
内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』が、リーディングドラマとして舞台化される。
『老害の人』は、『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く「高齢者小説」シリーズの第4弾。
今回の舞台では、芸達者な表現力で魅了する友近と、繊細かつ柔軟な演技で人気の千葉雄大が初タッグを組み、ふたりが登場人物を自在に切り替えながら物語を紡ぐ。音楽はチャラン・ポ・ランタンの小春が担当し、アコーディオンの生演奏で舞台を彩る。また、昭和歌謡とともに物語を展開し、フィナーレは千葉演じる福太郎の司会で友近演じる春子が昭和歌謡を熱唱する歌謡ショーとなる予定だ。
友近は「ひとり何役もあり大変そうではありますが、いろんな声を出したり演じるのは好きか苦手かと言えば好きな方なので(笑)。若手のホープ千葉くんと力を合わせてはりきって参ります」とコメント。
千葉は「こんなにたくさんの役をやらせていただくのは初めてなので、緊張しますが、一視聴者として大好きな友近さんとご一緒できる日が来るなんて、生きててよかった、と思うくらいうれしいです。また、内館牧子先生の作品で演じさせていただくのも久しぶりなので、これまたうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。
台本・演出を手がける笹部博司は、「ここに登場する老人たちは、みんな欠点だらけです。でも、それ以上に魅力的な人たちばかりです。
リーディングドラマ『老害の人』は、2026年5月に東京・大阪・愛知・秋田で上演される。
■友近 コメント全文
今回朗読劇のふたり芝居に初チャレンジさせていただきます。
ひとり何役もあり大変そうではありますがいろんな声を出したり演じるのは好きか苦手かと言えば好きな方なので(笑)。
若手のホープ千葉くんと力を合わせてはりきって参ります。
ぜひ会場に足をお運びくださいませ。
■千葉雄大 コメント全文
こんなにたくさんの役をやらせていただくのは初めてなので、緊張しますが、
一視聴者として大好きな友近さんとご一緒できる日が来るなんて、生きててよかった、と思うくらいうれしいです。
また、内館牧子先生の作品で演じさせていただくのも久しぶりなので、これまたうれしいです。
いつかの自分の話な気もするので、お越しくださるお客様に楽しんでいただけるよう、精一杯お稽古したいと思います。
■笹部博司(台本・演出) コメント全文
ここに登場する老人たちは、みんな欠点だらけです。でも、それ以上に魅力的な人たちばかりです。
そんな彼らを、たったふたりの俳優が演じ分ける。
その挑戦にふさわしいのが、友近さんと千葉雄大さんだと思いました。
「老害」という言葉のイメージは、きっと重くて、嫌われ者で……
けれど本作の“老害たち”は、どこかチャーミングで、愉快痛快です。
害を益に変えていく、その姿がまさにエンタテインメントなのです。
内館牧子さんはこう綴っています。
「老害をまき散らす老人たちと、それにうんざりする若年層──
両者の活劇のような物語を書けないか」。
まさに本作は、その“活劇”に仕上がりました。
観る人が誰かを思い出し、笑いながら、心のどこかを温めて劇場を後にする。
そんな舞台にしたいと願っています。
<公演情報>
リーディングドラマ『老害の人』
原作:内館牧子『老害の人』(講談社文庫)
出演:友近 千葉雄大
音楽・アコーディオン演奏:小春(チャラン・ポ・ランタン)
台本・演出:笹部博司
2026年5月、東京・大阪・愛知・秋田で上演
公式サイト:
https://ml-geki.com/rougainohito/