
菅野美穂と赤楚衛二がダブル主演を務める映画『近畿地方のある場所について』より、メイキングとインタビュー映像が公開された。
本作は、発行部数40万部を突破し、「このホラーがすごい!2024年版」で第1位を獲得した同名小説が原作。
行方不明のオカルト雑誌の編集者が、消息を絶つ直前まで調べていたのは幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々。なぜ消息を絶ったのか? いまどこにいるのか? 同僚の編集部員・小沢(赤楚衛二)とオカルトライターの千紘(菅野美穂)は、行方を捜すうちに恐るべき事実に気がつく。それらはすべて、“近畿地方のある場所” へとつながっていたのだった。

公開されたのは、菅野と赤楚のスペシャル映像。前半では、編集部の資料室で行方不明になった編集者と彼の残した資料を調査するシーンなど、撮影の舞台裏が映し出される。クランクインの際には笑顔を見せていたふたりだが、撮影が始まると表情が一変し、ただならぬ雰囲気に。実力派キャストふたりの熱演に思わず見入ってしまうメイキング映像となっている。
後半は、菅野と赤楚の2ショットインタビューを収録。本作でのデビュー後、瞬く間に人気ホラー作家として各方面から注目を集める作者・背筋の手掛けた原作について、菅野は「体験型みたいな読後感で、自分から進んでコワさを取りにいくような感覚もあって、本当に力のある原作だと感じました」と絶賛。そんな背筋自ら脚本協力として、白石監督と作り上げた脚本については、赤楚が「だんだんと真実がわかっていく原作の面白さはそのままに、映像化するからこその面白さを脚本から受け取れたので、撮影がすごく楽しみになりましたね」とその魅力を力説した。

また、本作では作品の不穏さに引き寄せられるかのように、撮影現場でも“怪異”に遭遇したという。

本作で、“近畿地方のある場所”に誘われていくオカルトライターと雑誌編集者という、これまでのキャリアの中でも異色の役に挑戦したふたり。赤楚は、「誰に感情移入するかによって見方が結構がらっと変わってくると思うので、ぜひ一度ならず二度も三度も何度も観てほしいなと思います」と“意味深”なコメントで鑑賞をアピール。菅野は「高校生ぐらいでこの映画ご覧になった方は、多分大人になっても、なんかこう残る……そんな作品になるんじゃないかなと。暑い暑い夏ですので、ぜひ肝試し感覚で、映画館にお越しいただけたらなと思います!」と、さらに不穏さを煽るかのように笑みを浮かべながら本作をプッシュした。
『近畿地方のある場所について』5分特別番組 Part1
<作品情報>
『近畿地方のある場所について』
8月8日(金)公開
公式サイト:
http://kinki-movie.jp/
(C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会