
2025年9月5日(金) に東京・IMM THEATERで開幕した、堤真一と中村倫也によるふたり芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』の舞台写真が到着した。
『ライフ・イン・ザ・シアター』は、現代演劇を代表する米国の劇作家デヴィッド・マメットが1977年に発表した代表作。
約30年の時を経て再び本作に挑む堤は、今回はベテラン俳優のロバート役に。そして中村が新進俳優のジョン役を演じる。ふたりはとある劇場の楽屋で、終演したばかりの芝居について会話を交わす。今日の芝居の善し悪しや互いの演技の出来栄え、観客の反応や共演女優の悪口まで語り合う。新人のジョンは、ロバートの言葉を聞きもらすまいと熱心に耳を傾け、憧れの面持ちで彼の動きを見つめる。ロバートは役者としての心構えを若者への一言一言ににじませていく。

ふたりは劇場で演じられるさまざまな芝居を通して、上演前や上演後の楽屋、芝居中の舞台上、舞台袖など劇場内のあらゆる場所で“師と弟子”のようなやりとりを重ねていく。しかし、親密度を高めていたふたりの関係性は、時の流れとともに次第に変容していく。まるでシーソーのように行き来するパワーバランスと、微妙な心理的な交錯が、時にユーモラスに、時に辛辣に描かれる。


今回の公演では、2009年の初共演以来、親交を深めてきたという堤と中村が、初めて1対1で対峙する。演出は、近年は映像のみならず舞台でも活躍する水田伸生が務める。
東京公演は2025年9月23日(火・祝) まで。その後、9月27日(土)・28日(日) に京都・京都芸術劇場 春秋座、10月4日(土) から6日(月) に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、10月9日(木) から14日(火) に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、10月17日(金)・18日(土) に愛媛・愛媛県県民文化会館 サブホール、10月25日(土)・26日(日) に宮城・多賀城市文化センター 大ホール(多賀城市民会館)で上演される。
撮影:宮川舞子
<公演情報>
シス・カンパニー公演
『ライフ・イン・ザ・シアター』
作:デヴィッド・マメット
翻訳:小田島恒志
演出:水田伸生
出演:堤真一 中村倫也
【東京公演】
2025年9月5日(金)~23日(火・祝)
会場:IMM THEATER
【京都公演】
2025年9月27日(土)・28日(日)
会場:京都芸術劇場 春秋座
【愛知公演】
2025年10月4日(土)~6日(月)
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【大阪公演】
2025年10月9日(木)~14日(火)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【愛媛公演】
2025年10月17日(金)・18日(土)
会場:愛媛県県民文化会館 サブホール
【宮城公演】
2025年10月25日(土)・26日(日)
会場:多賀城市文化センター 大ホール(多賀城市民会館)
特設サイト:
https://www.siscompany.com/theatre/