
井口理(King Gnu)にとってメジャーデビュー後初の主演舞台となる『キャッシュ・オン・デリバリー』が、2025年12月に東京・THEATER MILANO-Za、2026年1月に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。
本作は、マイケル・クーニーによる抱腹絶倒のコメディ。
主演の井口は、King Gnuのボーカル・キーボードとして活動。2023年11月29日にバンドとして4作目となるアルバム『THE GREATEST UNKNOWN』をリリースし、2024年には全国5大ドームツアーとアジアツアーを敢行、計40万人を動員した。また俳優としても映画『劇場』(2020年)、『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)、ドラマ『MIU404』(2020年)などに出演。2023年3月公開の映画『ひとりぼっちじゃない』では映画初主演を務めるなど活動の幅を広げている。出演にあたり、「学生時代に今回の演出家・小貫流星くんと一緒に上演した思い出深い作品です。彼とは10年ぶりの再会ですが、それぞれの道で積み重ねてきたものを、今回の舞台でお見せできたら」と語り、「皆さんの笑顔が見られるように精一杯やりたい」と意気込む。
一方、バディとなるノーマン役の矢本は『ブスと野獣』(2015年)で連続ドラマ初主演を務め、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(2018年)や現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』にも出演。映画『ちはやふる』シリーズをはじめ、2025年7月期ドラマ『ちはやふる-めぐり-』にも出演中で、10月には映画『愚か者の身分』の公開も控えている。
演出を手がけるのは、舞台『千と千尋の神隠し』、舞台『キングダム』、ミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVEなどで演出助手を務め、本作で演出家デビューを果たす小貫流星。井口と小貫は学生時代に同じ作品を上演した間柄で、当時は小貫がエリック役、井口がノーマン役を演じていた。今回の再タッグにも注目が集まる。
【あらすじ】
10月の雨の降る朝。
ロンドン郊外にある、エリック・スワン(井口理)の自宅。
エリックには、妻のリンダに大きな隠しごとがあった。
2年前に電力公社を解雇されて以来、架空の間借り人を何人もでっちあげ、社会保障手当を不正受給し、生計を立てていたのだ。
良心の呵責を感じ始めたエリックは、でっちあげた人物を抹殺しようと決意する。
ところがそこへ、社会保障省の調査員、ジェンキンズ氏が訪ねて、エリックが生み出した架空の人物への面会を求める。
2階のホンモノの間借り人・ノーマン(矢本悠馬)を巻き込んで、嘘を重ねるエリック。
ごまかせばごまかすほど嘘がこじれ、エリックとノーマンは窮地に立たされていく。
ふたりは嘘をつきとおすことができるのか?
綱渡りの極限の状態で、エリックは──
■井口理(King Gnu) コメント

『キャッシュ・オン・デリバリー』は、学生の頃、今回演出をする小貫流星くんと一緒に上演した作品です。
僕が今回演じる役を当時は小貫くんが、矢本悠馬さんが演じる役は僕が演じていました。
その小貫くんがある日久しぶりに連絡をくれました。
ここ10年、お互い別々の道でやってはいましたが、小貫くんも東宝で演出助手として頑張っていたのを知り、お互いの積み重ねた成長を今また、皆さんに見せられたらなということで今回の舞台が決まりました。
矢本さんも小貫さんも、コメディをとても楽しんでやれるエンタテインメント精神を持った方々なので、僕自身一緒に舞台を作れることが楽しみですし、どこまでできるか分からないですが、皆さんの笑顔が見られるように精一杯やりたいと思います。
劇場でお待ちしております。
■矢本悠馬 コメント

主演の井口理さんをはじめ、初めましての方が多く、早く座組の皆さんにお会いしたいなと胸躍らせております。
自分が演じるノーマン・バセットは、作中で井口さん演じるエリックとはバディですし、物語の中心人物。もうすでに緊張しております。
何度も公演され、たくさんの演者の方が彩ってきた人気作品『キャッシュ・オン・デリバリー』、お話を知っている方や作品のファンの方が驚くような仕事ができればと腹をくくっております。
<公演情報>
『キャッシュ・オン・デリバリー』
作:マイケル・クーニー
演出:小貫流星
出演:
井口理
矢本悠馬
【東京公演】
2025年12月
会場:THEATER MILANO-Za
【大阪公演】
2026年1月
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
公式サイト:
https://www.tohostage.com/cashondelivery/