と年齢が近い最年少のりうらに歌ってもらいました。



りうら:僕もそこを歌いたかったので、すごく嬉しかったです!



初兎:楽曲自体、じんさんの世界観がものすごくにじみ出ている曲で、歌詞もすごく素敵なんです。キラキラしていてあったかい、楽しいメロディのなかに、人間味のある歌詞になっていて、ただ楽しいだけではない、すごく深い曲になっているんですよ。



ないこ:僕たちの曲には、『悠久休暇』など、熱くてエモーショナルな夏のライブを代表する曲があるんですが、この曲も夏ライブの時に聴きたいと思える曲になったら嬉しいです。



――夏曲と言えば、『いれサマ!!!!!!!』もライブで盛り上がる曲になりそうですね!



ないこ:そうですね。この曲は『よっ!夏大将!LOVE紫外線』に引き続き、前山田健一さんに楽曲を提供していただきました。

いれいすの夏のライブは、エモーショナルに終わるのではなく、とにかく楽しんで終わりたいんです。なので、“すべて忘れてバカになって楽しめる曲を作ってくれるのは、やっぱり前山田さんだよね”ということで、またお願いさせていただきました。いざできた曲を聴いてみたら、想像以上にいい意味でアホで、完璧でした!(笑) 



-hotoke-:この『いれサマ!!!!!!!』の振り付けは、テンションがあがって真似をしたくなるような、夏をバカになって全力で楽しむものになっているんです。みなさんもそうイメージしながら聴いてくれたら嬉しいです。



――アルバム『放課後アーカイブ』には、そのほかにもたくさんの曲が収録されていますが、それぞれの推し曲を教えてください。



悠佑:僕のソロ曲『NAKEDANSWER』です。仲良くさせてもらっている歌い手の吾龍(KOOL)さんにお願いして楽曲を提供していただきました。僕自身、歌い手グループで活動していながらも、界隈やジャンル関係なく、音楽の素晴らしさをみんなで楽しんでいきたいという気持ちが強いんです。その気持ちを体現した、音楽が好きな人全員に胸を張って勧められる曲が出来ました。



-hotoke-:本当にカッコいいんですよ。アニキの120%を出している曲になっているんです。



りうら:僕は初めてこの曲を歌った時に、ぶん殴られたような感覚になったんです。

歌がうますぎるし、アニキの魅力がめちゃめちゃ詰まっている聴き応え抜群の曲です!



ないこ:僕は『ぜったいてきしんじゃ!』ですね。すでに公開されているMVを見て頂ければわかると思うんですが、新たな挑戦に溢れているんです。“推し”文化を扱いながら、映像、音楽を含めかなりの挑戦になるので、たくさん聴いて、見てもらいたいです。



りうら:僕は子供組(りうら、初兎、-hotoke-)の『Deeper cod?』です。自己肯定感の高い曲ですし、それぞれの個性がしっかりと出ていて、攻撃力の高い曲になっています。初兎ちゃんは、存在自体が最強である証明という歌詞に“らしさ”が出ていたり、-hotoke-は英語で美しい言葉で表現しつつ、内にある強さがしっかりと表現されていたり。それぞれまったく違う歌詞なのに、しっかりとまとまっているところが好きですね。



初兎:実はこの曲には裏テーマがあるんです。裏なのでここで言うことはできないですが(笑)、王者を彷彿とさせるような、威圧感のある曲になっているんですよ。りうらが手掛けた歌詞も、ただ強さを誇示するだけでなく、噛めば噛むほど味が出るフレーズになっているんです。



-hotoke-:僕が普段作詞をしないタイプの曲なので戸惑いもあったんですが、3人の個性が活きる曲になりました。ちなみに僕がオススメするのは、りうちゃんとアニキが作詞した『夏☆らびゅ☆大作戦』です。

いれいすには珍しく、フェスが似合う激しい曲で、すでにライブで盛り上がるような振りがついているので、今から披露するのが楽しみです。



――先が予想できない歌詞となりますが、どのように制作したのでしょうか。



りうら:頭を一度空っぽにして書きました(笑)。アニキと、“頭を使わず、感覚で楽しんでほしいね”と話しながら、サビを“らびゅ”だけにしてみたり、いれいすとして初のデスヴォイスに挑戦したりと、かなりライブを意識した曲になっているんです。



悠佑:きっとライブでは演出を含め、新しいいれいすを見られると思います。



If:僕はアニキとの楽曲『DISFRAME』が好きですね。かなりハードロックで、僕がこれまで歌ってきていなかった荒々しい曲なんです。歌詞もアニキにベースを書いてもらって、“ここは英語がいいな”と意見を交わしながら制作していきました。



悠佑:完全に僕らならではの曲となりました。Ifはカッコよくて強い歌声が得意なので、すごくこの曲の雰囲気に合っているんですよ。メッセージ性も強くて、現代社会の風刺を描いているので、リスナーさんに刺さってくれたら嬉しいです。



If:ぜひ英語の歌詞も訳して、その意味を感じてもらいたいですね。



――初兎さんの推し曲も教えてください。



初兎:このアルバムには本当に良い曲しかないのですごく迷うんですよ。何百周も迷った上で選ぶのは……僕のソロ曲『レンズ』です! この曲は内緒のピアスさんという、僕が大好きなボカロPの方に作っていただいたんですが、僕がしてほしいこと、世界観などを全部詰め込んだ夢のような曲になっているんです。



――ものすごく物語性の強い曲ですよね。



初兎:そうですね。だからこそすごく難しかったです。この曲は、強さとは正反対の、繊細な糸を針に通すような感覚で……。でも、頑張った甲斐のある、すごくいい曲となりました。



――今作は、みなさんにとって、よりクリエイティブな作品となったんですね。



ないこ:音楽制作をしているなかで、メンバーの音楽の方向性もかわってきたり、好みが変わったり、尖りがあったりと、より音楽に深みが増してきたんです。それがすべていい方向に反映された1枚となりました。



初兎:この1枚を聴いていると、今まで以上に音楽に対して自由になれるような気がします。

よく、“音楽に救われる”という話がありますよね。これまで僕は誰かを救おうとして歌っているわけではなく、自分がしたいことをして、その結果お客さんに「救ってもらった」と言ってもらえることが多かったんです。でも、今作に収録されている『ただいま』は、ちゃんと自分から“救いたい”という気持ちを強く出せた曲になっていて。これまでそういった曲がなかったわけではなかったんですが、自分の作詞レベルや、「どうしたら救えるのか」という解像度をしっかりと上げられたいまだからこそ、この歌詞を書けた気がしたんです。



りうら:この初兎ちゃんの歌詞は、めちゃめちゃキレイなんですよ。まっすぐに心に刺さってくる言葉もありますし、耳心地がいいだけではなく、めちゃめちゃ感動させられて勇気づけられる言葉が並んでいるので、僕も大好きな曲になりました。



――『放課後アーカイブ』というタイトルにちなみ、みなさんの青春のエピソードを教えてください。



悠佑:このメンバー6人と一緒に1つのことに打ち込んでいる時に青春を感じます。みんなでこれからのことを会議している時は、“遅れてきた青春だな”って思いますね。きっと、若い時にいれいすを組んでいたら、僕は絶対にスカしていたと思うんですよ(笑)。若い頃は“そこまで本気にならなくてもよくない?”って思っていて(笑)。今だからこそ、心底本気で取り組めている気がします。



りうら:僕もいれいすの活動自体が青春ですね。本気で何かに打ち込む、人生かけて取り組む青春を、いま、送っています。なにより、僕の周りには最高のお兄さんたちがたくさんいるので!その背中を見て、学ばせてもらっています。たぶん。



If:本当に思ってる!?(笑)



りうら:思ってる、思ってる!



If:僕も、これまでひと通り青春は経験してきましたが、いれいすはスケールの違う、もっと熱い青春です!



――そんなみなさんが目指す未来をあらためて教えてください。



ないこ:夢は変わらず、東京ドームでのワンマンライブです! そのために、この夏のライブを成功させたいですね。この『放課後アーカイブ』もしっかりと向き合って最高の作品が出来たので、これを聴いてくれた方たちが、“ライブに行きたいな”と思ったり、数年後に“あの時に、あの曲を聴いていたな”って思い出してくれたら、僕らは満足です。



――この夏のツアーはどんなものが見られそうですか?



悠佑:間違いなく、新たないれいすを見ることができます! 毎回ライブごとにいろんな最高を更新続けるんですが、今回も裏切ることなく、レベルアップしています!



りうら:夏のライブはとにかくはっちゃけて盛り上がろうという気持ちで作っているんです。さらに、これまでのツアーとはひと味違った、もっと盛り上がれるような曲や演出を用意しているので、お祭りに来るような感覚で遊びに来てください!



文:吉田可奈

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