
新宿・歌舞伎町にある「新宿歌舞伎町能舞台」で、7月26日(土)より「新宿歌舞伎町春画展ー文化でつむぐ「わ」のひととき。』が開催される。
性別や身分を越えて江戸の人々を魅了した春画。単なる性的描写だけではない、漢詩や和歌など古典文学を題材にした作品も多く、当時の人々にとって春画は知的な読み解きを楽しむものでもあった。また、浮世絵師たちにとっても重要な表現の場であり、江戸幕府によって禁制品とされたことを逆手にとった絵師たちの技巧やユーモアが凝縮されている。
同展では、『北斎漫画』の世界一のコレクターにして、春画のコレクターでもあり、春画の魅力を日本に世界に発信する第一人者である浦上蒼穹堂代表・浦上満氏の春画コレクションの中から、菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳など、江戸時代に制作された春画、約100点を展示。会場となる「新宿歌舞伎町能舞台」は、「中島新宿能舞台」として1941年に設置され、現在は伝統芸能の上演や文化観光コンテンツの創出を通じて、日本文化を国内外に発信する場として活用されている場所。アートディレクターには林靖高(Chim↑Pom from Smappa!Group)を迎え、本舞台や橋掛り、客席にいたるまで、「新宿歌舞伎町能舞台」を全面的に活用した展示が行われるという。

新宿歌舞伎町能舞台
世界随一の歓楽街である歌舞伎町のエネルギーと江戸時代の文化が交差するユニーク展示空間となりそうだ。なお、18歳未満は入場不可となる。

<開催概要>
『新宿歌舞伎町春画展ー文化でつむぐ「わ」のひととき。』
2025年7月26日(土)~9月30日(火)、新宿歌舞伎町能舞台にて開催
公式HP:
https://www.smappa.net/shunga/