
織田裕二が主演を務める連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』が、2026年にWOWOWで放送・配信される。このたび新キャストとして反町隆史の出演が発表された。
『水滸伝』は『三国志演義』『西遊記』と並ぶ中国三大奇書のひとつで、理不尽な世の中に抗ったアウトローたちが“志の旗”のもとに集う壮大な群像劇。北方謙三版『水滸伝』はシリーズ累計発行部数1,160万部を突破している人気作品で、未だかつて映像化されていない大河小説の金字塔が、日本ドラマ史上、規格外のスケールで完全映像化される。
反町は、民に慕われる義の心と烈火の如き闘志を併せ持つ晁蓋(ちょうがい)役を演じる。晁蓋は“托塔天王(たくとうてんおう)”の異名を持ち、義と激情を併せ持つ“叛逆の英雄”として、物語のもうひとりの中心人物となる。織田が演じる宋江(そうこう)とは対照的な性格を持ちながらも、ふたりはともに志の砦〈梁山泊〉を率いて腐敗した国家権力に立ち向かっていく。公開されたビジュアルでは、刀を携え馬に跨って戦の最前線を突き進む晁蓋の雄姿や、民を奮い立たせるように激しく檄を飛ばす頭領としての姿が映し出されている。
オファーを受けたときのことについて反町は、「2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。“反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです”そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした」とコメント。また「晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました」と役を生きた心境をコメントしている。若松節朗監督も「反町隆史が楽しんで演じている晁蓋にご期待ください」と手応えを示している。なお、織田と反町の共演はTVドラマ『SUITS/スーツ2』以来約6年ぶり2度目となる。
■反町隆史(晁蓋役)コメント全文
2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。
「反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです」
そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした。
軍略と統率力に優れ、叛乱の先頭に立って突き進む晁蓋は、まさに英雄。
晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました。
織田裕二さんをはじめ、キャスト・スタッフと一丸となって撮影に挑んだ壮大で熱い、この作品を皆様にお届けできるのが今から楽しみです。
『北方謙三 水滸伝』ぜひ、ご期待ください。
■若松節朗監督 コメント全文
反町隆史は面白い男である。芝居も素も堪らなく面白いのだ。
仮面を被った、馬上での静かで異様な佇まい。派手なブルーの衣装に包まれたビジュアルがここまで似合う男はいない。
その圧巻の姿に、つい笑みが浮かんでしまう。
普段、余り多くを語らない控えめな彼の、今回の任務は、とてつもなく重い。織田裕二と一緒に世直しに挑むもうひとりのカリスマで、静なる宋江とは対極にして、果断で統率力抜群。動なる軍略の雄を演じなければならないのだ。義侠心に厚く厳格な強い男を荒ぶって匂わせてほしい。それでいて、どこか楽観的でニヒルな笑いも見せてほしい。何とも難しい役どころではあるが、カレーを食べている様な爽やかさも出してくれるので実にうれしい。眩い程の「生きる光」を発し続ける晁蓋も、反町隆史とダブって見えるから不思議である。反町隆史が楽しんで演じている晁蓋にご期待ください。
反町隆史 コメント動画
<番組情報>
連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』
2026年 WOWOWで放送・配信
公式サイト:
https://suikoden-drama.com
(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW