映画ツウたちが選んだ2025年6月のベスト映画は『国宝』【月イチ！“ぴあテン”ランキング】
『国宝』 (C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025 映画「国宝」製作委員会

評論家、ライター、編集者など映画ツウたちの投票により月ごとのベスト作品を選ぶ「月イチ！“ぴあテン”ランキング」。その6月公開の映画ベストテンが決定した。



本ランキングは、27人の選者が2025年6月公開の「みた」映画の中から特に良かった作品、好きだった作品、高く評価している作品を投票して決定したもの。



2025年6月に日本で劇場公開された映画は92本。そのうち、ぴあ水先案内人の「みた映画ベスト3」に選ばれた作品は全部で33本。ランキングの集計結果は、上半期の掉尾を飾るのにふさわしい作品が並んだ。



第1位となったのは『国宝』。幅広い年齢層から絶大な評価を受けただけでなく、興行ランキングでもトップが続く今年を代表する作品。梨園以外の世界から歌舞伎の世界に飛び込み、熾烈な修行と試練を経て人間国宝まで昇りつめる役者の芸道ドラマ。「映画賞総なめか！」（笠井信輔）などの声とともに8人が投票し、すべて1位選出という快挙となった。





続く2位も評価、興行ともに高いブラッド・ピット主演の『F1／エフワン』。「プロットも演出もキマっており、最高に心地よい。」（春日太一）というコメントなど、映画ツウをうならせる久々にハリウッド映画の力を見せつけた作品となった。





3位は『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』。自由奔放でちょっとKYな女性と穏やかなゲイの男性ふたりのハートフルな関係を描いた韓国映画。

「生きづらさを抱えているふたりの痛みと友情の物語に胸を打たれた」（細谷美香）などの声が挙がった。なお本作は、2カ月前に発表した「6月のみたい映画」ではランク外で誰も投票していないノーマークの作品だった。





選者27人の投票作品とコメントはぴあアプリ／WEBに掲載中。

2025年6月公開の「みた」映画ベストテン

1位『国宝』40pt
2位『F1／エフワン』32pt
3位『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』21pt
4位『メガロポリス』20pt
5位『MaXXXine マキシーン』14pt
5位『フロントライン』14pt
7位『罪人たち』13pt
7位『ルノワール』13pt
9位『中山教頭の人生テスト』10pt
10位『ラ・コシーナ／厨房』7pt



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