清原果耶&井之脇海の背後に池津祥子の冷徹な眼差し……『レディエント・バーミン Radiant Vermin』公演詳細&メインビジュアル解禁
『レディエント・バーミン Radiant Vermin』メインビジュアル (撮影:設楽光徳)

英劇作家のフィリップ・リドリーと演出家の白井晃がタッグを組んだ三人芝居『レディエント・バーミン Radiant Vermin』の公演詳細およびメインビジュアルが解禁された。



『レディエント・バーミン Radiant Vermin』は、2015年にイギリスで初演、日本では2016年に白井演出により初演された。

理想の住まいを求める夫婦が謎めいた不動産仲介人との出会いにより奇妙な方向へ変容していく様を濃密に描き、大きな話題を呼んだ作品だ。今回の上演では、大きな秘密を抱えた「家」に翻弄される妻のジル役を清原果耶、夫のオリー役を井之脇海、そしてふたりの前に突然現れる不動産仲介人ミス・ディー役を池津祥子が演じる。



公開されたメインビジュアルでは、理想の生活を象徴するような爽やかな装いで微笑むオリーとジルの背後に、黒いスーツに身を包んだミス・ディーが冷徹な眼差しで佇んでいる。ポップな色彩と不穏な空気感が同居する、本作の不可思議な世界観を象徴する仕上がりとなっている。



演出の白井は、本作について「まさに現代版の“マクベス”に他ならない」と言い、「青少年や若い世代も含めて、幅広い世代の皆さんにご覧いただきたい」と呼びかけている。ジル役を演じる清原は「ジルという人間の腹に沈む狂気を体感できることが今から楽しみ」と意気込み、初演を観て衝撃を受けたというオリー役の井之脇も「思い切ってどっぷり浸かってみたい」と挑戦への決意を明かした。さらにミス・ディー役の池津は「カラッとリアルでゾッとする、この恐ろしく面白い戯曲。謎多き人物ミス・ディーとこのレディエント・バーミンの世界を深めていけたら」と胸を膨らませており、実力派キャスト陣と白井が巻き起こす化学反応に期待が高まる。



『レディエント・バーミン Radiant Vermin』は、2026年6月8日(月) から7月5日(日) まで東京・シアタートラムで上演。その後ツアー公演として、7月11日(土)・12日(日) に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、7月18日(土)・19日(日) に宮崎・メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホール、7月25日(土)・26日(日) に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場、7月31日(金)・8月1日(土) に愛知・春日井市民会館で上演される。



【ストーリー】
若い夫婦オリーとジルが、自分たちの「家」の話を始める。
1年半前、彼らはまだ小さいボロ屋に住んでいて、ジルは妊娠中だった。

そんなある日、ミス・ディーと名乗る家の仲介者から「夢の家を差し上げます」という手紙が舞い込む。
疑いながらも見に行くと、浮浪者がうろつく荒れ野原に立つ古びた大きな家。ミス・ディーは、ふたりなら素晴らしい家にリフォームできると言って契約書を差し出す。生まれてくる赤ちゃんのために理想のマイホームが欲しい──ふたりは契約書にサインする。
引っ越した次の日。ふたりは偶然、夢の家の残酷な秘密を知る。
たちまちその秘密の虜になったふたりは次々と不思議な“光”とともに家を豪華にリフォームし、荒れ野原をリッチなお洒落タウンへと変貌させていくのだが……。その光とはいったい……?



<公演情報>
『レディエント・バーミン Radiant Vermin』



作:フィリップ・リドリー
翻訳:小宮山智津子
演出:白井晃



出演:清原果耶、井之脇海、池津祥子



【東京公演】
2026年6月8日(月)~7月5日(日)
会場:シアタートラム



【兵庫公演】
2026年7月11日(土)・12日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール



【宮崎公演】
2026年7月18日(土)・19日(日)
会場:メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホール



【新潟公演】
2026年7月25日(土)・26日(日)
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場



【愛知公演】
2026年7月31日(金)・8月1日(土)
会場:春日井市民会館



公式サイト:
https://setagaya-pt.jp/stage/31083/



『レディエント・バーミン Radiant Vermin』スタッフ&キャストコメント

■演出:白井晃
フィリップ・リドリーの傑作『レディエント・バーミン Radiant Vermin』を再び上演できることを心からうれしく思っています。
この作品は私にとって特別な思い入れのあるもので、初演以降長い間、再演を待ち望んできました。今回、新たなメンバーと共にこの作品に息を吹き込むことができるのを、とても楽しみにしています。
リドリーの戯曲の中でもとりわけこの作品は演劇的な仕掛けが豊富で、人間の内面に潜む暗さや美しさにスポットライトを当て、私たちの生きる世界に対して深い洞察を与えてくれます。滑稽でいて恐ろしい。

まさに現代版の『マクベス』に他ならないのです。
素晴らしい三人の俳優の皆さんと稽古をするのが待ち遠しく、青少年や若い世代も含めて、幅広い世代の皆さんにご覧いただきたいと願っています。



■ジル役:清原果耶
落とし穴に嵌り深い闇の底に誘われたとき、あまりにも残酷な現実と、これまでぼやかしながら生きてきた欲望への興味の狭間で、彼等がどの様に踊らされるのか……ジルという人間の腹に沈む狂気を体感できることが今から楽しみでなりません。
それと同時に、ジルと共にその罠に嵌められた時私自身がどうなってしまうのか全く想像がつきません。得体の知れない不安と、いつも通りの緊張と楽しみと。沢山の感情を抱き締めながら今自分が持てる全てを懸けて臨みます。
ミス・ディーの手によって歩みを始めるジルとオリーの大冒険を見届けていただけたら幸いです。
ぜひ劇場でお会いできる日々を楽しみにしております。



■オリー役:井之脇海
初演を劇場で観たとき、人間の浅はかさと容赦ない残酷さがどんどんむき出しになっていくのに、鳥肌が立ったことを覚えています。
なのに、コメディとしてゲラゲラ笑えてしまうところもたくさんあって、その不思議な魅力に釘付けになり、しばらく頭から離れませんでした。
それ以来、いつかオリーを演じてみたいと思っていたので、再演のお話をいただき、こんな奇跡あるんだ!と驚きました。
あの世界を演じたときに、すごーく深いところまで心が引き込まれて、戻れなくなるのでは、という怖さもありますが、白井さんの演出のもとであれば、何があっても大丈夫という安心感もあるので、思い切ってどっぷり浸かってみたいと思います。


深いところまで辿り着いた先に、どんな光がにじむのか。初演とはまた違う光り方ができたらいいな、と思います。頑張ります。



■ミス・ディー役:池津祥子
初めて尽くしの公演になります。初共演の清原さん、井之脇さん、白井さんに演出をつけていただくのもなんと初めて! 念願叶いました。この座組でのがっつり稽古、今から楽しみでなりません。そしてトラムの舞台にも初めて立たせていただきます。
カラッとリアルでゾッとする、この恐ろしく面白い戯曲。これは私たちの物語なのだと感じました。長年リドリー作品を手がけてこられた白井さんの演出にくらいついて、謎多き人物ミス・ディーとこのレディエント・バーミンの世界を深めていけたらと思っています。
皆様もどうぞご期待ください。劇場でお待ちしております!



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