
二ノ宮知子による同名の大ヒット漫画を原作に、ドラマ化、アニメ化、映画化を経て、2023年にミュージカル化された『のだめカンタービレ』。ドラマ・映画と同じく上野樹里が主演を務め、上田一豪(『四月は君の嘘』『この世界の片隅に』)が演出を、そして和田唱が自身初となるミュージカル音楽を手がけた舞台は大きな話題を呼んだ。
千秋真一は、音楽大学のピアノ科に在籍しながら指揮者を目指すエリート学生。ある日、酔って自宅の前で眠ってしまった彼は、ゴミの山と悪臭が漂う部屋で目を覚ます。そんな部屋で美しいピアノソナタを奏でていたのは、千秋と同じマンションの隣室に住み、同じ音大のピアノ科に在籍する野田恵(通称のだめ)。千秋はのだめの中に天賦の才を感じ取り、そしてのだめは千秋の外見と音楽の才能に憧れ、彼にまとわりつくようになる。ふたりは互いに刺激を与え合いながら、それぞれに成長していくのだが――?
出演はほかに、峰龍太郎役の松島勇之介/有澤樟太郎/高橋健介(日替出演・出演日順)、三木清良役の華優希/清水美依紗(日替出演・出演日順)、奥山真澄役の大久保祥太郎、黒木泰則役の竹内將人、江藤耕造役のなだぎ武ら。またゲストピアニストとして、ウィーン在住のピアニストでクラシック系YouTuber「たくおん」としても活躍する石井琢磨が参加する。8月に行われた製作発表では、石井が「ラプソディー・イン・ブルー」「ラフマニノフ」「ペトリューシカ」を演奏することも明かされた。
さらに本公演の大きな見どころのひとつは、クラシック音楽監修を務める茂木大輔の指導を受け、三浦が“指揮者デビュー”を果たすこと。上野は三浦のオーケストラとの稽古を見学したそうで、「動きがすごくきれいで『こうやって、のだめは千秋先輩の背中を見て、音楽を浴びてきたんだ』ということを皆さんにも体感していただけるはず」と、8月に行われた製作発表で絶賛していた。「皆様に満足いただけるように最後まで頑張りたい。
三浦宏規 指揮稽古 ダイジェスト動画
文:熊田音子
★9月6・7日に開催された台湾公演のレポート掲載中!(https://lp.p.pia.jp/article/news/437046/index.html)
<公演情報>
ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!
原作:二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(講談社「Kiss」所載)
作詞・上演台本・演出:上田一豪
音楽:和田唱
クラシック音楽監修・指揮指導:茂木大輔
出演:上野樹里 三浦宏規
松島勇之介/有澤樟太郎/高橋健介(日替出演・出演日順)
華優希/清水美依紗(日替出演・出演日順)
大久保祥太郎 竹内將人 なだぎ武 /竹中直人
他
ゲストピアニスト:石井琢磨
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:田邉賀一
日程:2025年9月13日(土)~15日(月・祝)
会場:東京・東京ガーデンシアター
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/nodame-musical/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2560740&afid=P66)
公式サイト:
https://www.tohostage.com/nodame-concert/