青春を振り返る世代の青春ドラマ。Nana Produce『青春、絶望を笑う』

2025年10月28日(火)12:00

自らも俳優として活動する田崎那奈がプロデューサーを務めるNana Produce。そのVol.25となる公演、『青春、絶望を笑う』が11月6日(木)～10日(月)東京・中野のテアトルBONBONで、12月20日(土)～21日(日)大阪・近鉄アート館で上演される。

ここしばらくはプロデュースに専念していた田崎が、久々に俳優としても参加することになる本作。彼女のたっての望みで脚本、演出を手がけるのは、「激しさと包容力」をテーマに掲げる演劇ユニット「HIGH colors」主宰である深井邦彦。描くのは「青春」の物語だ。

『青春、絶望を笑う』キャストと作・演出の深井邦彦（前列右端）

青春という年齢は遥か過ぎ、かつての「笑っていた」青春を眩しいと思うばかりの主人公・土居。そんな彼が20年ぶりに青春時代の友人・山口に出会う。青春から遠く離れ、面白くない大人になり果てていた土居とは違い、山口は芸人という職業に就き、大人の「面白くなさ」を笑いに変えていたが……。フライヤーには「この物語は、僕の絶望を、あいつの青春が笑う物語」というキャッチコピーが添えられている。

主人公・土居を演じるのは「まるは食堂」や小松台東の『デンギョー！』（2024）などにも出演した依田啓嗣。今年7月には「ヨダバース」という名義でInstagramとTikTokを開設。「マルチバースの依田」という名目で、さまざまなキャラクターになりきって演じるコミカルな映像を投稿している。そんな依田が、今回は人生の憂いを抱える等身大の役柄を演じる。他に堀之内良太、関口アナン、岡元あつこ、中原和宏らが出演する。

大人になっても忘れられない“青春の痛み”を、もう一度味わわせてくれる一作になりそうだ。

＜公演情報＞
Nana Produce Vol.25
『青春、絶望を笑う』

作・演出：深井邦彦

出演：依田啓嗣　堀之内良太　関口アナン　益田恭平　寺田有希　森岡里世／岡元あつこ　中原和宏　田崎那奈

【東京公演】
2025年11月6日(木)～10日(月)
会場：テアトルBONBON

【大阪公演】
2025年12月20日(土）・21日(日)
会場：近鉄アート館

チケット情報：
https://w.pia.jp/t/nanapro25/（https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2562047&afid=P66）

公式サイト：
https://nanapro.tokyo/

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