ラナメリサ、初の自主イベントで魅せた吐息までブルージーな歌声の素晴らしさ ゲスト十明とのコラボコーナーも!【オフィシャルレポート】
ラナメリサ『太陽に妬かれて Vol.1』

2003年生まれ、横浜育ちのシンガーソングライター、ラナメリサ。静かに佇み、目線ひとつだけで空気の密度を変えてしまうような、ただならぬオーラを放つ新世代の才能だ。

グラミー賞受賞者から絶賛されたエモーショナルな歌声は、単なる“上手さ”を超え、時代の混沌を切り裂くナイフのような鋭さと、傷口を優しく包むブルースの体温をあわせ持つ。



ラナメリサ / 愛でてよベイベー(22nd TIMM Showcase Live at Spotify O-EAST)



2026年2月13日に東京・渋谷TOKIO TOKYOにて開催された初の自主企画ライブ『太陽に妬かれて Vol.1』。その記念すべき夜は、彼女の現在地と未来図を鮮やかに刻み込むものとなった。



十明

●十明が描いた、シネマティックな序章

ラナメリサ、初の自主イベントで魅せた吐息までブルージーな歌声の素晴らしさ ゲスト十明とのコラボコーナーも!【オフィシャルレポート】

まずステージに登場したのは、大阪でのサーキットイベントをきっかけに親交を深めたというゲストアーティストの十明(とあか)。スキルフルなキーボードとドラムを擁した3人編成で、空間を一瞬にして自分色へと染め上げていく。RADWIMPSの野田洋次郎がプロデュースした「NEW ERA」では、弾けるビートと軽やかで奥行きのあるボーカルが交差し、フロアの温度をぐっと引き上げた。



十明 - NEW ERA [Official Lyric Video]



ラナメリサ、初の自主イベントで魅せた吐息までブルージーな歌声の素晴らしさ ゲスト十明とのコラボコーナーも!【オフィシャルレポート】

「こんばんは、今日は最後まで楽しんでいってください!」第一声から会場を包み込み、その後も舞うように歌いながら、映像的でワールドワイドなシネマティック・ポップの世界へと観客を誘う。ポップチューン「君のヒーロー」では疾走感あふれるロックサウンドで一体感を生み、「GRAY」ではスタイリッシュかつドープな音像で十明ワールドを鮮やかに締めくくった。



この夜の物語は、確かな手応えとともに、ラナメリサへとバトンが渡される。



ラナメリサ

●ラナメリサ、覚悟の第一声

ラナメリサ、初の自主イベントで魅せた吐息までブルージーな歌声の素晴らしさ ゲスト十明とのコラボコーナーも!【オフィシャルレポート】

転換を経て、ラナメリサが颯爽と登場。オープニングを飾ったのはメジャーデビュー曲「愛でてよベイベー」。エッジの効いた歌声が放たれた瞬間、観客の心は一気に鷲掴みにされた。



ラナメリサ / 愛でてよベイベー【Official Music Video】



その声は、決して飾らない。むしろ、感情の生々しさをむき出しにすることで、リスナーの奥底にある記憶や痛みに触れてくる。



MCでは、「みなさんまだまだ盛り上がれますか? ここからは私のターンになります。よろしくお願いします!」と力強く宣言。自主企画という舞台に立つ覚悟が、その言葉の端々からにじむ。



ブルージーでシリアスなラブソング「DATE」では、深く沈み込むような表現力を披露。続く「街灯に恋したい」では、パーカッシヴなビートに乗せたミディアムチューンで、都市の孤独と微かな希望を描き出す。一瞬、脳裏をよぎるのは“ブルースの再来”という言葉。しかし彼女の存在感は、過去の事象や誰かの再現ではなく、時代と同じ速度で傷つき、同じ温度で燃え上がる、等身大のオリジナルなのである。



●メジャーデビュー後、初の自主企画という節目

ラナメリサ、初の自主イベントで魅せた吐息までブルージーな歌声の素晴らしさ ゲスト十明とのコラボコーナーも!【オフィシャルレポート】

「あらためまして、お越しいただきありがとうございます。自主企画イベントは本当に初めてで。去年の11月からメジャーデビューして……」少し照れながら語る姿に、22歳のリアルが重なる。だが歌に入れば、その幼さは影を潜める。



「電信柱さん」では、ゆったりとしたラブソングの中に新たな表情を覗かせ、「バンビーナ」ではアコースティックに跳ねるビートが高揚感を生み出す。

彼女の楽曲は、ジャンルの枠に収まりきらない。ポップでありながら、どこか危うく、そして切実だ。



●一夜限りのスペシャルセッション
再び十明を呼び込み、コラボコーナーへ。ここで披露されたのは十明の楽曲「月並」。ふたりによるデュオボーカルは、この夜だけの特別な化学反応を生み出した。



<欠けたまま 満ちることは無い ただ 君の生活に置いて欲しかっただけ>。ハーモニーが重なった瞬間、会場の空気が震えた。互いの声が溶け合いながら、それぞれの個性をより鮮明に浮かび上がらせる。まさに白眉の名シーンだった。



十明を送り出した後、「満足しちゃったんですけど」と、ニカっと笑顔を見せるラナメリサ。温かな拍手が会場を包みこむ。



●痛みも、不信も、すべて歌にする
「夏一辺倒」では、ゆったりとしたサウンドの中に鋭いハイトーンを突き刺し、観客の胸を打つ。

続く、デビュー作のカップリングである「焼ける肌」では、若い世代ならではの世の中への不信感や不安を赤裸々に歌い上げた。怒りとも諦めともつかない感情が、ブルージーな吐息とともに放たれる。そのリアリティこそが、彼女の最大の武器だ。



ラナメリサ / 焼ける肌(22nd TIMM Showcase Live at Spotify O-EAST)



「あと2曲です。最後まで……あ、楽しかった? 楽しいことができた1日でした」



どこか無邪気な言葉の裏に、この日の成功を噛み締める本音が透ける。ロック色の強い「奪い愛」でフロアを再び熱狂へ導き、本編ラストは前曲に続いて未発表曲であるキラーチューン「BAD愛」。メロディアスでポップ濃度の高い、彼女が大切にしている“宝物”のような楽曲だ。光と影を抱きしめながら、未来へと歩む決意がそこにあった。



●未来へ続く『太陽に妬かれて』

ラナメリサ、初の自主イベントで魅せた吐息までブルージーな歌声の素晴らしさ ゲスト十明とのコラボコーナーも!【オフィシャルレポート】

鳴り止まぬアンコールに応え、ステージへと帰ってきたラナメリサ。「イベント『太陽に妬かれて』大成功です! 4月に第2回を開催します!」満員のオーディエンスが、拍手で気持ちに応えた。



高らかな宣言の後、SNSで数百万再生を突破している話題の未発表曲「エロス」を力強く歌唱。むき出しの感情が、そのまま音になって放たれる。



ラナメリサ「エロス」 Original Song / on mic



吐息までブルージー。声そのものが物語を持ち、感情の温度を伝えてくる。体感すればわかる。彼女が解き放つスピリットは、確かに本物だ。2026年。ラナメリサは、きっとさらに大きな景色へと歩みを進めるだろう。その瞬間を、ぜひ目撃してほしいと願う。



Text:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)

<公演概要>
ラナメリサ presents『太陽に妬かれて Vol.1』
2月13日東京・渋谷TOKIO TOKYO
出演:ラナメリサ
ゲストアーティスト:十明

<公演情報>
ラナメリサ presents『太陽に妬かれてVol.2』
4月9日(木) 東京・渋谷TOKIO TOKYO
開場19:00 / 開演19:30
ゲストアーティスト:穂ノ佳

関連サイト

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フォーライフミュージック ラナメリサ
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