A24初の本格ファンタジー『OCHI! -オチ-』が、4月3日(金)より公開される。
本作は、2025年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、その独創的な表現世界が称賛を浴びた作品。
サクソン監督はミュージックビデオ界出身の映像作家で、これまでグリズリー・ベアやビョークといった著名なアーティストたちのビデオを手掛け、数々の賞を受賞。その独創的な映像世界は高く評価され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)や映像博物館でも展示された。
サクソン監督の映像表現の根底にあるのは、大学時代に培った工芸的な技術。サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学で、監督はCGに頼らない技術(ドローイングや彫刻)を学んだという。サクソン監督は大学での経験について、「映画制作というのはセリフを書いて俳優を撮影するだけではありません。デザインされた世界で登場人物を描き、考え、彫刻し、その後、欠けた部分を人工的に補って補強する。どうやって多くのリソースを使わずにそれを達成するか追求した結果、私は多彩なテクニックを学ぶことが出来ました」と振り返っている。その技術は、『OCHI!-オチ-』でも遺憾なく発揮され、昨年のサンダンス映画祭では「これこそが映画の魔術」「圧倒的な視覚饗宴」と絶賛された。
また、その技術は制作費の面でも大いに役立った。『OCHI!-オチ-』は通常の長編映画に比べ、約1,000万ドルというかなりの低予算で作られている。
手づくりにこだわったこともあり、『OCHI!-オチ-』は約8年の歳月をかけて制作。思わず視線を奪われる情景豊かな映像についてもCGの使用はなるべく避けるため、ストーリーボードから絵画を描くように世界観を練り上げていったという。その際に生まれたイメージをもとに、実写映像と背景画を合成するマットペイントという特殊技術で作り上げることに決めたサクソン監督は、200枚の背景画を自分で描き上げた。
さらに、愛らしいオチのキャラクターはパペットやアニマトロニクス、そして俳優がボディスーツを着用して演じる方法まで、徹底的に手づくりにこだわって様々な撮影が敢行され、CGが主流となった現代では逆に新鮮に感じるクラフト感あふれる作品が誕生した。
主演を務めるのは、『システム・クラッシャー』で次世代の最有望株となったヘレナ・ツェンゲル。共演には、『哀れなるものたち』のウィレム・デフォー、『博士と彼女のセオリー』のエミリー・ワトソン、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シリーズのフィン・ウォルフハードと実力派が集結した。
<作品情報>
『OCHI! -オチ-』
4月3日(金)公開
公式サイト:
https://a24jp.com/films/ochi/
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