細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』役所広司ら新声優キャスト11名発表
『果てしなきスカーレット』新声優キャスト (C)2025 スタジオ地図

細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』の新声優キャスト11名が発表された。



本作は、主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、「死者の国」で再び宿敵に復讐を果たそうとする物語。

テーマは「生きる」で、細田監督は「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい」という想いを明かしている。



主人公の宿敵となる冷酷で狡猾なクローディアスを演じるのは役所広司。これまでの細田作品では不器用ながらも優しさを感じるキャラクターを演じてきた役所だが、今回は主人公の宿敵という今までとは真逆の役柄に挑戦する。細田監督は「最初からクローディアスは、役所さんをイメージしてシナリオやデザインを作りました。これまでの役所さんの出演された作品での、人間の奥底に眠る悪や狂気などを的確に表現される迫力が圧倒的だったので、クローディアスは役所さん以外には考えられませんでした」とコメントしている。



また、スカーレットの父で心優しい国王だったアムレットを市村正親、クローディアスの側近ヴォルティマンドを吉田鋼太郎、スカーレットの母ガートルードを斉藤由貴、腕っぷしの強いクローディアスの側近コーネリウスを松重豊、ポローニアスを山路和弘、レアティーズを柄本時生、クローディアスの家来ローゼンクランツを青木崇高、ギルデンスターンを染谷将太、「死者の国」でスカーレットが出会う少女を白山乃愛、謎の老婆を白石加代子が演じる。役所と染谷は共に4作目の出演で、細田作品最多出演キャストとなる。なお主人公のスカーレットは芦田愛菜、スカーレットとともに旅をする現代の日本人看護師・聖は岡田将生が演じる。



本作のキャスト陣について細田監督は、「なんと贅沢なんでしょう。考えられる限り最高のキャストです。お芝居を通して皆さんから教えてもらえることがさまざまあり、『果てしなきスカーレット』を作る上で大変勉強になりました。この作品は本当に恵まれていると思います」とコメント。

スタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーは「本作はプレスコという、絵がない状態から芝居をしていただくという収録から始まりました。日本を代表する名優の皆さまにご参加いただき、監督と志を共有し、ともに、登場人物たちの魂を磨き上げながら、この映画を更なる高みへと押し上げてくださったように思っております」とコメントしている。



■役所広司 コメント全文



細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』役所広司ら新声優キャスト11名発表

今回も細田監督作品に呼んでいただき大変光栄です。



今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督とふたりで、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした。



まだ僕は、動いている登場人物たちも芦田愛菜さんや他のキャストの皆さんの声も聞いていません。
完成がとても楽しみです。細田監督作品はいつも予想を遥かに超える、観たこともない世界を見せてくれます。とにかく完成が待ち遠しい!



■齋藤優一郎(スタジオ地図) コメント全文
世界中で悲劇的な衝突を目の当たりにする中、誰もが明るい未来を想像できなくなっている。
愛を見つけること、ともに手を取り合い生きることこそが、私たちの未来の肯定に繋がる──。
そう信じて、細田監督は、この映画を企画しました。



本作はプレスコという、絵がない状態から芝居をしていただくという収録から始まりました。


日本を代表する名優の皆さまにご参加いただき、監督と志を共有し、ともに、登場人物たちの魂を磨き上げながら、この映画を更なる高みへと押し上げてくださったように思っております。



皆様に心から感謝申し上げます。



<作品情報>
『果てしなきスカーレット』



11月21日(金) 公開



公式サイト:
https://scarlet-movie.jp/



(C)2025 スタジオ地図

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