福士蒼汰×福原遥『楓』モーニングルーティンを映し出した本編映像公開
(C)2025 映画『楓』製作委員会

スピッツの名曲を原案とした映画『楓』が、12月19日(金)より公開される。この度、須永涼(福士蒼汰)と木下亜子(福原遥)の日常を切り取った本編映像が到着した。



本作では、事故で双子の弟を失った涼が、弟の恋人・亜子に弟と間違えられたまま恋人として過ごす。しかし亜子もまた“秘密”を抱えており、真実を言えないまま惹かれ合ってしまうふたりの運命が交差するラブストーリーだ。監督は『世界の中心で、愛をさけぶ』などで知られる行定勲が務める。



公開された本編映像では、朝の光の中でふたりが穏やかに過ごす“モーニングルーティン”が映し出されている。映像は鏡の前で慎重に眼鏡をかけ、弟の姿に寄せようとする涼のシーンから始まる。「恵ちゃん、手伝って」と呼ぶ亜子の声に、涼はそっと微笑み、ふたりで朝食の準備を始める。



設定上、弟の恵は左利きであるため、右利きの福士は演技のために何度も訓練を重ねたという。弟になり切っている涼は料理を作りながら愛おしそうに亜子を見つめ、「いただきます」と声を合わせる姿は穏やかな日常を慈しむようだ。



仕事に向かう道中では、亜子が提案した“外来語禁止ゲーム”に挑戦する場面も。「まず私が15点先取ね」「テニスの点数じゃないんだから」と軽妙な掛け合いを見せるふたりの様子が描かれている。福士はこの“外来語禁止ゲーム”のシーンが一番好きだと明かし、「2回観たらこのシーンの切なさがもっと分かるので、ぜひ注目して観てほしい」とコメントしている。



ふたりが暮らす部屋の美術にもこだわりが見られる。

星や天体にまつわる小物、花や観葉植物が散りばめられた温かみのある空間が印象的だ。美術を担当した福島奈央花は「全体を通して“楓”の木や、自然をイメージする世界をテーマにしていました」とコンセプトを明かし、「ふたりが結ばれているのは天体や星を見ることがベースになっているので、星に関係するものを生活にちりばめることをすごく大事にしています」と説明。ふたりの関係性や趣味嗜好を汲み取ってデザインしたという。



映画『楓』本編映像



<作品情報>
『楓』



12月19日(金)公開



公式サイト:
https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp



(C)2025 映画『楓』製作委員会

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