7月21日(木)、宝塚歌劇団雪組のMidsummer Spectacular『ODYSSEY-The Age of Discovery-』が、大阪の梅田芸術劇場メインホールで開幕する。
雪組トップスターの彩風咲奈が美しき海賊王ブルームに扮し、個性豊かな海賊たちと共に、伝説の海賊船に乗って航海に出発。
作・演出を手がけるのは、昨年の宙組公演『Délicieux!』や、今年6月の同『FLY WITH ME』など、ショーのヒット作、話題作が続いている野口幸作で、今回も、彩風や朝月をはじめ、キャストそれぞれの個性を生かした、華やかで楽しいショーが観られるだろう。
この作品は本来、今年1月に東京国際フォーラムで、“New Year's Spectacular”として上演予定だったが、コロナ禍で公演中止を余儀なくされ、日程と場所、一部出演者を変更して、改めて上演されることになったもので、出演者にとってもファンにとっても、待ちに待った公演だ。大いに期待したい。
千秋楽の8月7日(日)13時公演では、全国各地の映画館でライブ中継が行なわれ、タカラヅカ・オン・デマンドで、ライブ配信も実施される予定だ。
宝塚歌劇団雪組ミュージカル 『心中・恋の大和路』
もうひとつの雪組公演は、現在、同じ梅田芸術劇場のシアタードラマシティで上演中の、和希そらが主演するミュージカル『心中・恋の大和路』で、大阪公演は7月28日(木)まで。8月3日(水)から9日(火)までは、東京の日本青年館ホールで公演が予定されている。
今作は、“梅川忠兵衛”として知られる近松門左衛門作『冥途の飛脚』のミュージカル化で、1979年に初演されて以来、再演を重ねてきた日本物の名作だ。大坂の飛脚問屋亀屋の養子で、一途で真面目な性格の忠兵衛(和希)は、遊女梅川(夢白あや)に入れあげた挙げ句、身請けの金に窮して、大事な公金の封印を切ってしまう。死を覚悟して、忠兵衛の実家がある大和国新口村まで逃げて来たふたりが、最後、一面の雪景色の中で力尽きる場面が、哀しくも美しく、感動的だ。
宙組から雪組に組替え後、存在感を増している和希にとっては、主演作の初の東上公演となり、名作への挑戦が更なる飛躍に繋がるか、注目が集まる。
なお、7月28日(木)のドラマシティ公演千秋楽は、タカラヅカ・オン・デマンドでのライブ配信が予定されている。
文:原田順子

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