映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』オズグッド・パーキンス監督コメント公開「この映画は不条理コメディ」
『THE MONKEY/ザ・モンキー』 (C)2025 C2 MOTION PICTURE GROUP, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

9月19日(金)より公開される映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』より、新たな場面写真とオズグッド・パーキンス監督のコメントが公開された。



本作は、“ホラーの帝王”スティーヴン・キングの短編『猿とシンバル』を基に、『ソウ』シリーズや『M3GAN/ミーガン』などで知られるジェームズ・ワンがプロデュース、ニコラス・ケイジの怪演で話題を呼んだ『ロングレッグス』のオズグッド・パーキンスが監督と脚本を務めたホラー。

父親が遺したぜんまい仕掛けの猿のおもちゃを双子の兄弟が見つけたことをきっかけに、周囲で“不慮の死”が相次いで起こりはじめる。猿がドラムを叩くと誰かが死ぬと気づいた兄弟はこれを葬ろうとする。



映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』オズグッド・パーキンス監督コメント公開「この映画は不条理コメディ」

『THE MONKEY/ザ・モンキー』は、家族と死というテーマを真摯に、そしてユーモアを交えて描いた作品。脚本・監督を務めたオズグッド・パーキンスは物語に深みを出すために、自身の家族や経験についても映画に色濃く反映しているそうで、「両親の死という衝撃的な出来事を経験した。作品にコミカルで不条理なタッチを加えることで、その経験を癒す鍵にしたいと考えた」と語っている。



前作『ロングレッグス』において印象的なテーマのひとつが、ありのままの現実の世界と、親によって作られた世界との間の緊張感だった。そして本作でも母親の存在は大きく、監督にとっては神聖とも言える位置を占めている。



さらに、本作で取り上げたもうひとつのテーマが謎めいた父親の存在だ。ハルとビルは母親と一緒にいて幸せだったが、その人生におけるトラウマ的な出来事のせいで、ハルは自身が父親になったとき、幼い頃に恋い焦がれていた不在の父のようになってしまう。そんなハルにとって、かつて幼い頃に見つけた猿のおもちゃは、彼が失った父親とつながるきっかけとなった。



映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』オズグッド・パーキンス監督コメント公開「この映画は不条理コメディ」

「この映画は不条理コメディで、父と息子のノスタルジックな贖罪のロードムービーだ。つまりロバート・ゼメキスやジョー・ダンテとか、クリス・コロンバスやジョン・ランディスが作りそうな感じなんだ」とパーキンスは説明する。

「だから確かに陰惨な要素もあるけれど、陰惨なホラーとは趣が違う。もっと不条理で滑稽なんだ」。



<作品情報>
『THE MONKEY/ザ・モンキー』



9月19日(金)公開



映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』オズグッド・パーキンス監督コメント公開「この映画は不条理コメディ」

公式サイト:
https://movies.kadokawa.co.jp/themonkey/



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