第38回東京国際映画祭、オープニング作品が吉永小百合主演『てっぺんの向こうにあなたがいる』に決定
(C)2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会

10月27日(月)から11月5日(水)に開催される第38回東京国際映画祭のオープニング作品が、阪本順治監督の『てっぺんの向こうにあなたがいる』に決定した。



『てっぺんの向こうにあなたがいる』は、1975年に女性として世界初のエベレスト登頂を成功させた登山家・田部井淳子の半生を描いたヒューマンドラマ。



物語は1975年、世界最高峰エベレストに向かう多部純子の姿を追う。日本時間16時30分、純子は女性として初めての世界最高峰制覇を達成。その偉業は世界中を驚かせたが、彼女と周囲の人々に光と共に深い影も落とすことになる。晩年、余命宣告を受けながらも「苦しい時こそ笑う」という姿勢で周囲を明るく照らし、人生をかけて山に挑み続けた登山家の姿が描かれる。主演の吉永小百合をはじめ、佐藤浩市、天海祐希、のんらが出演する。



阪本監督は「オープニング上映と聞き、大変嬉しく思います。映画を作る工程、作業の形態が様変わりしても、大きなスクリーンと繊細な音設計で観客の皆さんに楽しんでもらえるその喜びは、アナログの時代から変わりません。ましてや、時代を越えてスターであり続ける吉永小百合さんの存在は、いつだって私たちの宝です。どうか、皆さま、劇場へお越しくださいませ!!」とコメント。



東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの市山尚三は「実在の女性登山家とその家族を描いた『てっぺんの向こうにあなたがいる』は、主役を演じられた吉永小百合さんの圧倒的な存在感と、阪本順治監督の的確な演出で、今年の日本映画を代表する感動作となりました。世界の観客もまた、この映画に感動してくれると確信しています。この素晴らしい作品で東京国際映画祭を開幕できることを光栄に思います」と期待を寄せている。



＜開催情報＞
『第38回東京国際映画祭』



期間：10月27日(月)～11月5日(水)
会場：日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区



公式サイト：
https://2025.tiff-jp.net/ja/

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