トロント映画祭観客賞に『Hamnet』

トロント国際映画祭の受賞結果が発表された。観客賞に輝いたのは、クロエ・ジャオ監督の『Hamnet』。



次点はギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』、3番目はライアン・ジョンソン監督の『ナイヴス・アウト』シリーズ最新作『Wake Up Dead Man: Knives Out Mystery』だった。



新設された国際観客賞を受賞したのは、パク・チャヌク監督の『No Other Choice』。ドキュメンタリー観客賞はバリー・アヴリッチ監督の『The Road Between Us: The Ultimate Rescue』。



ミッドナイト・マドネス観客賞はマット・ジョンソン監督の『Nirvana the Band the Show the Movie』だった。ミッドナイト・マドネス部門の3番目は谷垣健治監督の『The Furious』だった。



『アメリカン・ビューティ』、『スラムドッグ$ミリオネア』、『英国王のスピーチ』、『グリーンブック』、『ノマドランド』など、トロントの観客賞受賞作がオスカー作品賞も受賞した例は多い。ただし、昨年の受賞作『The Life of Chuck』は、アメリカの配給が決まるのに時間がかかり、今年の北米公開となったため、来たるアワードシーズンを戦うことになる。



文=猿渡由紀

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