英国トラディショナルの皮を被ったマカロニコンバット風映画『アンジェントルメン』
イラストレーション：高松啓二

映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通＝水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。



【水先案内人 高松啓二のおススメ】



60、70年代はナチス相手の連合軍コマンド作戦映画が量産されていた。

本作は、そんな時代を思い出させてくれる。



ノルマンディー上陸作戦前、英国は大西洋でドイツ軍潜水艦Uボートの攻撃に苦しめられていた。チャーチル首相はアフリカ周辺のUボートを無力化させるポストマスター作戦を命じた。あんまり似てないチャーチル、勢力地図、ステンマシンガンなど英国特殊部隊モノの定番シーンやアイテムに懐かしくなる。



ガス＝マーチ・フィリップ少佐率いるメンバーは殺し、爆破、作戦のエキスパート達。さらにお色気担当で銃もぶっ放すマージョリーも加えてエンタメアクションのキャラが勢揃い！



英国人である主演のヘンリー・カヴィルやガイ・リッチー監督など、一見英国トラディショナルの布陣だが、スタイルはマカロニコンバット風（マカロニウエスタンの戦争版）である。なのでB級感覚で気楽に観られる。しかし、この作戦は実話だった。ウソみたいなキャラクターも大半は実在する。ちなみに作戦には007の原作者イアン・フレミングも関わっていた。ヘーっ！



＜作品情報＞
『アンジェントルメン』



4月4日(金) 公開



原作：ダミアン・ルイス著『Churchill’s Secret Warriors: The Explosive True Story of the Special Forces Desperadoes of WWII』
監督：ガイ・リッチー
製作：ジェリー・ブラッカイマー
脚本：ポール・タマシー＆エリック・ジョンソン＆アラッシュ・アメル＆ガイ・リッチー



■出演
ヘンリー・カヴィル、エイザ・ゴンザレス、アラン・リッチソン、アレックス・ペティファー、ヒーロー・ファインズ・ティフィン、バブス・オルサンモクン／ヘンリー・ゴールディング／ケイリー・エルウィズ



公式サイト：
https://ungentlemen-movie.com/



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