今後の戦争映画が変わってしまうもしれないリアルな95分間『ウォーフェア 戦地最前線』
イラストレーション:高松啓二

映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。



【水先案内人 高松啓二のおススメ】



エリック・プライズの「コール・オン・ミー」の曲にのってエロいエクササイズが映し出される。

兵舎でビデオを観ている兵士たちは異常に盛り上がる。次の瞬間、そこは戦場だった。



2006年のイラク、米軍シールズ隊員の実体験を映画化。『シビル・ウォー アメリカ最後の日』のアレックス・ガーランドと実際に戦ったレイ・メンドーサの共同監督。部隊はイラクのアパートに陣取り、しばらく緊張感が続く。しかし、ひとたび戦闘が始まると耳をつんざく銃声と炸裂音にびっくりする。映画の効果音と違うタァーンという乾いた音にリアリティを感じる。



また、兵士たちのバックグラウンドやストーリーも無くたんたんと戦場で起こったことを描く。負傷した兵士の叫び声、吹っ飛んで散乱した手足、ジェット戦闘機の威嚇低空飛行やブラッドレー歩兵戦車の砲撃など凄まじい臨場感! 95分間部隊と一緒に居るような感覚に陥る。今後の戦争映画が変わってしまうもしれない。舞台となったアパートに住む子どももいるイラク人家族は、米軍に巻き込まれたことになり、理不尽さも残る。



<作品情報>
『ウォーフェア 戦地最前線』



1月16日(金) 公開



脚本・監督:アレックス・ガーランド、レイ・メンドーサ
キャスト:ディファラオ・ウン=ア=タイ、ウィル・ポールター、ジョセフ・クイン、コズモ・ジャーヴィス、チャールズ・メルトン



公式サイト:
https://a24jp.com/films/warfare/



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