
2025年9月19日(金)に全国公開となる劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』より、現役トップスプリンター、サニブラウン選手が最速鑑賞で絶賛! リアリティ満載な物語を予感させる【幕間映像】が解禁となりました。
原作は、『チ。―地球の運動について―』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した新鋭・魚豊さんの連載デビュー作『ひゃくえむ。』(講談社刊)。陸上競技の世界で、「100m」という10秒に満たない一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描いた物語は、「心が熱くなる」「スポーツ漫画で感じたことない感覚」と多くの共感と驚きを呼び、完結後も熱狂的な人気を集めています。
今回公開された幕間映像は、現役の陸上100m選手、サニブラウン アブデルハキームさんが「陸上含め、人生について結構リアルでしたね」と、本作を観た感想を熱く語る様子からスタートします。2022年の世界選手権で日本人初の100m決勝進出、2024年にはパリ五輪で2度目のオリンピック出場も果たすなど、輝かしいキャリアを歩んでいます。そんな日本を代表する現役スプリンターであるサニブラウン選手が、世界陸上2025の開催が9月に迫り、陸上界に最も注目が集まるこのタイミングで本作の最速試写が実現しました。
100mに魅せられた主人公2人の情熱と狂気を描いた『ひゃくえむ。』だからこそ実現したスペシャルな企画ですが、いち早く作品を鑑賞したサニブラウン選手は「100mは勝負の世界ですし、弱肉強食で人生何が起きるか分からない。そうやって人生を懸けている人たちの競技です。ただ、そこにのめり込み過ぎて初心を忘れてしまう場面もあるので『なんで走っているんだ?』と問われると確かになと。大人になると色々ついてくるので(笑)トガシや財津のようにトップを走り続ける感覚など、登場人物のセリフや心情に共感できるシーンがいくつもありました。
さらに、映像には陸上に魅せられた2人の主人公、トガシと小宮の小学生から高校時代、そして社会人までの姿が映し出される中、トガシ役の松坂桃李さん、小宮役の染谷将太さんのインタビューコメントも。「それぞれの登場人物たちの言葉が刺さって」(松坂)、「絶対面白い作品になるだろうなと思って挑みました」(染谷)と、作品への熱い想いを語っています。
あわせて、本作の撮影協力を担った陸上関係者が発表。今回解禁となった幕間映像でも疾走感溢れるレースシーンが目を引きますが、徹底的にリアリティを追求するため、第一線で活躍してきた陸上アスリートからスプリントフォーム協力を得て、彼らの走りを3DCGで再現し、それをベースに作画しています。トガシのスプリントフォームを担当したのは、江里口匡史さん。2012年ロンドン五輪の日本代表であり、日本選手権の男子100mで4連覇(2009~2012)という圧倒的な実績を残した江里口さんが、トガシの美しく颯爽としたフォームを担います。
小宮を担当したのは、山本匠真さん。ナッソー2024世界リレーの日本代表であり、今後にも期待が高まる若手有望株の山本さん。ひたむきな努力で急激な成長を遂げていく小宮と重なる、力強い走りに注目です。
そして財津(CV.内山昂輝)を引き受けたのは、金丸祐三さん。日本男子400mを長年牽引してきた存在であり、北京大会(2008)から3大会連続の五輪出場のほか、日本選手権11連覇(2005~2015)、アジア選手権制覇など、輝かしいキャリアを持つ元名選手も参戦。こちらもまた、絶対王者・財津に相応しい貫禄溢れるレースは必見。最後に海棠(CV.津田健次郎)を担ったのは、朝原宣治さん。アトランタ大会(1996)から4大会連続の五輪出場、中でも北京大会(2008)では、4×100mリレーで銀メダルに輝くなど、日本陸上界を支え続けてきたレジェンドであり、多くのファンを魅了し続けてきた朝原が担当する海棠さんのフォームは見逃し厳禁。実在のトップスプリンターたちの撮影協力により、興奮と驚きに包まれた一層リアリティ満載な100mレースに期待が高まります。
■撮影協力 陸上関係者
・江里口匡史(トガシ)
・山本匠真(小宮)
・鵜澤飛羽(樺木)
・金丸祐三(財津)
・朝原宣治(海棠)
『ひゃくえむ。』作品概要
【公開表記】
2025年9月19日(金)全国公開
【スタッフ】
原作:魚豊『ひゃくえむ。』(講談社「マガジンポケット」所載)
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン・総作画監督:小嶋慶祐
美術監督:山口渓観薫
音楽:堤博明
プロデューサー:寺田悠輔、片山悠樹、武次茜
アニメーション制作:ロックンロール・マウンテン
製作:『ひゃくえむ。
配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース
【キャスト】
松坂桃李
染谷将太
笠間淳
高橋李依
田中有紀
種﨑敦美
悠木碧
内田雄馬
内山昂輝
津田健次郎
(C)魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会