
映画『#真相をお話しします』でダブル主演を務める大森元貴と菊池風磨のスペシャルインタビューが公開された。
結城真一郎のミステリー小説を原作とした本作は、4月25日に全国351館で公開されると、3日間で観客動員35.8万人、興行収入4.8億円を記録。
さらに、登場人物たちの相関図も公開された。これまで登場人物同士の関係性なども謎に包まれていたが、相関図ではそれぞれに怪しげなセリフも盛り込まれている。

またシークレットゲストとして、二宮和也の声の出演も明らかに。ワンシーンながらにインパクトのある“声の芝居”を披露している。
■大森元貴 インタビュー
──鈴木というキャラクターを演じるうえで意識されたことは?
大森 一見突飛というか変わった役……概要とか肩書、経歴を並べるとそう思うんですけど、彼はいたって普通の人間、男性で。たまたま自分の境遇とか、扱いによって価値観が形成されているけど、矛盾している自分にいら立ったり寂しく思ったりもしている。でもどこかに希望を持っているようないでたちは、普段人として生活している部分は(自分としても)すごく分かるなと。特に何にこだわって鈴木になったかっていうのは、難しいですね……。ぶっ飛んだ設定がたくさんあるからこそ、僕と似ている共通点を探るところから始めたかもしれないです。
──桐山役の菊池風磨さんのお芝居で印象に残ったことはありましたか?
大森 言葉選びが難しいんですけど、飄々とやられていた印象です。何かひとつのことに「う~ん(悩)」ってなったり、自分の中でグルグルしてしまったりっていうのを現場で僕は見ていないなと思って。
──映画の現場を経験して音楽活動との違いは感じましたか?
大森 これはぶっちゃけて言うと、一番最初にオファーをいただいてプロデューサーさんたちに言わせていただいたことなんですが……。やっぱり映画を作るということは監督がいらっしゃって、脚本という指針があってのこと。そういう何か(自分と)違うところに答えや設計図があるというのは、音楽だと僕は経験がないんですよね。自分が設計図を書いて自分がひとつの駒にもなりながら、自分で駒を打っていくということをしてきているので。自分自身がひとつのピースになるというのは……ちょっと最初は難しく感じました。そこが一番何よりも不安だったことですね。自分の中にイメージも何もない状態から、ひとつのものを全身全霊で取り組んでお任せするということがなかったので、そこの違いはありました。結果それが刺激的で面白かったですし、逆に普段音楽でやっていることの答え合わせにもなりました。
■菊池風磨 インタビュー
──桐山というキャラクターを演じるうえで意識されたことは?
菊池 ある事件が起きる前と後の違いは明確に出したいなと思いつつも、別人になり過ぎるのは違うなと思っていました。この人に何があったんだろう?と思わせるような役作りはしたいなと思っていました。
──大森さんのお芝居に驚かされたところは?
菊池 彼がスピーカーになって話し出すんですけど、その時のテンポ感とかリズム感が、やはり音楽をされている方だから、歌っているかのような感じで聞き心地がとてもよくて。セリフひとつとっても、僕はリズムとか音程は非常に重要な気がするんですよね。表情とか気持ちだけじゃなくて。特にスピーカーみたいな、大勢に話すセリフは、リズムやテンポが顕著に出ると思う。それがさすがのアーティストならではの、聞き心地の良さ。あれは大きなスクリーンで見たら大迫力になっているのではないかなと思います。
──今この映画の出演はご自身にとってどんな意味を持たれますか?
菊池 お芝居の現場はグループとはまたすこし離れて、個人の可能性を広げられる大切な現場だなといつも思っています。
※インタビュー全文は映画公式サイトに記載
<作品情報>
『#真相をお話しします』
公開中
公式サイト:
https://shinso-movie.jp/
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