能登への想いを込めた宮本亞門30年ぶりの映画監督作『生きがい IKIGAI』場面写真一挙公開
『生きがい IKIGAI』 (C)「生きがい/能登の声」フィルムパートナーズ

演出家・宮本亞門30年ぶりの映画監督作『生きがい IKIGAI』の場面写真が一挙公開された。



甚大な被害を生じた地震から8カ月後、豪雨という災害に再び見舞われた能登。

ミュージカル、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎などジャンルを越える演出家として国内外で幅広い作品を手がける宮本亞門は、能登でのボランティア活動に参加し、想像を超える被害と復興の遅れを目の当たりにした。本作は、宮本が地元の人々の声を聞き、言葉に触れ、復興の想いを募らせ製作したショートフィルムで、『能登の声 The Voice of NOTO』(監督・編集:手塚旬子)とともに『生きがい/能登の声』として併映される。



能登への想いを込めた宮本亞門30年ぶりの映画監督作『生きがい IKIGAI』場面写真一挙公開

土砂災害の被災現場で、崩壊した家の下から救出された主人公・元教師で「黒⻤」と呼ばれる信三(鹿賀丈史)。心配する周囲の声も聞こうとせず、助け出された泥だらけの姿で信三はその場から去ってしまう。公開された場面写真では、救出されたばかりで全身泥だらけの鋭い眼光が光る信三の姿や、信三の唯一の理解者であり、今は亡き妻である美智子(常盤貴子)の姿が。



能登への想いを込めた宮本亞門30年ぶりの映画監督作『生きがい IKIGAI』場面写真一挙公開

能登への想いを込めた宮本亞門30年ぶりの映画監督作『生きがい IKIGAI』場面写真一挙公開

また、避難所に馴染めず倒壊した自宅の一角で暮らす信三の元に訪れたボランティアの⻘年(小林⻁之介)や信三の甥・尚史(津田寛治)、ボランティアセンターの上田(根岸季衣)など、心を閉ざした信三に寄りそう周囲の人物も捉えられている。



能登への想いを込めた宮本亞門30年ぶりの映画監督作『生きがい IKIGAI』場面写真一挙公開

能登への想いを込めた宮本亞門30年ぶりの映画監督作『生きがい IKIGAI』場面写真一挙公開

さらに、救いの手を跳ね除けていた信三が⻘年と向かい合って何かを話す姿など、厳しい現状の中で、それぞれが事情を抱えながらも支え合って生きていく様子が伝わる場面写真となっている。



能登への想いを込めた宮本亞門30年ぶりの映画監督作『生きがい IKIGAI』場面写真一挙公開

<作品情報>
『生きがい IKIGAI』(上映時間:28分)



6月20日(金) 石川県先行公開
7月11日(金) 全国順次公開



同時上映:ドキュメンタリー『能登の声 The Voice of NOTO』(監督・編集:手塚旬子/上映時間:38分)



公式サイト:
https://ikigai-movie.com



(C)「生きがい/能登の声」フィルムパートナーズ

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