「このツアーが解禁された時は“年跨ぎだな”ぐらいの印象しかなかったんですけどね。あまりにも半端ない年を越したライブでした」――リーダー吉田仁人はライブの終盤にそう語った。
たしかに振り返れば、2025年はM!LKにとって激動の1年、そしてそれを畳み掛けるかのようなスターダムを一気に駆け上がっていった年末年始だったように思える。
『M!LK ARENA TOUR 2025-2026「SMILE POP!」』は、そんな今の5人による等身大の姿、そしてM!LKというグループが秘めている可能性を見せてくれたライブのように感じた。
『M!LK ARENA TOUR 2025-2026「SMILE POP!」』の最終公演2月11日の夜公演の模様を詳細レポする。
青春感あふれるスタートに心打たれる
会場に入ると、流れるBGMは、どれも今のM!LKを象徴するものばかり。
そんな中、開演直前に流れたのはやはり『好きすぎて滅!』。同楽曲の音量が徐々に大きくなっていくと、それに合わせて“み!るきーず(M!LKのファンネーム)”は、各メンバーカラーに光るペンライトを力いっぱい振って踊ってみせた。
すると、会場の明かりは暗転。流れたオープニング映像は、今回のコンセプト“POP”さとは真逆のモノクロ映像。しかし、それはあくまでも冒頭だけで、徐々にメンバーはカラフルなカラーリングへと色づいていき、最終的にはカラフルな世界観へと繋がっていく。それに見惚れていると、ステージにはスモークがかかった。
いよいよ「SMILE POP!」が幕を開け、披露されたのは2025年末にデジタルリリースされた楽曲『Love Drive』。5人は、自分のメンバーカラーがきらびやかに光る衣装で堂々の登場。笑顔全開で、楽しげにパフォーマンスするメンバーの姿を見た、み!るきーずたちは一気に熱を上げた。
続くはM!LKらしさ全開の爽やかな楽曲『ブルーシャワー』。という歌詞に相応しく、弾けた笑顔で全力に歌う5人の姿が愛おしい。さらにラスサビ直前に佐野勇斗が「行くぜ!」と叫んだのを合図に、センターステージまで走っていく5人の姿はこの楽曲に描かれた青春感とリンク。曽野舜太が360度見渡すように、くるくると周りながら花道を駆けていく姿が印象的だった。
その流れのまま続く『HIKARI』は、センターステージにて披露。力強く前向きなナンバーのダンスブレイクでは、しっかりと5人の意気が揃っている姿が見受けられる。どんなに忙しくとも、スキルは本物のM!LKのストイックさ、そして5人の絆の深さが強みとして出ているなとしみじみ。
佐野が解説したPOPに込めた意味
曽野が「最終日!みんな声出せるのかい!?」と煽り始まった『SAY YEAH』では、花道に5人が等間隔に並んでダンス。そして、曲が終わると1人ひとりからこの日初めての挨拶が。
「おい、代々木。
続いた山中柔太朗は「ラスト、東京!まだ声出せるよね?俺より大きい声出してみて、あ!」と独特なコールアンドレスポンスで会場を沸かす。
塩﨑太智は「会いたかったかい?俺ら、M!LKに会いたかったかい?」「本当に?」と元気よく全力で呼びかける。
曽野は「君のハートにボレーシュート!」と言いながら、サッカーボールを蹴るジェスチャーをし、それに合わせて会場が前方から後方へとウェーブ。それに合わせて花道を走って、会場全体を巻き込んでいった。
最後を担当した吉田はお馴染みの挨拶として「みんなで一緒に?」と呼びかけると「チェストー!」と会場からは大きなレスポンスが。そして「今日楽しんでいってください!」と言い、会場を一旦後にした。
虹色のライティングの中、テーマパークのようなBGMが流れ出すと、赤いつなぎ衣装にたくさんの動物のぬいぐるみをつけた佐野が登場。佐野は、そこでこのツアーのタイトル「SMILE POP!」のPOPの意味を紹介。POPの語源は、ポップコーンやシャボン玉が弾ける音だそうで、音楽のPOPにはPopular、みんなで一緒に楽しいものを作ろうという意味が込められているとのことだ。
このように説明した後で佐野は「僕たちM!LKも皆さんにとって、そんな存在でありたく、今回のタイトルを“SMILE POP!”にしました」と解説。
「ミュージック、スタート」の言葉を合図に『Aiシャンデリア』へと繋げた。そこでは、最初に佐野、山中、塩﨑の3人がパフォーマンス。すると、いつの間にかステージ上に現れた大きくてふわふわとした滑り台の頂点の部分に吉田と曽野も登場。『チラチLOVE』では、キュートでピュアな恋心を5人でかわいらしく表現して見せた。
続く『シアワシェイク』では、吉田と山中がステージ下手に置かれたブランコに座り、佐野、塩﨑、曽野はベンチへ。何度か滑り台を滑るなどして楽しんだ後で、最後は5人で滑り台の先端に腰をかけ天を仰いでみせた。
大人なM!LKからバズりソングまで
8曲目には、佐野、塩﨑、曽野による『We're Here!!』を披露。会場は、スクリーンに映し出された映像に合わせてペンライトのカラーをピンク、青、赤、白、黄色の順にコロコロと変えて、ステージの演出に花を添えていた。
白を基調とした衣装に着替えて登場した山中と吉田が1番を、2番からは5人で披露したのはM!LKの楽曲の中でもずば抜けてセクシーな『labyrinth』。切ない恋心を歌う『energy』へと繋ぎ、先ほどまでのポップな世界観とは一線を画した大人なM!LKを見せた。
曽野の「ハッピーバレンタイン!今からみんなの近くに行っちゃうよ!」を合図にアリーナの外周を通るトロッコが登場。『男子スイーツ部発足します』と『エビバディグッジョブ!』で会場にいるみ!るきーずとできるだけ多く目を合わせようとしていた。
そして、足音のようなサウンドエフェクトのあとで披露されたのは、バズりにバズりまくっている『好きすぎて滅!』。
ここまでの13曲を一気に披露したM!LKは、この日初めてのMCへ。しかし、この公演は生配信がされていたこともあってか、いつもよりもどことなく硬い雰囲気が漂っていたよう。
痺れを切らした曽野が「いやいや、みんな1個1個の言葉を確認しながら話してる!」と大騒ぎ。これには佐野も「俺も思っていたけど、それは言わない約束やろ!」と笑って答えた。
また、ステージ上で使用したベンチやトロッコのパネル、ブランコなどのセットをじゃんけんで勝った人が買い取るという思いつきで始まった企画では、佐野、山中、塩﨑がジャンケンに負けて、吉田と曽野が残る展開に。
決戦の結果、セットの買取が決まったのは、曽野。
じゃんけんでパーを出すと宣言したのにも関わらず、ルールをちゃんと把握しないまま、わざと勝ってしまい、見事トロッコに使用されていた自分のネームパネルを買い取った上で、持って帰ることになってしまった。
後半戦はしっとりとしたバラードからスタート
MCを終えた後で、山中の「心を込めて歌わせてもらいます」を合図にスタートしたのは、メッセージ性の強い『おもちゃのつるぎ』。高音が連続するメロディラインが特長のこの曲を、5人それぞれが美しいファルセットで歌い上げる姿はグッとくるものがあった。
続いて山中と吉田の2人で披露した『晴れのち曇り時々虹』では、サビで2人が上下パートに分かれハモる一幕も。2人が奏でるハーモニーに思わずうっとりとさせられた会場からは、曲終わりに拍手が送られた。
センターステージが明転すると登場したのは塩﨑と曽野。
そして、この流れで披露されたのは、昨年末の紅白歌合戦でも披露された『イイじゃん』であった。これには会場も大盛り上がり!最初のパートは教会のような映像が映し出されたスクリーンをバックに歌うが、途中からはベース音に合わせてその場がネオンカラーの照明で光る。大サビを前にセンターステージに向かって、5人がランウェイする姿はさすがの覇王感。曲の中でいろいろな顔を見せる、この『イイじゃん』の魅力を存分に発揮したステージングであった。
マーチングバンドの登場で青春っぽさ全開なステージに
メイン照明はなく、スポットライトを中心に照らされたセンターステージで披露されたのは、ダンサブルなパフォーマンス、そして犬感溢れる歌詞のギャップが魅力の『wan』。
ダンサーで振り付け師のYUMEKIが振り付けしたことでも知られているM!LKのダンスパフォーマンスの最骨頂とも言える『Kiss Plan』へと繋げた。
火柱やファイヤーボールが勢いよく吹き出す中で見せたのはクールな楽曲『Bad Liar』。曲終わりで佐野が不敵な笑みを浮かべて去っていくと、会場からは大きな歓声が上がっていた。
束の間のM!LKが不在のステージに登場したのは、なんと駒沢大学附属高校によるマーチングバンド。ボディケアブランド「シーブリーズ」CMソングかつ、ミュージックビデオが高校球児を彷彿とさせる『アオノオト』を白の羽を大胆に背負った衣装で登場したM!LKとともに披露した。
このコーナーの終わりにはマーチングバンドでドラムを担った高校生“かんちゃん”とのトーク掛け合いもあり。ハートフルな展開に会場も温かな空気に包まれた。
吉田「ライブというものがすごい楽しくて」
そんなやりとりを経て吉田は「ここまでツアーを回ってきましたけども、私的に思ったことでも言いましょうか」と切り出す。
「このツアーが解禁された時は“年跨ぎだな”ぐらいの印象しかなかったんですけどね。あまりにも半端ない年を越したライブだったなって今は思います。いろんな夢も叶ったし、見たことない景色も見たし。この十数年やってたら大体のことは“きっとこれぐらいの緊張度合いだな”とか分かるんですけど、あの年末年始に関しては、すっごい緊張もしたし、すっごい楽しかったし、なんかすごい新鮮な気持ちで取り組めて本当に良かったし、皆さんが見てくれて反響とかもすごくあって、それもすごく嬉しかったなと思います。 本当にありがとうございます。
実際こういう風にどんどん会場もさ、昔よりはどんどん大きくなって。今回その3 都市でのアリーナツアーというのができるようになったけど、やっぱそのいろんなところも経験したし、いろんなテレビだったり現場をね、いろいろ経験したけど、やっぱりこの帰ってきたライブっていうところがすごい楽しくて、みんなと一緒にコールアンドレスポンスしてる時間もそうだし、この5人で歌いながらアイコンタクトする瞬間とかさ、なんかちょっときらめくくない?」と感慨深げに語る。
しかし、これには佐野「いい話だったんだけど、きらめくっていうワードチョイスはダメだわ。(吉田のメンバーカラーが)きらめきイエローだもん」とツッコミ。
気を取り直して吉田は「楽しいなって感じられるものってあるじゃん?まだ新鮮に12年目でも全然楽しめるっていうのは、皆さんが見てくれるからだと思うし、本当にここの場所に来るまで、誰1人欠けちゃいけなかったっていうのを改めて、ここで感謝を伝えようと思います。ありがとうございます」とお礼を告げた。
ツアーのファイナルもM!LKらしく、通常運行
そして披露したのは『Goin’ Down』、メンバーカラーの紙吹雪が舞い上がったこの曲をラストにM!LKはステージを去る。そして、ツアーの練習中の風景などがメイキング映像として流れたエンドロールと共に約3ヶ月開催された「SMILE POP!」は終了。
かと思いきや、まさかのここでメンバーが再びメンバーカラーの新衣装で登場し、披露されたのは2月18日にリリースされ、2月9日より先行配信されている『爆裂愛してる』。これにはみ!るきーずも驚きのあまり大きな歓声を出し、続々と立ち上がる。初めて見るステージでのパフォーマンスに釘付けとなっていた。
そして、アンコールでは、2階のスタンド部分にトロッコで登場。撮影可能タイムを設けた『テレパシー』、そしてこの日2度目となる2025年のM!LKを象徴する2曲『イイじゃん』と『好きすぎて滅!』を披露。その楽曲の間、ステージからは遠い位置にいたみ!るきーずたちのことを気にかけ、たくさん目を合わせたり、ファンサービスのリクエストに応える姿が印象的。
そして最後にはM!LKのライブの恒例、バラエティコーナーが。これまでにいろいろな競技を行なってきたが、今回はシンプルにババ抜き。5人の真剣勝負がいざ始まると、山中、吉田、佐野の順で上がる。最後に残った塩﨑と曽野の一騎打ちでは、大盛り上がり。最後は自分の勘を味方につけた塩﨑が勝利し、曽野は罰ゲームとしてずぶ濡れボックスでびしょびしょになり、企画は終了。そして、このツアー自体も終了した。
前回のツアー開催時とは、あまりにも状況が違いすぎるM!LKというグループの現況。しかし、5人で全力に楽しむこと、メンバーを信頼し合う姿に嘘偽りはないと今回改めて感じた。どうか彼らの夢であるドームツアーが現実となるその日まで。み!るきーずとともに見守り続けたい、そう思わせてくれた公演だった。
クレジット:笹森健一、小坂茂雄、高橋まりな

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