「ドームはゴールじゃない、スタートなんです」15年越しの夢、超特急が掴んだ東京ドーム――『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025-2026「REAL?」』最終公演レポート
(撮影/米山三郎、笹森健一)

「俺らはドームを目指していて、夢を1回も諦めたことはありません。そうしたら、こうやって、この素晴らしい景色が今見えているんです。

本当に諦めなかったら叶うんです」――これは2025年に行われた『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025「EVE」』のさいたまスーパーアリーナでのオーラスの際に、メンバーのユーキが最後の挨拶で話した言葉だ。

そんなユーキが、2月21日(土)『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025-2026「REAL?」』にて、東京ドーム公演が発表された際「待たせたなー!」と嬉しそうに話す姿が印象的だった。

超満員の代々木第一体育館、そこで行なわれた『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025-2026「REAL?」』最終公演の模様。そしてライブに先駆けて行われた記者会見で語られた東京ドーム決定の気持ちをレポートする。



REALかFAKEか、ゲーム感満載の演出で幕開け

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ライブ本編を前に、公演の注意事項をアナウンスしたのは安定のリョウガ。「ご来場いただきまして、誠にありがとうございます。出発に先立ちまして、ご乗車(=ライブに来ること)の8号車(超特急のファンネーム)に……」と超特急用語満載で必要事項を、アドリブたっぷりで述べていた。



そこからしばらくして暗くなった会場。オープニングムービーは、ゲームをしているメンバーをゲーム画面側から見ているかのような映像。普段、ステージで魅せる顔とはまた違った表情は、まるで超特急メンバーの“リアル”な姿を見ている気持ちにさせられた。



その映像の中で、ハルが“START”ボタンをクリックするとステージがスタート。「君たちは何を現実と呼ぶ?」「現実と虚構の境界は意味を失った」などと話す、この“REAL”の世界を設計したワールドクリエイターと呼ばれる存在によるアナウンスが流れる。その中で、複数の階層に分かれたステージ上にはメンバーがさまざまな格好で座っている。

そして「さあ、世界を動かしてみせる」というワールドクリエイターの一言で流れたのはツアータイトルにもなっている『REAL』。初っ端からタカシとシューヤのハイトーンボイスが流れる。そして、赤と黒を基調にした衣装を着たメンバーたちは、ヘッドセットやヘアバンドなど思い思いの装飾を付けていた。サビへと入っていくタイミングでのユーキの無表情からの笑顔へと切り替える表情管理は圧巻。メンバーたちの作り込まれた表情を一瞬たりとも逃したくない8号車の気持ちが伝わってきた。



1曲が終わったところで、メインステージのスクリーンには壮大な自然の映像が映し出される。そして、再びゲームクリエイターによるナレーションを経て“ゲーム、スタート!”のアナウンスが。そして、ビットアートのような質感で描かれたメンバーのイラストが。その間、レーザーライトはスクリーンに映し出されたメンバーカラーに光って美しい。ゲーミングミュージック風の『メタルなかよし』へと繋いだ。同楽曲では、まるでゲーム内でパーティーを組んだかのようなRPG風の衣装で登場した9人。そして、ドラゴンと対峙する。

最終的には、リョウガがドラゴンを倒し、曲は終了。わざとらしく肩で息をつき、会場を笑いの渦に巻き込んだ。



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ユーキの愛嬌たっぷりの表情の寄りから始まったのは『AwA AwA』。曲中、メンバーが花道を歩き最後列のタカシが「まあ、カッコつけさせてよ?」と決め台詞。しかしの歌詞の通り、まさかの曲がリセットされてしまい、振り出しに戻ると言う演出も。しかしタカシは「特急券持ってる!」とまさかの発言。これにはハルが「最初に言えよ!」と隠れてツッコむという仲睦まじい姿も見られた。そして、その言葉通り、特急券が使われると『AwA AwA』倍速verでパフォーマンス。気を取り直し、シューヤが先頭、タカシが最後列の縦一列の体制で阿波踊り風のダンスを見せた。



スクリーンに映し出された“to be continue?”の問いかけに“Yes”と答えると始まったのは爪研ゲダンスが話題になった『NINE LIVES』。ここではカイが猫のようなチャーミングさと色気を兼ね備えた表情で魅せる。さらにダンスブレイクではユーキがステージを支配。

かと思えば、ハルが勢いよく飛び、ラストはタクヤが舌出しウィンクの表情をするなど全員の魅力が目まぐるしく発揮されていた。



再び、RPGを思わせるようなBGMとステージ映像の後、メンバーは2階スタンド前に設置されたトロッコから登場。タカシは「みんな、ここにおるで!」とアピールし、シューヤは「おいおい代々木!まだまだいけるよな?」と煽る。そして、『One/O Signal』『Drive on week』『ジュブナイラー』『Burn!』を次々とメドレーで披露。その間、8号車はこれでもかと歓声やコールで声を上げ、メンバーの名前をこれでもかと叫んでいた。トロッコで1周したところで、束の間のバックステージをセルフィーで映す演出も。8号車はステージ、そしてスクリーンに釘付けとなっていた。



タカシとシューヤの高音、そして力強い歌声が繰り広げられた『KNOCK U DOWN』では、古城のような雰囲気の映像演出の中でパフォーマンス。曲の終盤には、マサヒロがステージの上部に設置された鎖をつけられた状態で、檻に閉じ込められてしまうと言う演出も。そして次曲『Believe×Believe』でリョウガが救出を試みるのだが、リョウガはいつものようにふざけてみせるため、なかなか助けることができない。これにはメンバー、そして8号車から笑いが起きていた。



まっすぐなラブソングから超特急らしさあふれる全速力まで

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この日、初めてのMCでは1人ひとりからの挨拶が。シューヤは「盛り上がれるか?」と聞いた後で「昨日の方が盛り上がってたかもな……」と会場の8号車の闘志を焚き付ける。

続くカイは会場、そして生配信を見ている8号車に「楽しんでますか?」と聞いてみせた。



一人一人の挨拶が終わった後では、タカシがバレンタインに手作りのマシュマロで作ったチョコのプリンを振る舞ったエピソードを。これにはメンバーも嬉しそうな様子。カイは「みんな、その場で食い切ったもんね!」と嬉しそうに話し、アロハは「後で食べよう」と残していたシューヤの分まで食べたそうだ。そして、話題はお返しについて。しかしタカシは「ほんまにみんなが笑顔でいてくれたらそれでいい」とらしい一言を。これにはカイが「じゃあ、今からみんなでタカシに笑顔見せよう」と呼びかけ、全員でタカシの方を向いて笑顔を見せるというハートフルなやりとりが行われた。これにはタカシも「幸せです」と笑顔を見せた。



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そしてタクヤが「エネルギー上げて、ボルテージ上げていきましょう、よろしくお願いします!」と叫び、後半がスタート。会場は暗くなり、スクリーンには「ときめきREAL?」というまるで恋愛シミュレーションゲームを摸したかのようなタイトルが。そこから、超特急9人との恋愛擬似体験がスタートし、会場からは時折黄色い歓声が上がっていた。その映像の中で、今度学園を飛び出してデートに行くという展開になった後で、私服風のメンバーカラー衣装で登場した9人は『Winter Show』でまっすぐな恋、そして冬のデートを表現。

とびっきりの笑顔を見せるアロハ、そして曲の最後にウィンクするユーキ。前半に披露した思いっきり羽目を外したような楽曲での表情も、王道なラブソングも、どちらも表現できるのが超特急の強さだと改めて感じさせた。



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ハルがバッグステージまで全速力で走り、そのままメインステージに戻ってくると言う大暴れっぷりを見せたのは『バッタマン』から始まったメドレーでのこと。曲中ではタクヤがハルに振られ、ハルに続き全力のダッシュを見せる。メドレー2曲目の『ikki!!!!!i!!』では、花道で両サイドに広がる観客席に向かって踊り、『超えてアバンチュール』では8号車がという歌詞に合わせて、推しているメンバーの名前を思いっきり叫ぶ姿が見えた。



シューヤとタカシによる乙女ゲームのような映像がスクリーンに映し出された後で、夜景のような映像をバックに歌唱した『You Don’t Care』では先ほどまでとはまたもや異なる大人の恋を表現した。『スピカ』では星が煌めいたようなステージ演出の中で、1人歌うタカシ。2番からはシューヤが歌唱し、最後には2人による美しいハーモニーに会場が酔いしれていた。



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パフォーマンスで畳み掛けるクライマックス

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ホワイトとシルバーを基調とした衣装でまず披露したのは『Star Gear』。曲中ではメンバーの作った花道を通ってきたカイが先頭に立ってパフォーマンスする一幕も。続く『ウィンクキラー』では、ハル、リョウガ、ユーキのキラーポーズが炸裂。大サビ前にはタカシとシューヤが2人で肩に手を置き合い、至近距離で歌唱。最後にはアロハが銃を打ち、続く楽曲『Steal a Kiss』へと繋げた。

ここではハルが「愛してる」と普段とは違った大人の一面を見せ、アロハが「離れんなよ」と俺様なセリフで魅せる。そんな風にパフォーマンスに呆気に取られていると、気づいたらメンバーはバックステージへ。タクヤはこれを受け「こっちだよ?」と小悪魔に決め、最後まで畳み掛けた。



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ここでワールドクリエイターのアナウンスが。そして、前々回のツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2024-2025「Joker」』を思い出させる『JOKER FACE』をスーツ姿で披露。続いて黒の革素材のような衣装で見せた『Ready?』では、力強くダンサブルなステージを。それに合わせたカメラワークや、ボーカル2人の歌声はフィナーレに向かうに相応しく、噴き出す火花がステージを盛り上げた。鎖状につながったメンバーたちが睨みつけるような表情を見せ始まったのは『Beautiful Chaser』。



とうとう存在の一部である、目を見せたワールドクリエイターの「この世界を終わらせてくれ」というアナウンスを合図に音のない空間の中でダンスを見せたのはメインダンサーたち。7人の靴の音、そして「ハッ」と言う掛け声だけが静寂の中に鳴り響く。そのパフォーマンスを終えるとシューヤは「おら!まだまだ行くぞ!」と勢いよく登場。



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『Countdown』の1番をバックボーカルはメインステージで歌唱し、メインダンサーたちはバックステージでパフォーマンス。曲の終盤には勢いよく花火が鳴り、盛り上がりは最高潮へ。“REAL GATE OPEN”のアナウンスを聞き、メンバーたちはアリーナ席を駆け“ESCAPE”。



エンドロールが流れ、この“REAL?”というツアーは幕を下ろした……と思ったのも束の間。再びメンバーたちが登場し『Big Ta-da!』でとびっきりの愛を伝える。ステージの至る所から登場したオープニングを思い起こさせるポジショニングからパフォーマンスをスタートさせた。



15年間夢に見続けた東京ドーム発表の瞬間

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本編が終わると、会場からは大きな声で「超特急!超特急!」と呼ぶ声が。ハルが「アンコールありがとう!」と大きな声で叫び、スタンドトロッコにて登場した9人は、まずアンコール1曲目として『Clap Our Hands』を久しぶりに披露。「みなさん、一緒に!」と呼びかけると8号車は元気を再び振り絞り、メンバーのコールに合わせてクラップ。フードを被ったTAKUYAが「ありがとう!」と言い、目元の付近でピースサインを作ったポーズでカメラにアピールして見せた。



トロッコに乗りながらカイは「アンコールありがとうございます!」と挨拶。バックステージでは、リョウガとカイが凌海ポーズをしたり、マサヒロとアロハとタカシが頬をくっつけたりとメンバーの仲睦まじい姿が再びセルフィーで映し出される。



そして、メンバーたちがステージに戻ったところで、リョウガは「ここで少しお話をさせてください」と真剣な眼差し。「僕たち超特急、2011年12月に結成して気づけば15周年を迎えさせていただきます。それも8号車の皆さんのおかげです。本当にありがとう」と感謝を述べ、8号車からは拍手が送られた。



しかし、挨拶を止めることなく「15年間、本当にいろんなことがありましたが、今ここで発表させてください」と宣言。そして「東京ドーム決定しました!」と絶叫。これには8号車もこの日1番の歓声を上げる。これを聞いて喜ぶメンバーもいれば、深々と礼をするメンバーも。そして、カイやユーキ、アロハは目に涙を浮かべていた。



そして、この発表を踏まえて、今日の感想をとリョウガが振るもシューヤは胸いっぱいで喋れる状況ではなかったようで「無理だね」と返答。「逆号車から行こうか」と言い、ハルから挨拶が始まった。



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急な無茶振りにハルは「いやー嬉しい限りですね。これに関しては、みんなのおかげ。ここにいるみんな、見てくれているみんなのおかげで東京ドームが決まったし、みんなと一緒に夢の場所に立てるんだなという実感が湧いてきました」と挨拶。「僕としては、1番恩返ししたかった5人に、みんなの力を借りてやっと恩返しできるんだなと思いました。2桁のみんなに手を取り合ってくれてありがとう、1桁の5人には僕らの場所を作ってくれてありがとうございます」と続けた。



アロハは「はい、まずは『REAL?』ファイナルでしたけど、みなさん楽しかったですか?12公演、初めての8号車との出会いがあって、自分自身の成長を感じたツアーでもありました。僕も最初、足を負傷したものの、8人がいたから走り切れたと思っています」とお礼。そして、東京ドーム公演については「僕にとって夢のステージで、超特急なら絶対に立てると思っていて。オーディションのときにも絶対に東京ドームに立つんだと思っていて。1桁号車の皆さんには、僕を選んでくださってありがとうございます。8人が本当に大好きで、僕が欠けているものを持っている8人なので。超特急に入れて本当に良かったなと思います。ドームに立っても、まだまだ終わらないんで、これから先もずっと俺たちについてきてください」と涙ながらに宣言した。



マサヒロ「すごい大きな発表をしましたけど、この9人で立てることが本当に嬉しいです。ぜひみなさんに乗車していただきたいと思っているので、死なないでください。絶対東京ドームで会いましょう、ありがとうございました」とシンプルながらもストレートな思いを告白した。



シューヤ「タカシくんを支えるために入りたいと思った」

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シューヤは「やっと来た」と笑顔を見せながらも、冒頭と変わらず想いが溢れ出す。「みなさんも聞いたことあると思うんですけど、僕が超特急に入ったのは、タカシくんを支えるために入りたいと思ったんですよ。アーティストになりたいからとか、有名だからとかじゃなくて……」と涙。これを聞き、ステージの端から駆け寄り、肩を抱くタカシ。そしてシューヤはタカシに肩を抱かれながら「タカシくんの隣でもう一回歌いたいな、この人を支えたいなと思ったから、俺は超特急に入りたいと思ったわけで。超特急に入る前も、俺は人生かけていたグループに入っていて、それで成し得なかった夢があって、ずっとドーム立ちたいと言っていたのを1回諦めたんですよ。歌うのきついなと思ったんです」と過去に抱えた本音を吐露。「でも、その時の自分に、今、最高のメンバーと最高の歌を歌える相棒と一緒に、めちゃくちゃ楽しい日を送っているって言いたいです」と話し、大きな拍手が送られる。「俺たちが加入した8月8日に夢は掴んだのかもしれないけど、もっと大きな夢があって、この9人だったらドームを超えて、もっと先の未来も走っていけると俺は思っているので、一生俺らについてきてください」と宣言。そして、最後に「俺らが最高の歌を届けます」と話し、タカシと抱き合う。



続くタカシは「すごく濃い期間でした。いろんな8号車のみんなと出会えて、そしてずっと応援してくれている8号車のみんなもいて、こんなにたくさんの方に歌とパフォーマンスを見ていただけることが本当に幸せです」と笑顔だ。そしてドーム公演について「結成して間もない頃から夢として掲げていた場所にやっと立てるんだと思うと、冷静に話していますけど、正直気持ちはぐちゃぐちゃで。これが正解なんだなと思います」と正直な気持ちを吐露する。「ただ、僕はもっといろんなことを話したいんですけど、東京ドームに立った上でやっと今の超特急がスタートすると思うんです。決してゴールではありません、スタートなんです」とポジティブに宣言した。



涙を浮かべながら「待たせたな!」と叫んだユーキの思い

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ユーキは「まず、行くよ?」と言い「待たせたな!」と絶叫。そして今回のツアーについて「無理やり詰め込みました『JOKER FACE』。12公演やってやったよ」と満足気。そして「みなさんの未来を作る上で、ドームに立てる超特急がリアルだと思います。15年かかったけど、15年かけるべきだと思います。時って関係なくて、生きているうちに同じ景色を見て夢を見て、感動を分かち合える時間が、俺にとっての生きがいです。まじで、東京ドームもそうだけど、その先の未来ももっとすげぇ夢見してやるから、ぜってぇついてこいよ」と宣言してみせた。



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タクヤは「こうしてすごく大きなことが決まったのですが、今までで一番真っ白なんですよ。ドームもありますけど、『ESCORT』もありますし、体と心が元気で会えることを祈っておりますので、笑いに来てください」とマイペースに愛と感謝を伝えた。



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なかなか泣いて喋れないでいたのはカイ。8号車からの「頑張れ」を受け、まずは「長かった」と一言。そして「本当にいろんなことがあって、辛いことも楽しいこともしんどいこともいっぱいあって、もう辞めたいなと思うことも実際あったんです。でも、やっぱり楽しくて、みんなのことが好きで、みんなに届けていることが大好きで。もちろんでかい場所でやるのが全てじゃないし、1人でも好きでいてくれる人がいるなら全力でパフォーマンスを届けるのが僕たちですけど、自分が行きたいと言うよりは、みんなが喜んでくれているのが嬉しくて。家族やスタッフさんや友人が喜んでくれたのが嬉しくて、やっててよかったな、と思います」と話した後で「ちょっとみんな1回抱きしめて」と泣きじゃくる。そして9人でハグ。「こういう素敵なメンバーたちと、これからも走っていくので、これからもずっと一緒にいてください」と深々とお辞儀をした。



ラストを務めたリョウガは「気づけば15年が経つところで、でもいい意味でも悪い意味でも変わっていないというか。成長していないなとは思っていて」と言い、MC時に噛んだことを告白「心底思ったことで言うと、セーブポイントをロードしたいなと思っていて。そう思い知らされた今日この頃なんですけど」と笑わせる。そして「嬉しい発表もございましたけど、一時期超特急としては最終目標として表していたんですけど、残念ですけど、ラスボスを倒したからってまだまだ超特急は攻略できないんですよ。8号車の皆さんは、どうかこれからも僕たち超特急と……」と言うものの例のごとく泣くことはできず。「僕の涙は東京ドームにお預けです」と話し、挨拶を終えた。



そしてマサヒロの「お前ら超特急のことは好きか?まだまだ騒ごうぜ!」という叫びの後で、東京ドームを夢に見る気持ちを歌った『Drawイッパツ!』、『Party Maker』を披露し、この日のステージは終了した。



≪囲み会見レポート≫
タクヤ「お待たせしましたとお伝えしたいです」

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会見は、ピンク色の背景に、大きく書かれた「祝!超特急 東京ドーム公演決定!」の文字と、そこに描かれたメンバー全員のサイン。会見は、ステージ裏に設置されたそんなパネルの前で開催された。



「改めて、自己紹介させてください。僕たちは、超特急です!」と、いつもと変わりなく挨拶をする9人。その佇まいは、東京ドームという、いつかの彼らから見たら大きな夢だった事柄を前にしても、納得のいくプロとしての姿でしかなかった。



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まず、今日の公演の意気込みについてカイは「昨年の11月から今日に至るまで、約3ヶ月ほどツアーをさせていただいて、たくさんの方にお会いできたのが、すごく嬉しいなと思うツアーでした。全部の公演で“今日初めて超特急に乗車してくれる人!”というのを聞いていたんですけれども、毎公演かなり多くて、たくさんの方に超特急を知ってもらえてるんだなというのと、期待してもらえているんだなというので、すごく嬉しいなと思いました」と話す。一方、念願の東京ドームについては「この 9人でより大きなところに行けるのがすごく嬉しいなと思います。もちろん会場の大きさがすべてではないですけれども、大きなところで超特急の持ち味であるパフォーマンスをたくさんの方に届けられるのがすごく幸せです」と語った。



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続くリョウガは「『REAL』のテーマはゲームっぽい感じなんです。なので、ゲーム用語で言うと、ノーダメ(=ノーダメージ)でケガなくクリアしたいなと思っています」と意気込み。東京ドーム公演については「僕、超特急の活動の中で、一度も泣いたことがないんですね。 でも、もしかしたら今日見られちゃうかもしれません!」と話し、記者を笑わせた。



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タクヤは「無事に全12公演、きっと終えられるであろうことに、まずはすごく喜びを感じております」とほっとした表情。そして「今回のツアーで出会った 8号車の皆さんもたくさんいらっしゃったので、ぜひこの先も一緒に走っていけたらなと思ってます。東京ドームに関しては、僕たちのずっと掲げていた目標でもあったので、8号車の皆様にはお待たせしましたとお伝えしたいです」と緊張気味に語った。



続けて「当たり前にできていた9人でのライブが、前々回の『JOKER』ではなかなかできなかった悔しさもあったので、今回こうして12公演、9人全員で立てたことが嬉しく思いますし、毎公演ごと本当に成長していくツアーになっていて、今日やっと『REAL』というツアーが完成する日だと僕は思っているので、皆さんに最高の『REAL』を届けたいです。発表に関しては、まだ決まっただけなので、東京ドームに立った瞬間が一番大事だと思っているので、東京ドームに向けて『ESCORT』もありますので、頑張って精進していきたいなと思います」とユーキ。



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タカシは「メンバーのみんなと、そして各地方の8号車の皆さんと一緒に、この『REAL』を作り上げることができたのがすごく嬉しかったのです。そして、何よりも僕たち超特急は8号車の皆さんの笑顔を見ることを生きがいに活動しているので、本当にたくさんの場所でたくさんの8号車の皆さんの笑顔が見れた、そんなツアーだったなと思います。ツアーとしては一区切りを置いてしまうのですが、さらにパワーアップしていけるような超特急につなげていけるような、そんなライブにできたらいいなというふうに思っています」と意気込む。そして、東京ドームについては「夢の場所、僕たちにとってもいつか立てたらいいなと、8号車のみんなと約束していた場所」と説明をした上で「まだ立てるよっていう予定が決まっただけで、実際に立っているわけではないので。東京ドームでのライブ当日、舞台に立った時が僕たち超特急のスタートだと思っているので、その気持ちを胸に頑張っていけたらいいなというふうに思います」と話した。



ハル「この発表に見合うようなアーティストになりたい」

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シューヤは「アリーナ12公演は2桁号車のメンバーにとっては、最大数のツアーだったので、すごく思い入れが深いライブになりましたし、今日で終わってしまうのはちょっと寂しさも残るんですけれども、みんなで12公演分育ててきたパフォーマンスを今日全部出し切りたいと思っています」と張り切る。そして「1桁のメンバーが15年立ったり背負ってきたドームだと思うんですけれども、個人的にも夢を持った最初の思いがドームに立つということだったので、自分としてもすごい胸にくるものがありますし、そこからが本当にスタートだなと思っているので、これから9人の活躍にぜひ注目をしてもらいたいと思います」とポジティブに語る。



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マサヒロは「超特急で活動していく中で、こういった大きな発表ができるのがまずは光栄ですし、今、世間ではオリンピックで盛り上がっていますけど、今日は超特急のニュースで騒がせたいなと思います!」と時世を絡めてコメント。



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これを聞いたアロハは「勝てると思います!」と加勢。その後で「今回の『REAL』は、あっという間に終わってしまいました。毎回、8号車の反応がすごく良くて、毎公演すごく楽しめるライブでした」と気を取り直して一言。さらに「大きな会場を発表するということで、間違いなくここに立てるのは、本当にずっと今まで続けてきてくれた1桁号車の皆さん、そしてスタッフの皆さん、八号車の皆様のおかげだと思いますので、今日はこの場を借りて感謝を伝えたいと思います。ありがとうございます」とまっすぐなコメントを残した。



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最後にハルは「このツアーは僕の地元である熊本から始まって、すごい思い入れの深い、すごい楽しいツアーだったなと思います。ファイナルと共に大きな発表があるということで、多分みんなメンバー全員すごい緊張してるのを感じますし、この発表に見合うようなアーティストになりたいなと」と冷静にコメント。「まだ慣れてないのかもしれないし、もう慣れてるのかもしれないですけど、ちょっとこれからそのこの肩書きに見合うように頑張っていきたいなと思います」と語った。



カイ「15周年のタイミングでできたらイイなと思っていた」

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ちなみに、東京ドーム公演については「レギュラー番組の収録後に、都内に戻っている車内で聞かされた」とタクヤ。



日頃からスタッフ、そしてメンバー間で話あっていたそうで、カイは「僕たちの中でも自分たちの中でここまでにできたらいいな、15周年っていうタイミングがすごくキリのいいタイミングだなと思っていました。超特急としても美しいんじゃないかなって」と笑顔。さらに「実際決まった時はすごく嬉しかったですし、感慨深いものもありましたが、全く実感は湧かなくて……」と本心を明らかにした。



演出担当のユーキは「電車を空に降らせたい」とコメント。以前、これについてテレビ番組で話した際に相葉雅紀が「見に行きます!」とコメントしたようで、メンバーは口々に「相葉さんに言わなきゃ!」ともコメントしていた。



また、リョウガはドーム公演が決まったことについて「よく8号車の方、それこそ昔から応援してくださってる方とかに“東京ドームという夢を叶えようね、約束だよ”っていう風にって伝えてもらうことが多くて。だから、昔から約束してきたことを叶えられるっていうことはすごく嬉しいです」と話した。





超特急 東京ドーム公演概要
[東京]東京ドーム
2026年11月25日(水) 開場16:00/開演18:00
公演に関するお問合せ:キョードー東京 0570-550-7999
<席種・料金・年齢制限>
指定席 15,000円(税込) / ファミリー号車席 15,000円(税込)/着席指定席 15,000円(税込)



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取材・文&囲み会見撮影/於ありさ、撮影/米山三郎、笹森健一



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