小川典子の“三大B”を堪能する

日本を代表するピアニストのひとり、小川典子が、自らがアドバイザーを務めるミューザにおいて、5年ぶりのソロリサイタルを開催する。この注目すべき公演プログラムに選ばれたのは“三大B”だ。



一般的に”三大B”といえば、「バッハ、ベートーヴェン、ブラームス」。いわゆる“ドイツ三大B”をイメージすることがほとんどだが、今回の小川典子の選曲はひと味違う。べートーヴェン、ブラームスに、ハンガリーの作曲家バルトークを加えた”三大B“であるところが興味深い。



「今回のプログラムは、私にとってセーフティーゾーンから新しい境地へ踏み出す構成となっています。ピアノを打楽器のように操るバルトークの迫力あるソナタ。聴力を失ってなお、人間を超える高みに達したベートーヴェンの後期作品から作品109。そして、ブラームスの作品117,118,119。ブラームスが言葉にできなかった、深い感情が詰まった最晩年ピアノ小品集です」という小川本人の言葉からは、今回の公演にかける強い意欲と熱い思いが感じられる。



1987年の「リーズ国際ピアノ・コンクール」3位入賞以来、40年近くに渡って国際的な活躍を展開してきた小川典子の新たな船出の瞬間を見逃すこと無かれ。



ホールアドバイザー小川典子企画
小川典子ピアノ・リサイタル「三大B」
~バルトーク・ベートーヴェン・ブラームス~

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2564429(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2564429&afid=P66)



2月28日(土) 14:00開演 13:20~13:40 プレトーク
ミューザ川崎シンフォニーホール



曲⽬
バルトーク:ピアノ・ソナタ BB 88 Sz 80
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 op. 109
ブラームス:3つの間奏曲 op. 117
ブラームス:6つの小品 op. 118
ブラームス:4つの小品 op. 119



小川典子(ピアノ)
リーズ国際ピアノコンクール入賞以来35年以上、英国と日本を拠点に国際的で多彩な活動を展開中。BISより40枚近いCDを発売。BBCプロムスに連続出演。

ポーランド放送響、モスクワ放送響、サンクトペテルブルグ響、BBC響など英国ツアーのソリストとして出演。イギリス、フランス、ドイツ、ポーランド、韓国ほか音楽祭に招聘されリサイタルやマスタークラスを行う。リーズ国際、グリーグ国際、クリーブランド国際コンクール審査員。2020~2024年浜松国際ピアノアカデミー音楽監督。第10~12回浜松国際ピアノコンクール審査委員長。2018~2024年国際音楽コンクール世界連盟役員。英国ギルドホール音楽院教授。東京音楽大学特任教授。ミューザ川崎シンフォニーホールアドバイザー。ジェイミーのコンサート主宰。文化庁芸術選奨新人賞受賞。著書「夢はピアノとともに」。
訳書「静けさの中から」。

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