
水上恒司が主演を務める映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の新キャストが発表された。
原作は、2021年にマガジンポケットで連載が開始されると若い世代を中心に大きな反響を集め、翌年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」を受賞した人気漫画。
この度新キャストとして、ケンカだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥(水上)たちを見守る喫茶店「喫茶ポスト」店員の橘ことは役で八木莉可子、敵対する不良軍団<獅子頭連>の頭取・兎耳山丁子役で山下幸輝、副頭取・十亀条役で濱尾ノリタカの出演が決定。さらに、獅子頭連のメンバーとして佐狐浩太役を曽田陵介、鹿沼稔役を萩原護、有馬雪成役を高橋里恩が演じる。
八木は本作への出演について、「原作もアニメも見させていただいたんですけど、本当に『WIND BREAKER』の純粋なファンになってしまって、グッズも買いに行きました(笑)。その中でことはという役を演じさせていただけるというのは本当に光栄で、とてもうれしかったです」と喜びを明かした。
山下は、兎耳山を演じるにあたり「兎耳山はいつも可愛い笑顔をみんなの前で放ちますが、目が笑ってなかったから、“ああ、この子は何かを……”と第一印象で何かを抱えているキャラクターなのかなということはパッと入ってきました。原作を読んでいるうちに、どうしたらいいか分からない、といった想いみたいなものが自分と似ていたので、すごく共感して役作りできたなと思います」とコメントしている。
濱尾は十亀の特徴的な身なりについて「下駄を気にして芝居ができないのは最悪なので、撮影の数カ月前から基本的に下駄で生活したり、ビジュアルに寄せられるように5~6kg体重を落とすなどして役作りを行いました」と驚異の役作りを明かし、「我が子である作品を託してくださった先生へのリスペクトを大切にして演じました」と作品への熱量をコメントした。
濱尾と劇中でハードなアクションシーンを最も多く共にし、同い年でもある水上は、「(苦戦しながらも)真摯に、誠実に、真面目に取り組んでいました。真面目過ぎやしないか!?と周りから思われるくらい、入り込んでいました」と称え、濱尾も「このタイミングで同い年の彼みたいな役者に会えたってことは、僕の今後の役者人生にとってすごく大きいことでした」と振り返る。
さらに水上は本作で登場するセリフ「拳は時に言葉より相手を知る言語になる」を実感した瞬間としても濱尾とのアクションシーンを挙げており、「周りからの声が聞こえないくらい集中している時がありました。僕と濱尾くん、アクションをやっている者同士でしか分からない、共感という意味でいうとそういう瞬間があったのかなと思います」と撮影を振り返っており、役柄を超えた戦友としての関係性をうかがうことができる。
併せて最新予告映像と、山下と濱尾のインタビュー入り特別映像も公開された。予告映像では、主人公・桜が街を守る不良軍団<防風鈴>として成長していく姿と、彼らを標的にする不良軍団<獅子頭連>との対決が描かれている。特に山下演じる兎耳山の「風鈴がほしい」という怪しげな言葉と、濱尾演じる十亀が「弱いヤツはいらない」と仲間にも容赦なく手を上げるシーンが印象的だ。
また、全9種のムビチケカードの発売も決定。第1弾は桜、楡井秋彦(木戸大聖)、蘇枋隼飛(綱啓永)の3種が8月8日(金)に、第2弾はことは、兎耳山、十亀の3種が9月19日(金)に、第3弾は杉下京太郎(JUNON/BE:FIRST)、柊登馬(中沢元紀)、梅宮一(上杉柊平)の3種が10月3日(金)に発売される。全国の上映劇場で販売予定で、好きな絵柄を選ぶことができる。

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』ムビチケカード第1弾
■橘ことは役:八木莉可子 コメント全文
橘ことは役を演じさせていただきました、八木莉可子です。とても素敵な原作に私もすっかり虜になってしまい、気づけばグッズを集める日々が続いていました……(笑)。監督やキャストの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に、どうすれば“ことは”をリアルに演じられるか、映画だからこその表現も探りながら、丁寧に撮影に臨ませていただきました。この作品が持つ魅力や熱量が、また少し違ったかたちで届くきっかけになればうれしいです。映画『WINDBREAKER』も、どうぞよろしくお願いいたします。
■兎耳山丁子役:山下幸輝 コメント全文
今回兎耳山丁子役を務めさせていただきます山下幸輝です。
僕自身今回アクション初挑戦で大変な部分が沢山ありましたがキャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして何より兎耳山丁子という存在に助けられました。全編オール沖縄ロケで自然に身を委ねて撮影に挑みました。
熱い、あつい男たちの対話を是非劇場でご覧ください。
■十亀条役:濱尾ノリタカ コメント全文
十亀条として出演いたします、濱尾ノリタカと申します。
良い作品を届けるために、全員全力で走りました。それぞれがそれぞれの走り方をしたと思います。
監督、キャスト、全クルー、いろんな方が集まって、それぞれの向き合い方に個性があり、それが特に作品の魅力となっているのかもしれないと思っています。
世代や性別を越えたなにかが詰まっていると思います。
何より原作者にいさとる先生がお描きになった原作『WIND BREAKER』に尊敬を込めて演じました。
ぜひ、劇場でご覧ください。
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』最新予告映像
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』特別映像(獅子登場!編)
<作品情報>
『WIND BREAKER』
12月5日(金)公開
公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/wb-movie/
(C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会