マーゴット・ロビー主演『嵐が丘』身分の違いに翻弄されるふたりを映し出す本予告編&本ビジュアル公開
『嵐が丘』ビジュアル (C)2025 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

マーゴット・ロビーが主演を務める映画『嵐が丘』が、2026年2月27日(金)に日本公開されることが決定。併せて、本予告編と本ビジュアルが公開された。



原作は、エミリー・ブロンテ生涯唯一の作品となったベストセラー小説『嵐が丘(Wuthering Heights)』。世界で最も知られた作品のひとつとして、今日に至るまで多くの国で翻訳出版され数多く舞台化。映画作品では、監督ウィリアム・ワイラー、主演ローレンス・オリビエで1939年に公開され、アカデミー賞8部門にノミネート。また、監督ピーター・コズミンスキー、ジュリエット・ビノシュ&レイフ・ファインズ共演で1992年に製作された。日本では監督・吉田喜重、出演・松田優作で1988年に公開されている。



今回、監督・脚本を務めるのはエメラルド・フェネル。監督デビュー作『プロミシング・ヤング・ウーマン』で、イギリス人女性監督として史上初となるアカデミー賞脚本賞を受賞。軽快なストーリー展開の裏に、人間や社会の闇をえぐり出す監督の現代的な感性が、『嵐が丘』をどのようにして今を生きる世代に届けるのか注目が集まる。



そして、この物語の中心を成すキャサリンとヒースクリフのふたりを演じるのは、マーゴット・ロビーとジェイコブ・エロルディ。12月に『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時間旅行』が日本公開されたばかりのロビーだが、本作では『バービー』(2023年)に続きプロデューサーも兼任する。エロルディは、映画『キスから始まるものがたり』やドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』といった作品で若いファンの支持を集めていたが、今年11月に公開されたギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』で怪物役を演じ、全世界の批評家から大絶賛を集めるなど、映画ファンの間でも話題となっている。



そのほか、アカデミー賞常連の強力な製作スタッフが脇を固める。

プロダクションデザインは、2度アカデミー賞ノミネートのスージー・デイヴィーズ(『教皇選挙』)。衣装デザインは、2度アカデミー賞受賞のジャクリーン・デュラン(『バービー』『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』)。さらに撮影監督として、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したリヌス・サンドグレンが携わる。



公開された予告編では、イギリス・ヨークシャーの広大な大地を背景に、身分の違いを越え、幼少期より心惹かれあうキャサリンとヒースクリフが映し出される。“無邪気”に微笑みあうふたりのカット、そして大人の階段を上るにつれ、「もしお金持ちになったら何したい?」と、希望に溢れた未来を語り合うふたり。



そして、キャサリンの元を一時去ったヒースクリフが、“大人の男”として容姿を整え、あたかも王子様のように再び登場する印象的なシーンが続き、「キスしよう。ふたりの運命がどうなろうとも」のセリフで締めくくられる、この先の展開が気になる予告編となっている。



さらに、本作には世界的ポップアイコンとして知られるチャーリーXCXが参加。2013年のデビュー以降、「I Love It」で世界的ブレイクを果たし、2024年にはアルバム『BRAT』が“ブラット・サマー”現象を巻き起こすなど、ミレニアル&Z世代を代表するアーティストとして確固たる地位を築いてきた。本作ではチャーリーXCXが、映画全体の音楽世界を包括的に手がけ、物語に宿る激しさと儚さを鮮烈な情感で描き出す。



脚本を読んだ瞬間に強い衝動が生まれたと語る彼女は、「脚本を読んで、すぐにインスピレーションが湧いてきて、この世界観に寄り添う楽曲を1曲ではなく、複数作り始めたの。前作のアルバム制作で深く潜っていたところだったから、まったく新しい、真逆の世界へ飛び込めることにワクワクしたわ。

『Wuthering Heights』と聞いて思い浮かぶのは、情熱と痛み、イングランド、荒野、泥と寒さ、そして執念と強さだった」と、その制作背景を明かした。



チャーリーXCXが生み出した楽曲の中でも、劇中歌としても流れる「Chains of Love」は、理性では抗えない“究極の愛”という本作のテーマをエモーショナルに表現している。



『嵐が丘』本予告



<作品情報>
『嵐が丘』



2026年2月27日(金)公開



(C)2025 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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