映画『スマッシング・マシーン』より、主演を務めるドウェイン・ジョンソンの特殊メイクを捉えたタイムラプス映像が公開された。
本作は、日本の総合格闘技の祭典〈PRIDE〉の創成期にあたる1997年から2000年にかけて活躍した、伝説の格闘家マーク・ケアーの知られざる軌跡を描く実話。
主人公のケアーを演じるのは、プロレスラー“ザ・ロック”として不動の人気を獲得した後、ハリウッドのトップスターに上り詰めたドウェイン・ジョンソン。2002年にHBOにて製作された同名ドキュメンタリーを鑑賞し深く感銘を受けたことから自ら映画化権獲得に動き、主演兼プロデューサーを務めている。
ケアーの恋人ドーンを演じるのは、『オッペンハイマー』で第96回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエミリー・ブラント。さらに、現役格闘家のほか、大沢たかお、布袋寅泰ら日本人キャストも出演する。監督はこれまで“サフディ兄弟”として『グッド・タイム』『アンカット・ダイヤモンド』などを手掛けてきたベニー・サフディ。本作が単独での初監督作品ながら、第82回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。
本作でジョンソンは、これまでのパブリックイメージを脱ぎ捨て、強さと脆さが共存する繊細な役どころに挑戦。20年以上の俳優活動で初めて、ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートを果たした。そのジョンソンの熱演を支えたもののひとつが、本年度アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた、日本出身のメイクアップアーティスト、カズ・ヒロらによる特殊メイクだ。
カズ・ヒロは本作で、ドウェインの顔の型取りを行い、彫刻によってプロステティック(特殊メイクパーツ)を設計するなど、キャラクターの見た目を決定づけるデザインを担当。
さらに、よりケアーに近づけるためジョンソン用に特別にデザインされたかつらを使用。劇中には格闘シーンが多いため、激しく動いても外れないよう細部まで設計されているほか、全身に入ったタトゥーをカバーするメイクも施された。こうした作業のため、撮影前には毎日4時間ほどをヘアとメイクに費やしていたという。カズ・ヒロはこれまでにも数々の実在人物を題材にした映画で特殊メイクを手掛けてきたが、「実在の人物を表現する際には、その人物と俳優の両方に尊敬を持ってデザインすることを大事にしている」と話し、徹底したリサーチと資料収集を重ね、人物の生き方や背景まで研究したうえでデザインを組み立てていくという。
また本作については、「スタッフが全員素晴らしい人たちで、非常にスムーズな現場だった」と振り返り、「ドウェインもとても努力していたし、監督のベニーも強い思いを持って作った映画。スタッフ全員が一丸となって作り上げた作品だと思う」と語り、作品への思い入れを明かしている。
カズ・ヒロ自身は格闘技に強い関心があったわけではないというが、リサーチを進める中で、試合の勝敗だけではなく、その裏にある人間関係や努力、挫折などに興味を持ったという。「この映画は格闘技の話というより、人間の努力や達成、そして失敗と、そこからどう生きていくかという映画。そういう意味で、とても完成された良い映画だと思う」と作品の魅力を語っている。
『スマッシング・マシーン』ドウェイン・ジョンソンの特殊メイク映像
<作品情報>
『スマッシング・マシーン』
5月15日(金)公開
公式サイト:
https://happinet-phantom.com/a24/smashingmachine/
(C)2025 Real Hero Rights LLC

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