『VOICARION 10周年記念公演』製作発表会見が1月21日、都内で行われ、原作・脚本・演出の藤沢文翁をはじめ、出演する井上和彦、緒方恵美、置鮎龍太郎、沢城みゆき、島﨑信長、高木渉、竹下景子、浪川大輔、日髙のり子、平田広明、牧島輝、山口勝平、山寺宏一(50音順)という豪華出演陣が勢ぞろいした。
高木渉
山口勝平
置鮎龍太郎
島﨑信長
牧島輝
劇作家・演出家の藤沢文翁と東宝株式会社がタッグを組んだ『VOICARION』は、役者がマイクの前に立ち、台本を持って演じる朗読スタイルの舞台シリーズ。
東京・シアタークリエをホーム劇場としながら、福岡・博多座、東京・明治座、大阪・新歌舞伎座、愛知・御園座など全国各地で上演を重ね、2020年には東京・帝国劇場でも上演。帝劇で上演された唯一の朗読劇として日本の舞台芸術史にも名を刻んだ。今回、10周年を記念してこれまでに上演した全9作品のうち7作品が一挙に上演される。
藤沢は「ひとりでは、ここまで来られなかった10年間」と感謝を伝え、飲み友達でもあるという山寺から“現代のシェイクスピア”と評されると、思わず照れ笑い。
藤沢文翁
その山寺は「僕の自慢は、誰よりも先に藤沢文翁に出会って仕事をしていること」と胸を張り、「世界唯一の、こだわり抜いた朗読劇で、逆に役者の力が試される。10周年はあくまで通過点で、永遠に続いていくんじゃないかと思う」とさらなる飛躍に期待を寄せる。
山寺宏一
井上は「いまや朗読劇のトップを走る『VOICARION』に出ていなければ、一流の声優とは言えない風潮があるので、呼んでいいただき光栄。演者もそうですけど、お客様も朗読劇を見る姿勢や文化ができてきた。頑張って演じます」と意欲満々。
井上和彦
緒方は「お客様が作品づくりに参加し、頭の中で完成するのが、一番いい朗読劇。皆さん、温かくて情熱的にお仕事してくださる人ばかりで、(観客の)想像力を羽ばたかせる仕組みがある」と魅力を分析していた。
緒方恵美・
「お客様の想像力をお借りして、朗読劇が3次元を超えていける」(沢城)、「椅子に座って、共演する皆さんの演技を聞いているので、本当に聞き入って、涙が出そうになることも」(日髙)、「ほぼほぼ一歩も動かず、世界観を作り上げ、見ている皆さんにも想像力が伝わるのが『VOICARION』のすごいところ」(浪川)と、会見では『VOICARION』の魅力が熱く語られた。
沢城みゆき
日髙のり子
浪川大輔
また、竹下は「とても贅沢なステージで、ご覧になる皆さんにも豊かな時間になるはず。お客様の熱量もすごくて、それも最上級。ここでしか味わえない極上の空間」だと、ファンの熱意に感謝し、平田は「同じ物語でも、キャストが変わると印象も変わる。自分自身も同じ役を演じて、初めての解釈に出会ったり、まだまだ道半ば」だと進化を誓っていた。
竹下景子
平田広明
取材・撮影・文:内田涼
<公演情報>
『VOICARION 10周年記念公演』
原作・脚本・演出:藤沢文翁
【東京公演】
2026年2月14日(土)~17日(火)
上演作品:『信長の犬』
出演:
石川界人 井上和彦 緒方恵美 置鮎龍太郎 島﨑信長 鈴村健一 諏訪部順一 関俊彦 高木渉 豊永利行 中井和哉 浪川大輔 朴璐美 畠中祐 羽多野渉 平田広明 牧島輝 山口勝平 蘭寿とむ (50音順)
2026年2月19日(木)・20日(金)
上演作品:『孔明最後の一夜』
出演:
寿美菜子 諏訪部順一 高垣彩陽 高木渉 立木文彦 東地宏樹 牧島輝 緑川光 三宅健太 安元洋貴 山口勝平 (50音順)
会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
【福岡公演】
2026年3月28日(土)・29日(日)
上演作品:『スプーンの盾』
出演:
小野大輔 沢城みゆき 高木渉 豊永利行 日髙のり子 平田広明 三石琴乃 安元洋貴 山口勝平 山寺宏一 (50音順)
会場:博多座
【東京公演】
2026年4月
上演作品:『女王がいた客室』『龍馬のくつ』『GHOST CLUB』
会場:シアタークリエ
【愛知公演】
2026年5月
上演作品:『拾弐人目の服部半蔵』
会場:COMTEC PORTBASE
【大阪公演】
2026年5月
上演作品:『スプーンの盾』
会場:サンケイホールブリーゼ
関連リンク
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/voicarion-xx/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2564587&afid=P66)
公式サイト:
https://www.tohostage.com/voicarion/10th/
小野大輔、上川隆也ら、製作発表に参加できなかったキャストからコメントが到着!
■石川界人
VOICARION10周年公演に参加させていただけて光栄です。
拾弐人目の服部半蔵の弥助役から参加させていただき、スプーンの盾ではカレーム役で出演させていただきました。
VOICARIONは圧倒的な音楽と演出、そして何よりも重厚なドラマで声優朗読界に衝撃をもたらした企画だと思います。
参加するたびに新しい発見があり、公演ごとに新しい感動がある、素晴らしいエンターテイメントに関わることができて本当に幸せです。
今回の記念公演では信長の犬に出演させていただきます。
自分にとってはまだ未経験の物語に出会える喜びを噛み締めながら、演じる役に向き合っていきたいと思います。
■井上喜久子
『 VOICARION 』10周年おめでとうございます!
「スプーンの盾」に出演させていただき毎回思うのは、この朗読劇には沢山の「素敵!」が溢れているということです。
美しく奏でられる音楽や重厚であたたかな演出、毎回変わる出演者から生み出される化学反応のような瞬間、愛情溢れるスタッフの皆さま、お客様からの惜しみない拍手。
出演者の1人でありながら沢山の感動をいただき、毎回ありがたい気持ちでいっぱいになります。
「マリー」という愛しい役を、これからも精一杯の想いを込めて演じたいと思います。
藤沢文翁さんの素晴らしい脚本が、これから先も革新的で美しい朗読舞台になりますよう心よりお祈りしております。
そして皆様と劇場でお会いできるのを楽しみにしています!
■小野大輔
VOICARION10周年おめでとうございます。この舞台に上がるたびに素晴らしい出会いを経験してきました。演技、音楽、演出、舞台を支えるすべてのスタッフがプロフェッショナルであり、何よりお互いを尊敬しあう現場。この舞台に相応しい役者でいたい。そう思いながらオファーを待つ日々。この舞台に立つことは光栄であり誇りです。ありったけの感謝を込めて務めさせてもらいます。
小野大輔
■上川隆也
先ずは寿ぎを。
『10周年、おめでとうございます』
このような企画・公演が単一フォーマットのまま10年も続く事は、平らかに見ても決して容易な事ではありません。それを可能にしたのは、一つ一つの物語の魅力や作品毎に織りなされる趣向の凝らされた演出、至上のミュージシャン達の奏でる妙なる調べに加えて、声優の皆さんが表現者として勝ち得た今日の揺るぎない評価など、幾つも数える事が出来るでしょうが、それでも最も大きいのは藤沢文翁氏の人物に他ならないと考えます。
紐解けば腰を抜かしてしまいそうな来歴の持ち主でいながら、それを微塵も感じさせない温厚で柔和な居佇まいと、誇示する訳でもなく溢れる知性と感性。それらを湛える創造の泉から生み出される物語に散りばめられた多種多様な切り口やテーマ。『Mr.Prisoner』で初めて知己を得てから今日まで、その確信は強まるばかりです。
今や友人としても気の置けない彼が紡ぎ出したVOICARIONの第一弾に関われた事は、実に幸運な出来事でした。山寺さん、林原さんも交え過ごした掛け替えのない時間の中で、演者としての在り方に一石を投じて貰えたと感じたのは、決して大袈裟ではなく事実です。その見てくれは小さいかも知れませんがズシリと重い石を携えながら、今一つ一つの芝居と向き合っています。
(その一石が何だったのかの説明は冗長に流れますので割愛します)
これまで携わった数多の作品とは少し違う、特別な視線で見つめてきた『VOICARION』。その10周年に当たり、今回新たな役柄として参加出来る事は、光栄であると同時に、大いなる挑戦でもあります。個人的にも思い入れのある『かの人物』に、声だけでにじり寄る。この震えは決して武者震いだけでは無いようです。
『龍馬のくつ』坂本龍馬。想いも新たに演じたいと思います。
上川隆也
■寿美菜子
この度はVOICARION 10周年おめでとうございます!マジ寿!!
この記念すべきタイミングで、私にとっては初めましての演目『孔明最後の一夜』に、姜維・馬謖役として出演することができて光栄です。
今まで拝見させてもらったVOICARION の作品は、ヨーロッパが舞台のものが多く、今作はアジアが舞台ということなので、それに伴って音楽や演出、衣装も含めてとても楽しみです。
姜維・馬謖、それぞれの魅力を丁寧に紡いでいけるように誠心誠意向かわせてもらいます。
■鈴村健一
VOICARION『信長の犬』で豊臣秀吉を演じた経験を経て、今回は太田資正という役に挑みます。資正は犬が大好きな人物で、その設定を知ったとき、思わず嬉しくなりました。
僕自身、犬と過ごす時間が生活の一部であり、気持ちが自然と整う瞬間でもあります。
資正の犬への想いが、そのまま人としての在り方につながるような芝居を、声だけで表現できたらと思っています。
■諏訪部順一
私のVOICARION初舞台は2017年の『GHOST CLUB』。以降、数々の作品に携わらせていただきました。配信のみもカウントに入れるのであれば、これまでの出演数はおそらく66回。
■関俊彦
VOICARION、おめでとうございます。
私が初めてVOICARIONのステージに立たせていただいたのは『スプーンの盾』という作品でした。とにかく、藤沢文翁さんの緻密な台本構成と演出に驚かされ、素敵な共演者の皆さんとともに、VOICARIONの世界に没入できた事を心から幸せに思っています。見る者の心に響く、こんなにも刺激的な音楽朗読劇。10年という時を超えて、この先も永く続いてゆくことを願ってやみません。今回の10周年公演で参加する「信長の犬」もたいへん楽しみです。
■高垣彩陽
VOICARION10周年おめでとうございます。
私は今まで、リモートシアター『ル・レーヴ』『女王がいた客室』『スプーンの盾』に出演させていただきました。
今回は初めて『孔明最後の一夜』に参加します。
素晴らしい演奏と共に奏でるその日限りの予測不能で刺激的なセッション。
楽しくて、楽しくて、どうしたらいいかわからなくなるくらい! 心が躍り、震えた…いくつもの景色と感情が残っています。
まさに「こんな人…ふたりといる?」と問いたくなるような藤沢文翁さん。
文翁さんがいる時代に生きてて良かった!
あたたかな作品と愛に溢れるカンパニーに、私自身救われてきました。
〝人を喜ばせたい〟という純粋な願いを大切にしながら、出演者として、いちファンとして、皆様と一緒に10周年のお祭りを楽しみたいです!
どうぞよろしくお願いします!
高垣彩陽
ps.
長くなってごめんなさい! 想いをしたためていたら原稿用紙一枚では済まない文字数になってしまったのでこれでも削りました。
いやー〝テン〟ション上がっちゃいますね!10周年だけにー!
■立木文彦
10周年!おめでとうございます!
記念すべき周年の舞台に、出演者としてお祝いできることは最上の喜びです。この10年の継続は必然!制作陣の素晴らしい志と現場での気配りの賜物だと思います。
自身初VOICARIONは『拾弐人目の服部半蔵』でしたが、その和の物語を軽く超越した題材に衝撃を受け、その後、『スプーンの盾』で洋の物語のスタイリッシュさにも心打たれ、舞台上で演者として歴史朗読の壮大な面白さを体感できたこともVOICARIONのお陰、朗読劇という一見静謐なものを、演劇エンタに昇華してきた功績は唯一無二!この先の進化も楽しみにしています。
今回そんなメモリアル公演の一員になれるということだけでも自分的勝利!己が全身全霊をかけ楽しみ、演り尽くします。
■豊永利行
VOICARION10周年、おめでとうございます!
2020年の「信長の犬」から6年もの間お世話になっております。
VOICARIONに出演させていただき、先輩方と表現をぶつけ合い、お客様に生の朗読をお届けさせてもらいながらも、気が付けばそれは、僕の毎年の楽しみになっています。
今後も末永く続いてほしい…そしてあわよくば豊永を使い続けていただけたら…そんなに幸せな事はございません。
10年という節目に、微力ながら華を添えさせていただければと思います。
そして、また「彼ら」に出会えるのを心待ちにしております。
■中井和哉
VOICARION10周年おめでとうございます。また出演させていただけますことを心から嬉しく思っています。
私にとってVOICARIONは、この上なく贅沢な時間です。「豊醇」と表現したくなるような厚みのあるストーリー、美しい音楽に時には包み込まれ、時には背中を押され、絢爛たるセットや舞台効果にも陶然とさせられます。
そしてなんといっても共演する皆さんの素晴らしさ。濃厚なセリフのやりとりが本当に有り難く、同じ作品に違う共演者、違う役柄で臨むことによる味わいの変化も貴重な経験です。
もちろん、この舞台の全てはお客様のためにありますが、出演者の私も満ち足りた気持ちにさせてもらえるのがVOICARION。感謝の念を持って努めさせていただきます。
■朴璐美
VOICARION 10周年、誠におめでとうございます。
私にとってVOICARIONは、宝箱のような存在です。
赤い別珍の本をそっと開くと、そこには藤沢文翁が紡ぎ出す言葉という原石が散りばめられている。
その原石を、スタッフ、ミュージシャン、役者たちが、それぞれの情熱を携えた研磨師となって磨き上げ、
多彩に、そして眩い宝石へと仕立て、お客様のもとへ届けていく――
その時間は、刺激的であり、同時にとても豊かです。
このかけがえのない時を共有できることに、心からの感謝を込めて。
10周年という節目、また異なる輝きを放つ宝石として仕立て上げ、皆さまにお届けいたします。
どうぞ、楽しみにしていてくださいませ……。
■畠中祐
VOICARION 10周年おめでとうございます!
文翁さんとは、アニメ「MARS RED」で知り合いました。
オーディションの日がもう忘れられなくて、一通り台詞を言い終わったあと、
まず、情景の話をしてくれました。
「雪が静かに降っていて、空気はキンと冷えていて、目の前ちょうど3メートルくらい先に、あなたの想い人が立っています。その中でその子に声をかけてあげてください。」
これは僕の言葉になっちゃってて、文翁さんのディレクションはもっと繊細で細やかだったのですが…。
そのディレクションをもらった時とても感動しました。
無茶苦茶嬉しかった。
この人の現場はさぞ芝居が面白いだろうなぁ、いいなぁと心から思いました。
そこからこうして、朗読劇にも出させてもらえるようになったこと、心からの感謝です。
精一杯頑張ります。
何卒よろしくお願いします。
■林原めぐみ
VOICARION10周年おめでとうございます。そして光栄な事に、龍馬の靴の再演…。とはいえ、またあの激動の時代と対峙するのか、あの飛び散った血を見る事になるのかと、心の痛みと共に、素直に喜べない気持ちが否めません。
それでも彼が彼であった時間は愛おしい。龍馬はとてもいい匂い。灼熱のような、陽だまりのような、土埃と汗が入り混じった、子犬のような…。
脚本から音楽から照明から衣装からセリフという名の我々の会話から、匂い立つ時代の香りを是非体感しにいらしてくださいませ。
■安元洋貴
VOCARIONの思い出はたくさんあります。
無観客になる前日のあの空気。無観客だったけど皆様からのメッセージのおかげで無観客じゃなかった公演。帝国劇場で感じた壇上の皆の決意。福岡の地で全身の血が沸騰するんじゃねぇか?と思ったほどの絶叫。あと半ズボンとかも笑。語り尽くせないんですよ。毎回必ずドラマがあるから。それも素敵な。
これも全て、スタッフの皆様、脚本演出の文翁さんが尋常じゃなく本気だから。その想いが我々演者に伝播し、見に来て下さる皆様にもそれが伝わっていく。そうなんです。劇場も、客席の皆様も、全部VOCARIONの一部なんですよ。だから、たまらないんです。だから、毎回素敵なんです。
だから、
「10周年、おめでとうございます。」
この言葉は客席に来て下さる皆様への言葉でもあるんです。
そしてこの言葉もVOCARIONに関わる全ての人への言葉です。
「これからもよろしくお願いいたします。」
心からそう思います。
さぁ今年も、今回も、この先も、良い時間を皆で作っていきましょう。

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