
上西雄大が監督を務める映画『宮古島物語 ふたたヴィラかんかかりゃの願い』が、現地時間7月19日にフランスのニースで開催された「ニース国際映画祭 2025」で最優秀作品賞を受賞。さらに、外国語映画部門優秀男優賞を出演者の柴山勝也、田村亮がダブル受賞、外国語映画最優秀男優賞を上西が受賞した。
『宮古島物語 ふたたヴィラかんかかりゃの願い』は、『宮古島物語ふたたヴィラ』『宮古島物語ふたたヴィラ 再会ぬ海』に続くシリーズ3作目の作品。沖縄・宮古島にある、泊まれば心から願った再会が叶うというヴィラを舞台に、同地に集う人々の絆と再生を描く。これまでにもシリーズ作品は数々の賞を受賞しており、1作目は「ミラノ国際映画祭 2021」で外国語映画最優秀男優賞と外国語映画最優秀作品賞、「マドリード国際映画祭 2022」では最優秀賞と最優秀女優賞を受賞。2作目は「マドリード国際映画祭 2023」で最優秀賞・最優秀主演男優賞を受賞している。
受賞を受けて上西監督は「人を悲しませるものは大切な者との別れである。また人を救うのは大切な者との再会であろう。そのテーマを宮古島の美しい青い空と海に描いた本作に積み上げる人の心の物語がまた評価されたことに心から喜びと感謝を抱きます」とコメントしている。
また優秀男優賞を受賞した柴山は「シリーズ3作目で再び評価を受けたことを、大変光栄に思います。これも上西監督とスタッフの皆様のおかげと感謝しております。この映画を通じて、宮古島の美しさや人の想い、そして文化が、より多くの方の心に届けばうれしく思います」と喜びを明かした。
同じく優秀男優賞を受賞した田村は「今、9月公演のシェイクスピアのセリフ覚えで七転八倒している最中に大変うれしいニュースが入って来ました。それを耳にした瞬間、今まで覚えたシェイクスピアのセリフが全部フッ飛んでしまいました。
ニース国際映画祭は2013年にフランス・サントロペで設立され、その後ニースへと拠点を移し、「ニース国際映画祭」へと名称変更された。2016年には国際商標登録されている。同映画祭の主宰者カール・トゥニーは上西監督について「映画製作の経験を広げ、新しく刺激的な作品を手がけるようになりました。いつも彼の作品には驚かされ、心動かされます」と評している。なお、本作の上映は決まり次第公式サイトで発表される。
■上西雄大監督 コメント全文
人を悲しませるものは大切な者との別れである。また人を救うのは大切な者との再会であろう。そのテーマを宮古島の美しい青い空と海に描いた本作に積み上げる人の心の物語がまた評価されたことに心から喜びと感謝を抱きます。ともに力を添えてくださいました方々へも心より感謝申し上げます。
ありがとうございました!
■柴山勝也 コメント全文
この度、最優秀主演男優賞を田村亮さんと共にいただきました。シリーズ3作目で再び評価を受けたことを、大変光栄に思います。
■田村亮 コメント全文
今、9月公演のシェイクスピアのセリフ覚えで七転八倒している最中に大変うれしいニュースが入って来ました。『宮古島物語 ふたたヴィラかんかかりゃの願い』に出演しました柴山勝也さんと田村亮がニース国際映画祭で最優秀男優賞をいただきました。
それを耳にした瞬間、今まで覚えたシェイクスピアのセリフが全部フッ飛んでしまいました。そして宮古島の白い砂浜と真っ青な海が頭に浮かんできました。
<作品情報>
『宮古島物語 ふたたヴィラかんかかりゃの願い』
公式サイト:
https://futata-villa.com/