2026年4月12日に茨城・水戸市民会館 グロービスホールにて、『BACKBEAT』のプレビュー公演が開幕。舞台写真とオフィシャルレポートが到着した。
2019年、粗削りなバンドサウンドが持つパワーと、若きアーティストたちがビートルズを体感する喜びが満ち溢れた初演。2023年再演、“彼らのビートルズ”はひとつのバンドとして確立そして覚醒。約20曲の生演奏には、間違いなくビートルズの物語が宿り、役者が役を纏って演奏することの崇高さを知る。
そして2026年。奇しくもビートルズ来日60周年のこの年にFINALと銘打った『BACKBEAT』が開幕。彼らのサウンドと生きざまともいよいよお別れなのかと寂しさがよぎるも、プレビューを拝見し、観客でありながら達成感のような感覚を得た。
戸塚祥太、加藤和樹、辰巳雄大、JUON、上口耕平──この5人のビートルズが、ある種の完成形を観せてくれからだ。『BACKBEAT』にあるのはアート、時代を司る音楽、青春の息吹、友情、情熱、恋、憤り、苦悩、嫉妬、光と闇を持つ未来……どの要素も濃厚なビートルズのリアルストーリーを構築する。FINALはその要素のバランスが抜群! 何かが特出して爆発しておらず、避けられなかった悲しみが喜びを消し去ることもない。どれも、この時代にビートルズに起こったことなのだと、スーッと胸に収まっていくような説得力がある。
戸塚スチュアートはスチュの持つ激しさよりも静寂さの精度が際立ってきた。2幕の途中からはもうあちらの世界に近いような神がかった気配があり苦しむ目さえ美しい。
忘れてはならないのが、アストリッド役を演じた愛加あゆの存在だ。愛加の迫真の演技が、物語に深い陰影と人間的な温度を与えている。今回初参加の林翔太は2役を担い、リンゴ・スターとしてドラム演奏もお見事。スキルメンと呼び声の高い林翔太を見せつけた。
そして、ビートルズ来日時に前座を務めた尾藤イサオが歌うエルヴィスのナンバーは必聴。技術も味もスペシャルだ。ほか、『BACKBEAT』の世界観を隅々まで描くすべてのキャストがFINALに集結した奇跡。
取材・文:堀江純子
撮影:岡千里
<公演情報>
『BACKBEAT』
作:イアン・ソフトリー スティーヴン・ジェフリーズ
翻訳・演出:石丸さち子
音楽監督:森大輔
出演:
戸塚祥太(A.B.C-Z) 加藤和樹
辰巳雄大(ふぉ~ゆ~) JUON(THE& ex FUZZY CONTROL) 上口耕平
愛加あゆ・林翔太
鍛治直人 東山光明 田川景一 安楽信顕
尾藤イサオ
【プレビュー公演】
2026年4月12日(日) ※公演終了
会場:茨城・水戸市民会館 グロービスホール
【愛知公演】
2026年4月17日(金)~19日(日)
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【大阪公演】
2026年4月25日(土)・26日(日)
会場:SkyシアターMBS
【東京公演】
2026年5月3日(日・祝)~17日(日)
会場:EX THEATER ROPPONGI
【兵庫公演】
2026年5月21日(木)~24日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
関連リンク
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/backbeat-stage/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2564577&afid=P66)
公式サイト:
https://www.backbeat-stage.jp

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