加藤健一事務所vol.122『請願』が、2025年12月3日(水) から14日(日) に東京・本多劇場で上演される。
イングランド生まれの劇作家ブライアン・クラークによる本作は、核兵器という世界的な問題を背景に、半世紀を共に歩んだ老夫婦の愛を描く。
今回の公演では、ふたり芝居のパートナーとして加藤健一と初共演となる増子倭文江を迎える。演出は『サンシャイン・ボーイズ』や『煙が目にしみる』などで知られる堤泰之が担当する。
本作について加藤は「“今どうしてもやっておかなくては!”という強い思いで上演を決めた作品です。ブライアン・クラークという劇作家が国の核所有の是非をめぐる問題と、夫婦の愛の問題を見事に融合させた傑作ドラマです」とコメント。「今回はキャストも演出家も一新し、僕自身も、核という強烈なテーマに引きずられすぎることなく、夫婦愛というテーマをしっかりと見つめながら、前回とは違うアプローチをしたいと思っています」と意欲を示した。
2025年12月3日(水) および12月10日(水) の終演後にはミニイベントが行われる予定。12月14日(日) 14時公演は、目の不自由な観客を対象とした舞台装置の説明会が開催される。
また12月8日(月) には、事務所創立45周年、加藤健一役者人生 55 周年を飾る書籍『芝居狂 役者・加藤健一』(著者:中村義裕/東京堂出版)が出版されるが、本公演ではその先行販売も行われる。
チケットの一般発売は、2025年10月19日(日) 10時より開始される。
【STORY】
ロンドンの高級住宅街で穏やかに暮らす老夫婦。退役軍人の夫・エドムンド(加藤健一)と、病弱の妻・エリザベス(増子倭文江)。
ある日、エドムンドは核兵器反対の請願署名にエリザベスの名前を見つけて憤る。退役後もなお国家への忠誠を貫くエドムンドにとって、妻の行動は決して見過ごせるものではなかった。
しかしそれは、半世紀以上連れ添ってきたエリザベスが、初めて本心を主張した瞬間でもあった。
夫婦の議論が進むなか、互いに知らなかった真実が明らかになっていく──。
■加藤健一 コメント全文
「今どうしてもやっておかなくては!」という強い思いで上演を決めた作品です。
ブライアン・クラークという劇作家が国の核所有の是非をめぐる問題と、夫婦の愛の問題を見事に融合させた傑作ドラマです。ずっと以前にも上演しましたが、今回はキャストも演出家も一新し、僕自身も、核という強烈なテーマに引きずられすぎることなく、夫婦愛というテーマをしっかりと見つめながら、前回とは違うアプローチをしたいと思っています。
きっと皆様の周りでも、毎日のように報じられる戦争のことや、大国の権力争いのことが話題になっていると思います。でも、このお芝居は決して怖い内容ではなく、心温まる感動のドラマに仕上げたいと思っていますので、ぜひ応援していただきたく、伏してお願い申し上げます。
<公演情報>
加藤健一事務所vol.122『請願』
作:ブライアン・クラーク
訳:吉原豊司
演出:堤泰之
出演:加藤健一、増子倭文江
2025年12月3日(水)~14日(日)
会場:東京・本多劇場
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2563099(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2563099&afid=P66)
公式サイト:
https://katoken.la.coocan.jp/122-index.html

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