8人で掴んだ東京ドーム。timelesz、新生1周年の夜に示した“家族”の現在地と、未来への約束 「We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME」ライブレポート

timeleszが新体制となってから昨年12月よりスタートさせていた、初の全国ドームツアー「We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME」の追加公演が東京ドームにて行われた。新体制となった日からちょうど一周年でもある2月5日(木)の最終公演では、NEW ALBUM『MOMENTUM』の発売と、5月からの全国アリーナツアーの開催が発表され、まさかのWアンコールがあったりと、終始secondzの歓声が絶えない大盛り上がりの中、ラストを締めくくった。


すぐ先の未来へとつながった、このライブ模様の詳細をレポートするとともに、公演前に行われたメンバー全員での囲み会見の様子もコメント全文にてお届けする。



可愛いも大人の色気も……アリーナからドームへの成長

広い東京ドームを埋め尽くすsecondzたちがそれぞれの思いを胸に開演を待っている。手にはペンライト。開演時間が近づき、客電が落ちると、誰からともなく「timelesz! timelesz!」のコールが始まり、ペンライトを点灯させ、場内がそれぞれの推しのカラーに彩られる。



すでに最終公演にふさわしい熱気に包まれる中、オープニング映像がスタート。束の間の自由時間なのだろうか、ビリヤードやボクシングをしたり、それぞれが思い思いのひとときを過ごしている中、“FAM DOME”のインビテーションが届き、正装し、集まるメンバーたち。ドームにいるファンたちを迎えるべく集結したようで――。



気づくとステージ2階に8人が登場! ニコニコ笑顔の8人が歌い出したのは『Rock this Party』。橋本将生にみんながタッチし、それぞれのパートで会場のボルテージを上げていく。寺西拓人菊池風磨が背中合わせになると、大歓声が上がった。続く『Do Me Do Me』ではきらびやかなレーザーの中、手をひらひらさせて踊る猪俣周杜が艶っぽい。『Freak your body』ではおなかをチラ見せさせて煽る松島総の色気を浴び、大人のtimleszを見せつけられる。センターステージへ向かって歩く中、パチリとウィンクする寺西拓人が歓声をさらい、それぞれの魅力を畳みかけていくスピード感は、timeleszのライブの特徴かもしれない。



『Countdown』で後方ステージから外周ステージを歩き、リフターに乗ってと、遠くの座席のsecondzたちの元にも笑顔を届ける8人。佐藤勝利が「東京ドーム! timelesz初のドームツアー、盛り上がっていこうぜ!」と叫び、おなじみの松島の出席確認や「大阪府出身、23歳の……」という篠塚大輝の挨拶があったりと、secondzと思い思いのコミュニケーションをとっていく。『We’re timelesz』でのそれぞれの紹介コールでは会場が、コールされるメンバーのカラー1色に染まり、圧巻の光景だ。



『timelesz project』を振り返る映像のあと、ファイヤー特効が上がる中、『Anthem -episode 1-』がスタート。一糸乱れぬ激しいダンスに呼吸をすることも忘れてしまう。グリーンの生地とオリジナルデニムを基調とした衣装はドームツアーで追加された新規衣装。付箋の形のメッセージデザインがちりばめられており、それぞれのメッセージはメンバーが手書きでデザインしたものだ。続く『New phase』では橋本が妖艶な表情で表現の幅の広さを魅せ、『ワンアンドオンリー』では佐藤が猪俣に後ろから抱き着く1シーンが無邪気で可愛らしく、メンバー間の仲の良さを感じさせた。新体制になってから制作された楽曲だが、それをしっかりと自分のものにしている篠塚の、堂々たるパフォーマンスも頼もしい。



「どうしてもまた、みんなの近くに行きたい」

8人で掴んだ東京ドーム。timelesz、新生1周年の夜に示した“家族”の現在地と、未来への約束 「We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME」ライブレポート

メインステージに戻って披露された『THE FINEST』は英詞が中心の大人なナンバー。8人が横並びになり、スタンドマイクの前で恋に溺れる男心をシックに、艶やかに歌い上げていく。原嘉孝の歌唱力の高さが際立ち、聞き入ってしまう。派手な動きがないからか、橋本の美しさもひときわ輝いている。

菊池のしっとりとした歌声と色気も、この曲の世界観にぴったりだ。



「盛り上がってますか? もっともっと声だせるよって人! ……じゃあ何で出してないんですか?!」という菊池の煽りから、「じゃあ座ってください」の合図で着席するsecondz。「こうしてステージに立つと、時間とお金をかけて来てくれていることを実感して、感謝」とニコニコする寺西に、すかさず菊池が寺西母からの差し入れの話を始める。しょうゆ味と塩味のせんべいを差し入れてくれたという寺西母。当の寺西は本番前にケン玉をやっているらしい。そのケン玉にメンバーそれぞれが少しずつイラストや文字を書いたというほっこりエピソードも。



猪俣は、このツアーでみんなとごはんに行く時間が楽しかった様子で、屋台のおでん屋で「原くんの髪を切るか切らないかでみんなでわちゃわちゃしたことが印象に残っている」と語る。原は今日がオーディションの日から1周年であることに触れ、「1年前はちょうどオーディションの最終審査の日で、有明に立っていた。まだ夢のようで、ふわふわしている」と感慨深げに話し、菊池から「そろそろ起きてほしい」と突っ込まれていた。菊池が「ひよこ組はCMやりすぎか」とチキンラーメンのCMが好評なことに触れ、「はしまさは?」と最近新しい呼び名で呼ばれているらしい橋本は、「すごい楽しい1年でした」と振り返る。篠塚は「ダンスの腕が上がった気がする。ライネクのダンスブレイクがむずすぎると思っていたけど、自分がしたい動きがある程度できるようになってきた」と嬉しそう。

ひよこ組それぞれがtimeleszの活動を楽しみ、成長していることがうかがえるMCだった。



今回のドームツアーのために新規で用意したグリーンの生地の衣装には、メンバーそれぞれが入れたワード入りの付箋デザインが施されている。それを見せるために背中を向け、振り返って見返り美人のようになる橋本。菊池が「綺麗な顔してんなあ」とほめると、照れる橋本。メンバーへの素直な今の気持ちをそれぞれが言っていくため、『Rock this Party』の1節を歌った後、今の思いを語っていくことに。いまいちなことを言って、メンバーから「アウト」を出されたら、secondzに甘い言葉を言う罰ゲーム?が課される。アウトを出された原は、「今日からみんなで愛し合おうぜ!」とカッコよくキメた。



そしてここで、timeleszショッピングの映像が流れると思いきや、アルバム発売の嬉しいお知らせ映像が! 4月29日に新体制2作目となるNEW ALBUM『MOMENTUM』(モーメンタム)の発売が決定。新たな家族と走り切った1年で得た、多くの経験と感情を胸に、“さらに勢いを増して進んでいこう”という決意、そして“過去、現在、未来、一瞬一瞬を大切にしていこう”というグループの思いがコンセプトだという。通常版のDISC2には初となるユニット企画曲が収録されるとのことで、篠塚からユニットの組み合わせも発表された。「橋本、松島、猪俣」「篠塚、佐藤、原」「寺西、菊池」の組み合わせで現在配信中の『timelesz PROJECT-REAL-』で修業したものを楽曲に落とし込んだそう。期待が高まる。



そしてもうひとつ、サプライズとして、このアルバムを引っ提げて5月から全国アリーナツアーを開催することも発表された。「どうしてもまたみんなの近くに行きたい」という思いから決定したツアー、「また修学旅行できる!」と喜ぶ8人が微笑ましかった。



「みなさんと会える時間が、僕にとっての生きがい」

8人で掴んだ東京ドーム。timelesz、新生1周年の夜に示した“家族”の現在地と、未来への約束 「We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME」ライブレポート

ピンクと紺の衣装に着替え、パフォーマンスを再開。揺れるペンライトの海の中、外周ステージに立つそれぞれのメンバーがしっとりと歌い上げたのは『名脇役』。星屑がキラキラと光るリフターに乗って、上階のsecondzたちと目を合わせる。原の低く心地よい声からスタートした『かりそめの言葉』は8人が抱えてきた思いを込め、感情の高まりをそのまま伝えるような歌声で、会場の空気のその純度の高さに影響されてひとつになっていく。ライブには、観客に「自分が何者で、どんな問題を抱えて生きているのか」という現実を取り去り、ひとときの夢の中への没入を許してくれる力がある。その力を深く感じさせてくれるパフォーマンスだった。



メンバーのそれぞれの個性を活かしたInterコーナーも、アリーナツアーからグレードアップしていた。アコースティックギターを弾く佐藤に合わせて、寺西がダンスを披露。ふたりのコラボレーションの完成度はより高まり、猪俣のスプレーアートもドーム仕様にパワーアップし、華麗でダイナミックに。橋本の焼く肉はグレードがレベルアップした(大きくなった)そう。そこに加わる松島のダンスは一部“サイレント・ダンス”にも挑戦。

菊池と原のラップはドーム公演用に新オリジナルを披露、篠塚の水の早飲みはドーム公演から、タイムトライアルに挑戦と、見どころ満載の内容になっていた。



『革命のDancin’ night』ではメインステージからセンターステージへ歩いていき、スパークラーが立て続けに噴射され、炎のような光が煌めく中、赤い照明に照らされる8人がなまめかしく、時が止まったかのような感覚に陥る。まさにこの1年、革命を起こしてきたtimeleszには王者の風格が漂っていた。大人の艶と少年の無邪気さ、相反する二面性を表現できるところもこのグループの魅力なのだろう。



メドレーのコーナーではSexy Zone時代の楽曲をパフォーマンス。開演の前に行われた囲み会見で菊池が「僕たちがこれから前に進んでいくタイミングでSexy Zone時代にちゃんと挨拶をしたいと思った」と語っていた通り、グループの歴史に触れられるメドレーでもあり、今のtimeleszのメンバーでこの先を歩いていくことへの決意も込められているように感じた。『Lady ダイヤモンド』で見せた最年少・篠塚の笑顔はキラキラしていて、ライブを心から楽しんでいるのがわかるパフォーマンスだった。



佐藤から始まった挨拶では、それぞれが1周年を振り返る言葉が印象的だった。佐藤は「1年前、この5人を選んで、出会ってくれて、本当に素敵なメンバーを見つけられたこと、この8人で楽しく活動できていることが嬉しい」と語り、原は「timeleszの原嘉孝です」と苗字がついて自己紹介できることの幸せについて熱く話した。「自分が守りたいと思うメンバー、自分を守ってほしいと思うメンバー、そしてそれを支えてくれるミニッツとsecondzに出会いました。みなさんのペースでいいので、ゆっくりでいいのでついてきてください。また再会できるようにたくさん努力します!」



篠塚は「1年前は『timelesz project』の最終審査中で、あのときは受かるか落ちるかよりは、この瞬間を楽しもうと考えていました。

普通の大学生として暮らしていて、人生が変わって、今まで経験できなかったことが経験できて、その分大変なこともありました。僕は基本的に楽しいことが大好きで、何か選択をしなければならないときは、楽しいほうを選んできました。タイプロもそうで、楽しいことがあるかもしれないから応募しました。今、世界一楽しいです!」と人生観について語り、この先の決意にも触れた。「今、生きづらい世の中になってきていると感じるし、いろんな制限があったり、世の中が変わっていくのは仕方ないことだけど、楽しく生きれたら最高の人生になると思っています。だから僕たち8人を選んでくれたみなさんのことは絶対に幸せにしたいです」



猪俣はアリーナツアー中に亡くなった祖父へ、素直な気持ちを言えなかったことを振り返り、今日来ている母への感謝を「お母さんは僕が大きくなるまでひとりで育ててくれて、辛いこともあったと思うんですけど、timeleszに入ってからも嫌なことがあったとき、ひどいことを言ってしまったりもしました。いつもは言えないけど、大好きだよ」とうるんだ目で語り、secondzたちの涙腺も崩壊させた。



寺西は笑顔でさわやかに「これからさらに成長したtimeleszを約束します。1年前からものすごい速さでいろいろなことが変わったけれど、その瞬間瞬間を覚えていて。これからもそんな瞬間をみなさんと共有していけたらと思いますので、またぜひ会いに来てください」とsecondzとの絆を確かめるように話した。



松島はずっとついてくれていたスタッフが「timeleszと一緒に作品を作ることが生きがいだ」と言ってくれたこと、そして生きづらい世の中だと自分も思うけれど、「ステージで僕ら8人が楽しくあること、それを見てくれるみなさんが楽しいと思ってくれること、それがすべてだと思っています。この環境っていつまで続くんだろうと不安、怖さもあれば、この環境を維持できるように、もっといろんな人に見てもらえるようにがんばっていこうとも思います」と素直な気持ちを吐露した。「みなさんの笑顔が元気の源であるのは間違いなくて、みなさんと会える時間が僕にとっての生きがいです」と語り、「ドームの最後なので声を聴かせてください!」と会場からの大歓声を一身に浴び、花のような笑顔を見せた。



橋本は1年前を振り返り「横浜アリーナでドーム公演の発表があったとき、メンバーのみんなとハグをしました。またここでハグをしたい」とメンバー全員としっかりとハグし、菊池が「汗かいた男はちょっと……」と言いながら、誰よりも強く(橋本の髪の毛が乱れるくらい)橋本を抱きしめた。



そしてラスト、菊池の挨拶。「校長先生の話っぽいと言われることもあるんですが、自分なりに思いを伝えてきたつもりです。応援してくださるみなさんが大好きで、みんなと一緒だからこそ、小さな夢も大きな夢も、ひとつひとつ叶えていきたいと、手をつないでみんなとこのまま歩んでいきたいと、強く思っています。タイプロのときもネタにされましたが、俺は死ぬほど売れたいです!」と強い決意を語る菊池。そして「『timeleszはもう売れてるよ』と言ってくださる方もいらっしゃるんですけど、今はみなさんに支えてもらっている状態だから、日本にいっぱいグループがいるけれど、『日本のアイドルって言ったら、timeleszだよね』と言ってもらえるように、8人とミニッツとsecondzと、みんなで死ぬほど売れましょう!」と力強く呼びかけた。



ラストはここにいる全員にとっておそらく特別な楽曲である『RUN』。1年前よりも洗練され、新しく完成された『RUN』にこの1年間のさまざまな思い出を、ここにいるsecondzたちも思い返したことだろう。松島の「信じた!」の強く透明な叫びに、幸せもしんどさもてんこ盛りに詰まったドラマを背負って前へ進もうとしている8人の生き様に思いをはせる。ここからきっと、新生timeleszの第2章が始まる。新たな未来へ、過去を背負い、たくさんの、内に秘めた思いを抱えながら。たとえそれが未消化の思いであったとしても、この8人なら、未来をつくる力に変えていける。あきらめることをしなければ、きっと。



まさかのWアンコールと囲み会見レポ

8人で掴んだ東京ドーム。timelesz、新生1周年の夜に示した“家族”の現在地と、未来への約束 「We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME」ライブレポート

続くアンコールでは、気球型のバルーンに乗り、地上から約25メートルの高さを浮遊。2階席の方まで近づいてくれたメンバーの姿に、secondzの笑顔がはじけた。『ぎゅっと』では菊池が「我々をぎゅっとできますか?」と呼びかけ、secondzの大音量の「ぎゅっと!」の声に「よくできました」とニコニコの笑顔を見せ、ラストは『冬がきたよ』。メインステージに戻り、横並びになった8人は、もうじき来る別れを惜しむかのように揺れるペンライトの海の中、最上級のアイドルスマイルを見せ、ステージを去った。はずだったのだが……。



客電がついても、鳴りやまない「timeleszコール」に交じって、菊池の声が。そしてまさかの再登場! Wアンコールが行われた。寺西の一声で決まった『Rock this Party』だが、菊池の希望でsecondzがラップを担当することに。最後に会場中がひとつになり、ただただ、あたたかく、幸せに満ちた空間のきらめきが、メンバーが去ったあとも残り続けていた。このあたたかさをここに来た全員が、ひとりひとりが帰る場所へ持って帰る。幸せの連鎖は明日へ、そしてこの先の未来へと続いていく。




囲み会見レポート



8人で掴んだ東京ドーム。timelesz、新生1周年の夜に示した“家族”の現在地と、未来への約束 「We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME」ライブレポート

――新体制になってちょうど1年という記念する日です。いかがでしょうか。



菊池 とにかくありがたいという感謝の思いと、こうして8人で1周年を迎えられたことを嬉しく思っております。奇しくも2月5日に東京ドーム追加公演が決まって、すごく嬉しかったですし、最初は追加公演ということに舞い上がりすぎて、1周年ということと一致してなかったんですよね。後から「この日1周年だからね」って言われて。それだけ濃い1年だったなと思いました。長かったなって思うメンバーもいれば、あっという間だなと思うメンバーもいて、ただ、この日が1周年なんだってことに改めて気づかされました。



――記念の日である今日は、何かメンバーでお祝いをしましたか?



 やってないです!



菊池 まだです。



――改めてこの1年を振り返って、印象に残った出来事を一人ずつお願いします。



寺西 新体制timeleszとして初めてライブのステージに立った瞬間は、やっぱり忘れられない景色でした。ここから始まるんだなっていう景色や感情をすごく鮮明に覚えているので、初ライブですね。



篠塚 『Rock This Party』が配信された時が、個人的には1番思い出に残っています。自分のパートはそこまで多くはなかったんですが、自分の声が全世界でネットで配信されているっていう状況はすごくむず痒くもあったんですけど、すごい嬉しかったです。



菊池 友達になんて言われたんだっけ?



篠塚 お前パート少なすっ……



菊池 お前さ、こすってるトークで噛むなよ(笑)



橋本 僕はハワイですね。メンバーと行ったのがすごく思い出深くて。結成してそんなに経ってない時に行かせていただいたんですけど、めちゃくちゃ楽しかったので記憶に残ってますね。今年もぜひメンバーと一緒に行きたいなと思っています。



猪俣 僕はライブの最初の登場ですかね。『Rock This Party』のイントロが流れて登場するんですけど、その時にファンの方の歓声とペンライトがすごくて、ずっと頭に残っていて。何回ライブをしてもすごい新鮮な気持ちで嬉しくなります。



 もちろんたくさん思い出はあるんですけれども、カメラが回ってないところでも、みんなでじゃんけんし合ったり、笑い合ったり、一緒にごはんを食べたりっていう、何気ない日常ですね。会うたびに楽しい時間があって、仲間なんだなと思うし、この仲の良さは僕たちのいいところでもあるので、10年、20年とずっと変わらずにいたい部分です。



松島 作品を作るときの空気感ですね。今回のライブを作るときも、それぞれが気を使わずに自分たちの価値観とかアイデアを共有し合う時間がすごく馴染んでいて、メンバーとして走り出したんだなと実感が湧きました。楽屋での過ごし方も男子高校生みたいな、和気あいあいとした空気感ができているので、そういう瞬間がもっと増えていったら嬉しいですね。



佐藤 僕も『Rock This Party』のMVを撮りに行ったハワイはすごい印象的で、みんなでプライベートの時間もあって、わちゃわちゃ過ごしたりとか。テラ(寺西)がね、飛行機を往復して大変なことをしてたなとかも含めて、楽しかった8人の思い出ですね。



菊池 忘れられない瞬間ですよね。……原に飲みに誘われた橋本将生が翌日に、「原さん、昨日全然喋んなかったじゃないですか」って突っ込んだ時に、原さんが(声をワントーン低くして)「お前は、間も楽しめないのか」って本気で怒ってた時。



 もっとあるでしょう! それが一番?



菊池 あれは忘れられない。



橋本 ほんと理不尽っすよ。



菊池 低い声で)「お前、間も楽しめないのか」って。なぜか橋本が説教されたっていう。忘れた日はないです。なんかのタイミングで思い出すんです、必ず毎日。



――例えば東京ドームのステージに立ってる時に思い出しちゃったりするんですか?



菊池 バラードのとき、8人で歌割り割ってたっぷり歌うんで、待ちの時間があるんですよ。その時に思い出しちゃって。



 集中してください。目の前のお客さんに、コンサートに集中してください。



橋本 原くんがマネージャーさんとかも含めて「飲みたい」って言ったんです。でも、原くんが全然喋らないから、俺が喋らないといけないんだって思って頑張って話振ったりしてたんですよ。「原くん、全然喋んなかったじゃないですか」って次の日言ったら、(低い声で)「お前さ、間楽しめねえのか」。



 俺はやっぱ、間で飲む人なんで。



菊地 社会の縮図を見た気持ち(笑)。



――ドームならではの演出や、衣装の白い部分がとてもチャーミングですが、何か意味はありますか?



松島 今回、それぞれの衣装にそれぞれのメッセージを添えていて。例えば「BABY」は篠塚が考えたメッセージです。



菊池 自分たちで書いてメッセージを送り合って、それを全員に貼るっていう。で、篠塚は「BABY」だったんだね。やっぱあれか、ジャイアントベイビーから来てるのか。



篠塚 アメリカとかで恋人とかに使うベイビーです。



菊池 お前、彼女できたことねえだろ。



篠塚 今めっちゃいます。めっちゃいます。



 やめろやめろ、お前。



菊池 記者さんの前で「めっちゃいます」って(笑)。



松島 タイプロ中はそれぞれの成長だったんですけど、この1年はグループでの成長を見せたいという思いがありました。衣装でも一体感を表現するという意味でも、それぞれの思いを背負ってステージに立つということで、こういった衣装になりました。



――そのメッセージは一人ひとりのものということですね。教えてもらえますか?



菊池 そうです。僕はハートふたつです。



佐藤 僕が「WITH YOU」です。で、そうちゃん。



松島 僕は「BIG LOVE」ですね。



猪俣 僕は「DREAM」です。



 僕は「WE ARE FAMILY」ですね。



橋本 僕が「PROMISE」です。



寺西 僕が、「143」っていう。



菊池 市外局番かな?



寺西 違いますけど(笑)。英語で意味があるんです。「I」は1文字、「LOVE」が4文字で、「YOU」が3文字。ってことは「I LOVE YOU」。



菊池 今、この会場が授業参観より盛り上がってなかったよ。



全員 笑



菊池 やっぱテラはおしゃれですね。



寺西 注目してほしいですね。



8人で掴んだ東京ドーム。timelesz、新生1周年の夜に示した“家族”の現在地と、未来への約束 「We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME」ライブレポート

――アリーナツアーから東京ドーム公演で演出の変化はありますか?



菊池 隠し玉的にあえてやってなかった曲があって。『Right Next to You』と『Purple Rain』は、オーディションでも披露した曲で人気も高い。そこでいろいろなドラマが生まれたという自負はあったんですけど、あえてドームにとっておこうと考えていました。いつかドームで、と思っていたら、こんなにも早く実現できるとは。お届けすることができてよかったなと思ってます。



――1年経たないでそれが叶ったということですもんね。



菊池 そうですね。あと、後半のマッシュアップ(メドレー)に、Sexy Zone時代の曲をあえて入れてるんですよ。僕たちがこれから前に進んでいくタイミングで、Sexy Zone時代にちゃんと挨拶をしたいなと思って。僕ら3人、佐藤、松島、菊池を主語にすると、Sexy Zoneだった自分たちへの挨拶。新メンバー5人を主語にすると、それぞれの今までの道への挨拶にしてほしいなと。そういう意味を込めてマッシュアップを最後に披露しているので、それもアリーナにはなかった部分かなと思います。あと舞台装置でいうと、気球に乗ったりとか。将生はちょっとビビってたね。



橋本 とんでもなく高いんですよ。



――3階席の方まで?



橋本 そうです。見るより乗ると数倍高くて。周杜と一緒に乗ってるんですけど、たまに動くからめっちゃ揺れるんですよ。



猪俣 あ、それで見てきてたんだ俺のこと。



橋本 え?



猪俣 結構チラチラ見てきてて、俺のこと好きなのかなみたいな。



橋本 違うよね。いや、まあ好きだよ、うん。



猪俣 楽しかったですね、一緒に乗ってて。上のファンの方にも会いに行けるので、それが本当に個人的には嬉しくて。どこに行っても楽しんでもらえるような演出を考えてくれたので、嬉しいです。



――ドームの景色はいかがですか。



猪俣 やばいですよ。マジでやばい。



橋本 変わらずすごく新鮮というか、大きさではないなって思います。やっぱりペンライトの景色を見ると、毎回新鮮に感動するんですよね。嬉しさも大きいですし、アリーナでもドームでも変わらず感動していますね。



――橋本くんは、お肉が違うんですよね。



橋本 お肉は違います。焼いてるお肉の大きさがちょっと変わって。



 スケールもな。ドームに合わせてな。



橋本 スタッフさんが用意してくださって。ちょっとあれは焼くの難しいですね(笑)



――オリジナルメンバーの3人に質問です。この1年の新メンバーの成長ぶりについて、発見はありましたか。



佐藤 アリーナツアーからドームツアーで成長を感じました。新メンバー、特に下3人はアリーナで戸惑ったところも、ドームでは逆に引っ張ってくれる瞬間もたくさんありました。僕たちがアドバイスをしなくても自分からリーダーシップをとって、ライブを引っ張ってる姿を見て。成長のスピードもすごく速くて、いいメンバーと出会えたなと思いました。



松島 みんなすごい覚醒してます。僕ら3人も成長させてくれるようなメンバーの一面もたくさん見られて。個人プレーじゃなくて、それぞれがそれぞれの良さを引き出していくっていうのがグループのあり方だと思うんです。それがステージ上で、目に見えてわかるっていうところの良さを僕自身もたくさん感じました。あとは、終わった後に「楽しかった」って言葉が一番最初に出てくるのが全てかなと思って。シノ(篠塚)とかは初めてああいうステージで、すごい緊張しただろうし怖かっただろうに、「楽しかったです」って言えるその素直さが全員あるので、その気持ちを持ち続けながら頑張っていきたいなと思いましたね。



菊池 こんなに楽しい人たちはいないなというのが僕の素直な思いですね。一緒にいて楽しいですし、緊張感を持って引き締め合いながら切磋琢磨できるっていうところも。いきなり100%、200%はできなかったとしても、100%にしていく過程を見せられる8人だなと思っているので。新しい風を吹き込んでくれたのは間違いなく新メンバーですし、初心を新鮮に取り戻すことができたかなと。文字通り初心に帰って、上下ではなく横並びで歩いていけることが幸せだと思っています。新メンバーにはすごく感謝しています。



――メンバーの中で役割とかあるんですか。お父さん役とか。



菊池 あ、これごめんなさい、猪俣の担当なんで。



猪俣 すみません、回答は控えさせていただきます。何度かそれで世間を騒がせて……(笑)



――襲名会見の時に言ってたじゃないですか。あの時から変わりました?



菊池 そうだよ、それをちょっと発表して。



猪俣 1年過ごしてみて……佐藤くんはじゃあ弟ですね。無邪気な可愛いところがあって。逆に松島くんがお兄ちゃん。



松島 俺、年下だと思われてた!?



猪俣 タイプロの時は見えなかった一面が。



菊池 なるほどね。じゃあ俺は?



猪俣 風磨くん。長女。



菊池 長女! 女(じょ)なんだ!



――なんで長女なの?



猪俣 長女の方って、すごい下ネタ言うイメージがあって、風磨くん……。



菊池 また世間を騒がせる(笑)



猪俣 皆さん書かないでください……! 風磨くんすごい変わってるなというか。



菊池 独特なイメージがあるんだ、長女に。で、テラは?



猪俣 寺くんはなんか、近所の子供みたいな感じで。



菊池 まあ今日はちょっといろんな為替の関係で、テラにとってのレートが悪い(笑)。じゃあ将生は?



猪俣 将生くんは逆に双子みたいな。



菊池 誰と?



猪俣 俺とです。で、その下に大輝がいて、その下に勝利くんみたいな感じですよね。



菊池 勝利が一番下の弟なんだ。じゃあ原は?



猪俣 原くんは、その近所の子供の世話をする大家さんみたいな。



 血つながらせろよ(笑)。



菊池 ということで、両親が不在ということだけわかりました(笑)。



――ここで発表があるそうですね。



菊池 はい、我々timelesz、ニューアルバムをリリースすることが決定しました! みんなで言いますか。せーの。



8人 MOMENTUM(モーメンタム)!



菊池 タイプロを経て、前回のアルバム『FAM』はファミリーの略だったわけですけれども、新しく家族として歩み出して1年、いろんな経験を積み重ねてきた僕たち8人がちょっと一歩家の外に出て、勢いをより増す。



モーメンタムというのは"勢い"です。これからどんどん突っ走っていこうぜっていうこともありつつ、モーメンタムの中に「モーメント」が入っている。僕たちの過去もこれからも、そして今この瞬間も、ちゃんと切り取って大事にしていこうねと。グループ名の「タイムレス」は過去、現在、未来全部がタイムレスということなので、それを胸に持ちながら、一つひとつの瞬間も大事にして、さらに勢いを増して歩いていこうと。そんな意味を込めています。



 僕たちとファンの皆さんの関係性にも勢いを乗せていきたいですね。モーメンタムって「モメンタム」とも読めるんですよ。でもその「モーメント」っていう読みを組み込みたくて、モーメンタムと読ませています。で、それがなんと8文字なんですよ! 8文字ってことは8人なんですよ! そこもかかってるんですよ!! 



松島 8人で1からアルバムを作るのは初めてなので、そういった意味も込められての8文字っていうところになりますね。アルバムにはそれぞれのユニットごとの曲も入るんです。ユニットでもいろんな形で見せていったり、8人で見せていったり、ソロで見せていったりと、いろんな変化を見ながら新しいものを届けていける。長く愛されるグループでありたいなと思います。



――そして、皆さんに会いに行く発表もあるんですよね。



菊池 そうです。えっと、寺西ん家に全員で行きます!  ……うそうそ、ごめんなさい。寺西くんお願いします。



寺西 timelesz、新体制になって2回目のアリーナツアーが決まりました! ありがとうございます!



菊池 『MOMENTUM』を引っさげて、5月からスタートになりますので、ぜひ皆さんに会いに行かせていただきたいなと思うと同時に、皆さんにも会いに来ていただきたいなと思っております。



――最後に、メッセージをお願いします!



佐藤 ニューアルバムの発売が決まりましたし、「モーメント」――瞬間瞬間を大事にしていきたいというのは僕たちの変わらない思いです。何よりもその時間が笑顔あふれる瞬間になってほしいなと思います。timeleszとしてこれからも勢いを大事に走っていきます。みんなとの笑顔を大事に、これからもいろんなところに行きたいと思いますので、timeleszを皆さんこれからもよろしくお願いします。



取材・文/ライブレポート:藤坂美樹、囲み会見レポ―ト:かたおか由衣



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