横山拓也「今この作品をつくることができて大満足」 iakuの新作『はぐらかしたり、もてなしたり』開幕

2025年06月30日(月)11:40

横山拓也「今この作品をつくることができて大満足」 iakuの新作『はぐらかしたり、もてなしたり』開幕

劇作家・横山拓也による演劇ユニット、iakuの新作『はぐらかしたり、もてなしたり』が、2025年6月27日に東京・シアタートラムで初日を迎えた。

横山が作・演出を手がける本作では、2年ぶりに帰ってきた妻と、その間に“色々”あった夫との物語を通して愛情の本質に迫る。

昨年から今年にかけて第27回鶴屋南北戯曲賞、第59回紀伊國屋演劇賞（個人賞）を受賞した横山による、これまでのiakuとは一風変わった趣向の作品となっている。出演者には、瓜生和成（小松台東）、近藤フク（ペンギンプルペイルパイルズ）、異儀田夏葉、竹田モモコ（ばぶれるりぐる）、富川一人（劇団はえぎわ）、井上拓哉、高橋紗良、小林さやか（トローチ）が名を連ねた。

開幕にあたり横山は、「今までのiakuと作風が違うと思われるかもしれません。稽古場からずっとそのことを気にしていましたが、初日を終えてもよくわかりません。いつにも増して緊張しています。だけど、今この作品をつくることができて大満足です。舞台美術が立体アート的で、セリフがほとばしっていて、俳優の魅力が満載。iakuの“ラブコメ”をぜひ楽しんでください」とコメントを寄せている。

東京公演は2025年7月6日(日) まで。その後、7月12日(土)・13日(日) に大阪・吹田市文化会館メイシアター中ホール、7月20日(日) に三重・四日市市文化会館第2ホール、8月2日(土)・3日(日) に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペースで上演される。

撮影：木村洋一

＜公演情報＞
iaku『はぐらかしたり、もてなしたり』