村川絵梨＆岸本鮎佳による“フェイクドキュメンタリー的演劇”『またしても登場して頂きましょう』が開幕

2025年08月20日(水)12:00

村川絵梨＆岸本鮎佳による“フェイクドキュメンタリー的演劇”『またしても登場して頂きましょう』が開幕

女優・村川絵梨と、演劇ユニット「艶∞ポリス」主宰・岸本鮎佳によるふたり芝居『またしても登場して頂きましょう』が、2025年8月19日に東京・ニュー・サンナイで開幕。ゲネプロ写真とキャストコメントが到着した。

『またしても登場して頂きましょう』は、2024年に上演されたふたり芝居『それでは登場して頂きましょう』をパワーアップさせたリバイバル作品。村川の企画を発端に、作・演出を岸本が務めている。岸本は、テレビ東京系列・ドラマ24『ディアマイベイビー～私があなたを支配するまで～』やテレビ東京系列・ドラマ23『夫の家庭を壊すまで』の脚本も手がけており、女性ならではの視点から、思わずクスッと笑ってしまう分かりやすく精度の高い物語づくりに定評がある。本作では実生活でも女優として活動する村川絵梨と岸本鮎佳が、オーディション会場に集められたふたりの女優を演じ、正反対の数奇な人生を軽妙なやりとりで描き出している。

初日の幕が開くと、大掛かりなセットも大道具もない潔さが観客の想像力を刺激し、ふたりの芝居を際立たせていた。舞台が始まると、観客はまるでオーディション会場を覗き込んでいるかのような臨場感に引き込まれ、ふたりの会話の渦に飲み込まれていく。村川と岸本のやり取りは息が合い、まさに怒涛。切れ目ない会話の中に2024年公演にはなかった「ChatGPT」といった時事ネタが放り込まれるなど、客席からは笑いが絶えなかった。物語が進むにつれて現実とフィクションの境界が曖昧になっていく揺らぎこそが、“フェイクドキュメンタリー的演劇”の醍醐味といえる。

「演劇の敷居を低くしたい」という思いから生まれた本作は、観劇しながらお酒を楽しめるスタイルも特徴となっている。会場では、ドリンクを手に作品を楽しむ観客の姿が多く見られ、初日は大盛況のうちに幕を閉じた。

初日公演を終えた村川は「とんでもないセンスで日々ブラッシュアップを続ける鬼才、岸本鮎佳さんとの稽古は刺激でしかなかったです。

きっと、しばらくはないだろうこのふたり芝居。またアラフィフ辺りで面白いことができたら幸せだなぁなんて思います」とコメント。岸本は「再演をやるなら、絶対に初演よりも面白くなければならないので、適度なプレッシャーを感じながらもようやく初日を迎えることができました。皆様の期待に応えるべく、思いっきり楽しめるエンタメを提供します」と意気込みを寄せた。公演は2025年8月24日(日) まで。

【あらすじ】
とある映画のオーディション会場に集められたふたりの女優。全く違う人生を歩んできた女優村川絵梨と岸本鮎佳のどちらかがこの映画に出演できる。正解がない世界で、まるで、ふたりで旅に出るように、同じ土俵の上で、さまざまな役に挑戦し、模索するふたりの女優。女同士の絶妙な距離感を描く。まるで、フェイクドキュメンタリーのような濃密で滑稽なふたり芝居。

■村川絵梨コメント全文

1年足らずで再演という道を選んだこのふたり芝居。とんでもないセンスで日々ブラッシュアップを続ける鬼才、岸本鮎佳さんとの稽古は刺激でしかなかったです。

チケットも早々に売れ、リピーターの方も多くて感謝感激でしかありません。
会場に来て下さる皆様、どうか楽しんでいただけますように。
きっと、しばらくはないだろうこのふたり芝居。
またアラフィフ辺りで面白いことができたら幸せだなぁなんて思います。

■岸本鮎佳コメント全文

再演をやるなら、絶対に初演よりも面白くなければならないので、適度なプレッシャーを感じながらもようやく初日を迎えることができました。
初めて演劇を観に来るお客様に、演劇って面白いんだと思っていただけるように、村川絵梨さんとともに全力でふざけ倒します。
そして今、チケットが売れないと言われている演劇において、1週間前にチケットが全公演完売したのは、とてもありがたいことで、そんな皆様の期待に応えるべく、思いっきり楽しめるエンタメを提供します。

＜公演情報＞
村川絵梨企画艶∞ポリス番外公演『またしても登場して頂きましょう』