大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る
映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントより

映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』の大阪プレミアイベントが9月9日に行われ、主演とプロデューサーを務めた大沢たかおが、上戸彩津田健次郎、吉野耕平監督と共に、劇中に登場する原子力潜水艦<やまと>を模した黒い船に乗って、大阪の道頓堀川に上陸。大量の紙吹雪が舞う中、道頓堀の遊歩道「とんぼりリバーウォーク」にメンバーが姿を現すと、会場や沿道に集まった約4,000人から大歓声が沸き起こった。

「ようこそ大阪へー!」と歓迎を受けたキャスト陣は、うれしそうな笑顔で手を振って声援に応えた。



現在累計発行部数3,200万部を突破するコミック『沈黙の艦隊』(かわぐちかいじ作)をAmazon MGMスタジオが実写化した劇場版第2弾となる本作。2023年に公開された劇場版第1弾、2024年より配信されたドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』に続く物語となり、米第7艦隊を東京湾海戦で圧倒し、ニューヨークへ針路をとった<やまと>がオーロラの下、流氷が浮かぶ北極海で航海最大の難局に立ち向かうさまを描く。



キャスト陣は、さわやかな白い衣装に身を包んでお目見え。<やまと>艦長の海江田四郎を演じる大沢は「大阪はすごく熱い街」と人にあふれた会場をぐるりと見渡しつつ、7日に阪神タイガースが2年ぶりのセ・リーグ優勝を決めたとあって「おめでとうございます!」と祝福。「そんな熱い大阪に『沈黙の艦隊』チームと来られて、本当にうれしく思います」と晴れやかな声を響かせ、大きな拍手を浴びた。



大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る

劇中ではヘリに乗って上空から<やまと>を探すフリージャーナリスト、市谷裕美役の上戸も「大阪、最高!」と切り出し、「大阪に来るとポジティブな気持ちになる。とにかくエネルギッシュ」と熱気に惚れ惚れ。本作のキーマンとなる政治家・大滝淳役を演じた津田は、大阪出身とのこと。「ほんまによう、その辺りをウロウロしていたので。まさかこの川で皆さんとお会いできるとは思わなかったので、うれしい限りです」と関西弁で喜びをにじませた。



大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る

メガホンを取った吉野監督も大阪出身とあって、最新作を引っ提げた“凱旋”に感激しきり。

家族が盛り上がっていると報告して、会場を沸かせた。さらに津田は「どうしてもここで撮りたいという、監督のこだわりがあった。ぜひお楽しみください」と大滝役として、大阪市東住吉区にある長居公園でも撮影をしたことを明かすと、吉野監督は「大滝にふさわしい場所はあそこしかないと思った」とその狙いを打ち明けていた。



本作では、原作漫画随一のバトルシーン<北極海大海戦>と、原作の連載当時にテレビ特番が組まれるほどの社会現象となった<やまと選挙>が描かれる。



大沢は「すべてにパワーアップを感じている。ぜひ映画館で体感していただきたい」と完成作に自信をのぞかせ、「前作、そしてドラマも大阪の方にすごく評価していただいたということもあって、今回お邪魔させていただきました」とあいさつ。「見どころだらけ。海では、海江田が艦長として北極海の下で戦い、地上では総選挙での戦いがある。2時間、戦いっぱなしのものすごく熱い作品。大阪の方にも楽しんでほしい」と力を込めた。



上戸もパワーアップを実感したと続き、「観ていて、呼吸を忘れました。すごく迫力があって、ドキドキしっぱなし」と太鼓判。

「ドカーン! バーン!バシャーン! バリバリー! という感じなので、(大阪の方も)好きだと思います」と茶目っ気たっぷりにド派手なアクションも楽しんでほしいと語り、会場の笑いを誘った。津田は「僕の役は、政治パートでの戦いを繰り広げています。静かな、でも心の中はバリバリ熱く燃えているような戦いを繰り広げている」と陸と外、同時に進行していく戦いを堪能してほしいとアピールしていた。



大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る

また司会から、大沢が『キングダム』シリーズで演じた王騎将軍の画像にコメントをつける、“大沢たかお祭り”がSNS上で賑わったことに触れられる一幕もあった。上戸が「王騎将軍は表情豊かなキャラクターだけれど、海江田四郎にコメントを添えるのは難しいと思います。皆さんの腕が試される」と想像すると、「なぜ祭りが始まったんだろう。皆さんが楽しんでいるなら」と目尻を下げた大沢は、「海江田という役は、ほぼ動かない。表情もほぼ変わらない。ワンシチュエーションしか提供できない」と苦笑い。息の合ったやり取りに、会場も大喜びだった。



大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る

続いて一行は、TOHOシネマズなんばへと移動。本作の試写会にサプライズで登壇した。

舞台挨拶があると告げられると、これから映画を楽しもうとしていた観客は思わぬ出来事に大興奮。劇場には、悲鳴にも近い歓声が響き渡った。大沢は「できたてホヤホヤの作品を観ていただける。ドキドキ、ワクワクしています」と高揚感を口にした。また今年は大阪に来られる機会が多いという上戸はいつも食べ物も楽しんでいるそうで、すでにこの日も「たこ焼きをいただきました」、津田も「食べました」とにっこり。津田が話すと「うわあ……」と会場からうっとりとした声も漏れ聞こえるなど、その低音ボイスは大阪のファンも魅了していた。



舞台挨拶では役柄についてたっぷりと紹介する機会もあり、上戸は「前作で市谷は、大きな会社に勤めるひとりのキャスターだった。今回は、自分の足で取材をするフリージャーナリストとして全責任を負うプレッシャーの中で生活をしている。家族背景など、より(市谷の)人間性を演じることができてありがたかった」と深く役柄を掘り下げられたことに感謝。津田は「原作をもともと読んでいたので、“おうっ……、大滝って……!”となりました」とオファー時の率直な驚きを振り返り、「かなり重要な役なので、一瞬緊張をして。でもすごくうれしいなと、楽しくやらせていただこうと思いました」とシリーズの参戦は光栄だと胸を熱くしていた。



大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る

大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る

プロデューサーも務めている大沢は、「前作を超えるのがテーマ」と吐露。

本作で描かれるのは「原作ファンの方からすると、一番大事なブロック。勝負どころだと思っている。プロジェクトとしてもこのブロックを必ず喜んでいただかないと、次も続かないだろうと心を込めて作った。できるすべてを込めた」と並々ならぬ思いで挑んだという。「かわぐち先生にも観ていただき、“完璧以上に完璧だった”というお言葉をいただいた。生みの親でもある先生にも喜んでいただいた」と原作者からの賛辞を紹介しながら、「日本だけではなく、世界でも受け入れられることを目指してやってきました。海江田は、主人公のようで主人公ではない。いろいろな人たちに影響を与え、同時に観ていただく皆さんになにかを伝えようとしている人物なんだと改めて感じています」と海江田四郎という存在から放たれるメッセージまで“体感”してほしいと願い、大きな拍手に包まれながら大阪プレミアイベントは幕を閉じた。



大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る

イベントを終えたキャスト陣を直撃すると、上戸は「皆さんが、すごい笑顔で手を振ってくれたのでうれしかったです」と歓喜し、津田は「<やまと>を模した船をよく作ってくれたなと。(紙吹雪の)雪も降らしてくれて、とてもうれしかったです」と特別感のあるイベントだったとしみじみ。大沢も「大阪の方はすごく熱狂的で、本当にいい時間でした」と真夏の暑さとなった大阪で、映画の公開を待ち侘びる観客の反応を肌で感じられたと感無量の面持ちを見せていた。



大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが登場! 映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪プレミアイベントで見どころを語る

<作品情報>
映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』



9月26日(金)公開



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映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』メインビジュアル

公式サイト:
https://silent-service.jp/



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