劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』、日本上演30周年!「一回一回の舞台を精一杯」
劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』日本上演30周年特別カーテンコールより

東京ディズニーリゾート内に位置する舞浜アンフィシアターにて、ロングラン上演中の劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』が11月24日、日本上演30周年を迎えた。本編終了後の特別カーテンコールでは、出演者代表による舞台挨拶を実施。

「これからも作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯つとめてまいります」と、来年3月15日に迎える舞浜千秋楽に向けて、決意を新たにしていた



ディズニーが演劇ビジネスに初進出した作品としても知られ、1994年にブロードウェイで初演。劇団四季では、今から30年前の1995年に初演して以来、10都市(東京、大阪、福岡、名古屋、札幌、京都、広島、静岡、仙台、舞浜)で上演を重ねた。



劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』、日本上演30周年!「一回一回の舞台を精一杯」

30周年を迎えたこの日、総公演回数は6648回、総入場者数は約657万人を見込んでいる。千秋楽となる来年3月15日には、舞浜での約3年5ヵ月のロングラン記録を達成する予定だ。



なお、特別カーテンコールでは「美女と野獣」「人間に戻りたい」の特別バージョンを披露。「30 Disney×劇団四季 2025.11.24」の看板を囲み、出演者全員が客席に感謝を伝えた。また、会場ロビーには、本作の作曲家アラン・メンケンから届いた直筆メッセージも展示された。



劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』、日本上演30周年!「一回一回の舞台を精一杯」

作曲家アラン・メンケンから届いた直筆メッセージ
劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』、日本上演30周年!「一回一回の舞台を精一杯」

今回の舞浜公演では、舞台美術や衣装を一新し、台本・演出もリニューアル。『美女と野獣』初演のクリエイティブスタッフたちが自ら再構築を手掛け、上海ディズニーリゾートで2018年から2020年に掛けて上演されたバージョンを踏襲した新演出版で上演している。楽曲面では、ベルが歌うソロナンバー「チェンジ・イン・ミー」を追加。1998年にブロードウェイのプロダクションで追加された楽曲で、日本公演では今回、新たに加えられた。



劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』、日本上演30周年!「一回一回の舞台を精一杯」

城を出て父モリースのもとへ戻ったベルが、野獣との交流を経て感じた自身の思いの変化を歌うナンバーで、それを聞いて見守るモリースとの温かい関係性も鮮明になり、親子愛が深く感じられる展開に。

加えて、ディズニーと劇団四季のクリエイティブチーム共同で、舞浜アンフィシアターに合わせたインストール作業を実施。半円形舞台上にプロセニアムを建て、『美女と野獣』の世界を作り上げている。




【出演者代表挨拶】



劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』、日本上演30周年!「一回一回の舞台を精一杯」

●コッグスワース役/雲田隆弘

ご来場いただき、誠にありがとうございます。本日、『美女と野獣』は日本上演30周年を迎えました。1995年、日本演劇史上例のない2都市同時ロングランで開幕した『美女と野獣』。以来、各地で上演を重ねてきました。作品を愛し、育んでくださった全てのお客様に、出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。

●ルミエール役/大木智貴

『美女と野獣』は、劇団四季が上演した初めてのディズニーミュージカル。『美女と野獣』の上演を皮切りに、これまで7作品のディズニーミュージカルを上演し、のべ3200万人を超えるお客様が劇場に足をお運びくださいました。これからも作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯つとめてまいります。引き続きご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。本日は、誠にありがとうございました。



取材・文・撮影:内田涼




<公演情報>
ディズニーミュージカル『美女と野獣』舞浜公演



2022年10月23日(日)~ロングラン上演中
会場:舞浜アンフィシアター(東京ディズニーリゾート内ディズニーアンバサダーホテル横)



チケット情報(2026年3月14日公演分まで発売中※2025年11月24日現在):
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2211144(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2211144&afid=P66)



公式サイト:
https://www.shiki.jp/applause/bb/

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