世界最大級の屋内ゴジラが羽田空港に降臨! 全長40mのド迫力スケールに福本莉子も「本当に驚きました!」
「HANEDA GODZILLA GLOBAL PROJECT」完成報告イベントより TM & (C) TOHO CO., LTD.

東宝株式会社、日本空港ビルデング株式会社、東京国際空港ターミナル株式会社の3社の連携により、日本のエンタテインメントを羽田空港から世界へ発信する大型プロジェクトとして「HANEDA GODZILLA GLOBAL PROJECT」が始動。「日本を訪れるすべての人々をゴジラが出迎え、そして、日本を出発する際にはゴジラが見送る」をテーマに、羽田空港第3ターミナルに全長約40メートル、高さ約9メートルの巨大ゴジラが登場する。



屋内設置のゴジラモニュメントとして世界最大となるこのゴジラ像の完成を記念して、羽田空港で「HANEDA GODZILLA GLOBAL PROJECT」完成報告イベントが開催。東宝株式会社 専務執行役員 兼 CGO(チーフ・ゴジラ・オフィサー)の大田圭二、東京国際空港ターミナル株式会社の赤堀正俊代表取締役社長、そしてスペシャルゲストとして、西武園ゆうえんちのアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」のアンバサダーを務める俳優の福本莉子が出席した。



今回のプロジェクト実現までの経緯について、大田CGOは最初の発案がコロナ禍以前の2019年であったことを明かし、「ゴジラは生誕して70年を超える日本を代表するキャラクターであり、このゴジラを日本で一番の玄関口である羽田空港で、世界に発信したいという思いが非常に強くありました」と振り返る。その後、コロナ禍もありプロジェクトが一時中断した時期もあったが、日本空港ビルデング、東京国際空港ターミナルの協力を得て、6年の歳月を経てついに完成を迎え、大田CGOは「万感の思い、感激のひと言です」と喜びを明かした。



ゴジラにまつわる記者会見ということで、赤堀社長は「ゴジラが上陸した、映画のイチ場面のような錯覚をしております」と笑みを浮かべ、羽田空港の世界への玄関口である第3ターミナルにゴジラが設置される意義について、「第3ターミナルは、日本の玄関口として到着時も、出発時も日本の魅力を強く印象付ける役割を担っていると思っております。ゴジラは世界中で高い認知度を持っておりまして、言語や文化の壁を乗り越えて、世界の人々に日本の文化を感じていただけると思っております」とコメントした。



世界最大級の屋内ゴジラが羽田空港に降臨! 全長40mのド迫力スケールに福本莉子も「本当に驚きました!」

ゴジラモニュメント

赤堀社長は、東宝の広報誌に書かれた「ゴジラが出迎え、ゴジラが見送る。到着では“ようこそ”、出発では“また会おう”」という文章を紹介。「このような思いを、世界中を旅行してくださる、日本に来てくださるみなさんに感じ取っていただき、“ゴジラは不滅!”ということを感じていただければと思っております」と語った。これから年末年始に向けて、多くの人たちが第3ターミナルを利用することになるが、「この圧倒的なゴジラを見て、エネルギーや高揚感を感じて旅立ったり、帰ってきたり、旅の思い出の1ページにゴジラが深く刻まれればと思っております」と願いを口にした。



ゴジラ誕生から70年もの間で、羽田空港がゴジラによる被害を受けたこともある。赤堀社長は今回のプロジェクトを進めるにあたり、ステークホルダーにプロジェクトについて説明する機会があったことを明かし、「例えば京浜急行さんに(説明に)行ったところ、笑顔で“品川がゴジラに潰されたんだよ”とおっしゃっていました(笑)。

22作目では、羽田空港の滑走路をメチャクチャにされたんですが、それをみんな笑顔で語っておりまして、いかにゴジラが愛されているかということをつくづく感じました」と明かした。隣の東宝の大田CGOは申し訳なさそうに苦笑を浮かべつつ、「ゴジラが潰した都市や街は、必ず再生して繁栄していくんですよ(笑)」と釈明し会場は笑いに包まれた。



今回のモニュメントは初代ゴジラをモデルにしており、全長では新宿の“ゴジラヘッド”よりも大きい。大田CGOは、「ゴジラヘッドも迫力がありますが、こちらは何と言っても、全身がデザインされていて、初代ゴジラと同じくらいの大きさになっています。その圧倒的な迫力とスケールを感じていただけると思っています」と言葉に力を込めた。「ぜひ正面からだけでなくエレベーターを上がって後ろからとか、いろんな角度から見ていただきたいです。聞くところによると、ゴジラと目が合う場所もあるらしいので、ぜひお探しください!」とアピールした。



仕事でもプライベートでも羽田空港をよく利用するという福本は、この巨大ゴジラについて「まさか出発ロビーに世界最大級のゴジラが設置されるとは……本当に驚きました!」と語り、「初代ゴジラがベースで、ほぼ実寸大で見られるし、『ゴジラ-1.0』ともほぼ同じ大きさだとお聞きしました。それが空港で、間近で見られるというのがすごくうれしいですし、海外からの旅行者の方も、目を丸くしてびっくりされる方がたくさんいると思います。日本人にとっても、世界に誇れる素晴らしいプロジェクトでワクワクします。(海外に)行く前に“いってきまーす!”ってゴジラに挨拶したいですし、それが習慣になったら楽しいと思います」と興奮した面持ちで明かした。



世界最大級の屋内ゴジラが羽田空港に降臨! 全長40mのド迫力スケールに福本莉子も「本当に驚きました!」

今回のプロジェクトでは、巨大モニュメントに加えて、第3ターミナルの2階到着ロビー階のインフォメーション上の吹き抜けの装飾として「ゴジラ 怪獣総進撃絵巻」と題し、歴代の人気怪獣たちがカラフルな色彩で描かれているほか、12月23日(火)からは高さ約2メートルの『ゴジラ-1.0』のゴジラ立像が、同じく2階到着ロビー階に設置される。

大田CGOは「(絵巻は)日本風でインバウンドの方にも受けると思います。(ゴジラ立像は)間近で見るとかなりの迫力で、こちらもSNSスポットとして話題になると思います」と期待を口にした。



世界最大級の屋内ゴジラが羽田空港に降臨! 全長40mのド迫力スケールに福本莉子も「本当に驚きました!」

「ゴジラ 怪獣総進撃絵巻」
世界最大級の屋内ゴジラが羽田空港に降臨! 全長40mのド迫力スケールに福本莉子も「本当に驚きました!」

『ゴジラ-1.0』のゴジラ立像(イメージ画)

出発ロビーでゴジラが見送り、到着ロビーでゴジラが出迎えるという取り組みについて、赤堀社長は「出到着で物語を紡ぐという取り組み、この圧倒的なサイズというのは、世界初だと思います。ドーハ空港(カタール/ハマド国際空港)にクマがいまして、その高さが7メートルで最大と言われていたので、それを大幅に超えます!」と誇らしげに語った。さらに世界最大級の空港評価機関「スカイトラックス」の会長から「第3ターミナルのゴジラをテーマにしたワオファクター(Wow Factor/人々をワクワクさせたり感動させたりする要素)を効果的にアピールし、世界的なメディアの注目を集めることを期待する」というコメントが届いたことを明かし、あらためてプロジェクト完成への喜びと、感謝の思いを口にした。



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