ミュージカル『ミス・サイゴン』メインキャスト発表 コメントも到着
ミュージカル『ミス・サイゴン』ビジュアル

2026年10月から11月に東京・東急シアターオーブで上演されるミュージカル『ミス・サイゴン』のメインキャストが発表された。



『ミス・サイゴン』は、オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ、作:アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルクという、ミュージカル『レ・ミゼラブル』を世に送り出したチームの第2弾として製作された作品。

日本では1992年4月から翌年9月までの504日間にわたり745ステージを完遂。2012年からは2004年にイギリスで初演されたスピーディさとドラマティックさを併せ持った新演出版で上演されており、2022年には日本初演30周年記念公演が行われた。通算上演回数は1,569回に達している。



4年ぶりとなる2026年公演では、サイゴンでクラブを経営するフランス系ベトナム人のエンジニア役で、2022年公演から続投する駒田一と東山義久に加え、WEST.のメンバーで俳優としても活躍する桐山照史が初参加する。ベトナム戦争で家族と故郷を失い、サイゴンでアメリカ兵のクリスと恋に落ち、一児をもうけるキム役には、続投の屋比久知奈に加え、ミュージカル『レ・ミゼラブル』でエポニーヌ役を演じた清水美依紗とルミーナが抜擢された。そしてキムと恋に落ちるも、戦争の後遺症に苦しむことになるアメリカ兵のクリス役には、『ムーランルージュ!ザ・ミュージカル』や『キンキーブーツ』などで活躍する甲斐翔真と、劇団四季退団後『この世界の片隅に』『レ・ミゼラブル』『ジャージー・ボーイズ』などに出演している小林唯が初参加する。



東京公演終了後は、大阪・梅田芸術劇場、福岡・福岡市民ホール、静岡・アクトシティ浜松 大ホール、北海道・札幌文化芸術劇場hitaruなど全国各地で公演が予定されている。



■エンジニア役(トリプルキャスト):駒田一 コメント
また『ミス・サイゴン』に参加できる喜び。エンジニアとして呼吸する快感。高鳴る鼓動、武者震い。
背筋が伸びる。背中がつる(それはダメだ)。

初参加からすでに10年以上経つんだなあ。ワクワクドキドキ。今回も稽古場で苦しんで悩んでもがいて成長できるよう集中しよう。そしてけがや事故のないように。皆で無事にゴールできますように。そして悔いが残らないようにやり遂げる。どうぞお楽しみくださいませ。



■エンジニア役(トリプルキャスト):東山義久 コメント
2022年の上演から4年。あのときのキャスト、スタッフと共に創り上げた興奮と情熱を、今再びエンジニア役を通してお伝えする覚悟と責任を感じています。今回のカンパニーの皆さんと稽古を重ね、このカンパニーでしかできない新しい『ミス・サイゴン』をお贈りしたいと思います。楽しみにお待ちください!



■エンジニア役(トリプルキャスト):桐山照史 コメント
今回初めてエンジニア役を務めさせていただきます、WEST.の桐山照史です。事務所に入ったとき以来のオーディションで、自分でも驚くほど緊張しました。

全世界の大先輩方が築き上げてこられた『ミス・サイゴン』に携われる喜びとプレッシャーを胸に、桐山のエンジニアもひとりでも多くの方に楽しんでいただけるよう、全力で挑みます。2026年の日本版『ミス・サイゴン』、ぜひ楽しみにしていてください!



■キム役(トリプルキャスト):屋比久知奈 コメント
キムとして、もう一度『ミス・サイゴン』の世界で生きられることがとてもうれしいです! あの音楽を全身に浴びることができる瞬間が待ち遠しく、同時に責任も感じ、想像するだけでドキドキしてきます。前回公演から4年が経ち、私自身経験を重ね、キャストの変化もあり、時代も大きく動いていて。今を生きている中で感じることを大切にしながら、でも純粋な気持ちで、刺激に敏感に、精一杯キムと向き合っていきたいと思います!



■キム役(トリプルキャスト):清水美依紗 コメント
ミュージカルを学ぶために留学したニューヨークで、授業で初めて歌った曲が、キムの「命をあげよう」でした。作品の背景や彼女の人物像を学ぶうちに、いつか必ず演じたいと願うようになり、その思いが現実となったことを大変うれしく、身の引き締まる思いです。世界中で愛され続ける『ミス・サイゴン』に携われることを光栄に思い、素晴らしいキャスト・スタッフの皆さまと共に、この作品を大切に紡いでいきたいです。



■キム役(トリプルキャスト):ルミーナ コメント
キムを演じさせていただきます、ルミーナです。この歴史ある作品にキムとして携われることができ、とても光栄です。キムの生き様そして、『ミス・サイゴン』の世界観を最大限に皆さまへお届けできるよう最善をつくします。



■クリス役(Wキャスト):甲斐翔真 コメント
クリス役として出演させていただくことになりました。世界にはたくさんのミュージカルが上演されていますが、この『ミス・サイゴン』はその中でも不動の人気を誇る作品です。そんな作品に自分が出演できること、とても身が引き締まる思いです。

今年、終戦50年を迎えたベトナム。歴史と土地を実際に感じたいと思い、先日ベトナムを訪問することができました。想像を巡らせながらベトナムを歩き、この作品のことを考えていました。今の僕に何ができるのか、俳優として向き合っていきたいと思います。



■クリス役(Wキャスト):小林唯 コメント
『ミス・サイゴン』を初めて観たときからクリス役に挑戦することは俳優としての長年の夢でした。憧れていた大役を任せていただける喜びとともに、その責任を強く感じています。クリスの持つ人間的な弱さや愛の深さを大切にしながら、自分らしく演じられたらと思います。素晴らしい名曲と共に、お越しくださる皆さまに何か大切なメッセージが届けられるよう、全力で努めます。どうぞご期待ください。



<公演情報>
ミュージカル『ミス・サイゴン』



オリジナル・プロデューサー:キャメロン・マッキントッシュ
作:アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク



出演:
駒田一/東山義久/桐山照史(トリプルキャスト)、屋比久知奈/清水美依紗/ルミーナ(トリプルキャスト)、甲斐翔真/小林唯(Wキャスト)ほか



【東京公演】
2026年10月・11月
会場:東急シアターオーブ



【全国ツアー公演】
2026年12月~
会場:大阪・梅田芸術劇場 メインホール
会場:福岡・福岡市民ホール 大ホール



2027年1月~
会場:静岡・アクトシティ浜松 大ホール
会場:北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru



公式サイト:
https://www.tohostage.com/miss_saigon/

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